工学実験Ⅱ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 工学実験Ⅱ
科目番号 0049 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 4
教科書/教材 なし
担当教員 古川 翔大

到達目標

実際の問題を用いて,これまでに学習した知識をどのように応用するのか学ぶ.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1提示されてプログラムの内容を理解し,それを説明することができる.提示されたプログラムの内容を理解することができる.提示されたプログラムの内容を理解することができない.
評価項目2提示されたプログラムのアルゴリズムを理解し,それを説明することができる.提示されたプログラムのアルゴリズムを理解することができる.提示されたプログラムのアルゴリズムを理解することができない.
評価項目3指示された内容に沿った効率的なプログラムの作成ができる.指示された内容に沿ったプログラムの作成ができる.指示された内容に沿ったプログラムの作成ができない.
評価項目4グループ内での役割を見つけ,遂行することができる.またグループ内での進捗を管理することができる.グループ内での役割を見つけ,遂行することができる.グループ内での役割を見つけ,遂行することができない.

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-b 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
講義で学ぶ「理論」の意味を自らの手足を動かして体験的に理解することにより、実践的な能力を育てる基礎となる。1i情報基礎と1i情報処理I、2i情報処理Ⅱの内容理解は必須であり、実験テーマはこれらの科目の修得と内容理解を前提に設定してある。また、3i情報処理Ⅲの内容も適宜必要になる。
授業の進め方・方法:
指示された実験を行い、レポートを提出する。あらかじめ指導書を精読し実験に臨むこと。自主的、積極的に実験に取り組み、不明な点は教員に質問すること。実験の内容を十分に理解してから報告書を執筆し、期限内に提出すること。
注意点:
不適切なレポートは再提出が要求される。情報工学科の工学実験評価規定に留意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・準備 プログラムの作成環境やオセロゲームについて説明し,簡単なプログラムを作成する.
2週 プログラミングによる実験1 プログラミングによりオセロゲームにおける盤面を表示する関数とキーボードからの入力を受け付ける関数を作成する.
3週 プログラミングによる実験1 プログラミングによりオセロゲームにおける盤面を表示する関数とキーボードからの入力を受け付ける関数を作成する.
4週 プログラミングによる実験2 入力されたマスの位置に駒を配置できるかを確認するプログラムを作成し,配置された駒によって盤面を変更するプログラムを作成する.
5週 プログラミングによる実験2 入力されたマスの位置に駒を配置できるかを確認するプログラムを作成し,配置された駒によって盤面を変更するプログラムを作成する.
6週 プログラミングによる実験3 オセロにおけるパスを実装し,盤面の状態からゲームの終了判定を行うプログラムを作成する.
7週 プログラミングによる実験3 オセロにおけるパスを実装し,盤面の状態からゲームの終了判定を行うプログラムを作成する.
8週 プログラミングによる実験3 オセロにおけるパスを実装し,盤面の状態からゲームの終了判定を行うプログラムを作成する.
4thQ
9週 プログラミングによる実験4 現在のオセロの盤面から,ある基準に基づいて最善手を探索する関数を作成する.
10週 プログラミングによる実験4 現在のオセロの盤面から,ある基準に基づいて最善手を探索する関数を作成する.
11週 プログラミングによる実験4 現在のオセロの盤面から,ある基準に基づいて最善手を探索する関数を作成する.
12週 プログラミングによる実験5 グループで強いオセロプログラムの作成をする.
13週 プログラミングによる実験5 グループで強いオセロプログラムの作成をする.
14週 プログラミングによる実験5 グループで強いオセロプログラムの作成をする.
15週 実験の取り組み方やレポートの作成法 実験の取り組み方やレポートの作成法を理解する
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学整式の加減乗除の計算や、式の展開ができる。3
因数定理等を利用して、4次までの簡単な整式の因数分解ができる。3
分数式の加減乗除の計算ができる。3
実数・絶対値の意味を理解し、絶対値の簡単な計算ができる。3
平方根の基本的な計算ができる(分母の有理化も含む)。3
解の公式等を利用して、2次方程式を解くことができる。3
因数定理等を利用して、基本的な高次方程式を解くことができる。3
簡単な連立方程式を解くことができる。3
無理方程式・分数方程式を解くことができる。3
1次不等式や2次不等式を解くことができる。3
恒等式と方程式の違いを区別できる。3
2次関数の性質を理解し、グラフをかくことができ、最大値・最小値を求めることができる。3
分数関数や無理関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
簡単な場合について、関数の逆関数を求め、そのグラフをかくことができる。3
累乗根の意味を理解し、指数法則を拡張し、計算に利用することができる。3
指数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
指数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
対数の意味を理解し、対数を利用した計算ができる。3
対数関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
対数関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
三角比を理解し、簡単な場合について、三角比を求めることができる。3
一般角の三角関数の値を求めることができる。3
角を弧度法で表現することができる。3
三角関数の性質を理解し、グラフをかくことができる。3
加法定理および加法定理から導出される公式等を使うことができる。3
三角関数を含む簡単な方程式を解くことができる。3
2点間の距離を求めることができる。3
2つの直線の平行・垂直条件を利用して、直線の方程式を求めることができる。3
簡単な場合について、円の方程式を求めることができる。3
放物線、楕円、双曲線の図形的な性質の違いを区別できる。3
関数の増減表を書いて、極値を求め、グラフの概形をかくことができる。3
極値を利用して、関数の最大値・最小値を求めることができる。3
簡単な場合について、関数の接線の方程式を求めることができる。3
2次の導関数を利用して、グラフの凹凸を調べることができる。3
関数の媒介変数表示を理解し、媒介変数を利用して、その導関数を求めることができる。3
不定積分の定義を理解し、簡単な不定積分を求めることができる。3
置換積分および部分積分を用いて、不定積分や定積分を求めることができる。3
定積分の定義と微積分の基本定理を理解し、簡単な定積分を求めることができる。3
分数関数・無理関数・三角関数・指数関数・対数関数の不定積分・定積分を求めることができる。3

評価割合

レポート取組合計
総合評価割合7030100
専門的能力7030100