電子計算機Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 電子計算機Ⅰ
科目番号 0058 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 コンピュータアーキテクチャの基礎,柴山潔,近代科学社,日経エレクトロニクス,トランジスタ技術,インターフェイス
担当教員 原 崇

到達目標

電子計算機のハードウェアの構造,動作原理の基本について説明できるようにする.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ノイマン型コンピュータのハードウェア構成を説明できる.コンピュータシステムの全体像のイメージを説明できる.ハードウェアとソフトウェアの役割を説明できない.
評価項目2アセンブラでプログラムを記述できる.コンピュータの命令セットとCPUの全体像を説明できる.基本的な命令セットとCPUの構成要素を説明できない.
評価項目3浮動小数点の数値データについて説明できる.コンピュータの数値データを説明できる.基数変換ができない.
評価項目4コンピュータで使用する高度な回路を設計できる.コンピュータ設計で使用する標準的な回路を設計できる.基本的な組み合わせ回路と順序回路を設計できない.
評価項目5制御部の割り込みについて説明できる.コンピュータ設計の中心部である制御部を説明できる.マシン命令の処理順序を説明できない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
電子計算機のハードウェアの構造,動作原理の基本について説明できるようにする.
授業の進め方・方法:
教科書を使用して座学による授業で進める.
注意点:
論理回路の知識が必要である.本科目は3学年と4学年の工学実験の理論的な説明になっているので十分な理解が必要である.授業の始めに前週の重要事項の小テストを実施する.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータアーキテクチャとは ・コンピュータシステムの全体像のイメージやハードウェアとソフトウェアの機能分担を説明できる. 
・コンピュータ技術の歴史とコンピュータアーキテクチャを説明できる.
・ノイマン型の基本ハードウェア構成を説明できる.
2週 コンピュータアーキテクチャとは
3週 コンピュータアーキテクチャとは
4週 コンピュータアーキテクチャとは
5週 コンピュータアーキテクチャとは
6週 コンピュータアーキテクチャとは
7週 基本アーキテクチャ ・コンピュータシステムの心臓部に相当するCPUの全体像を説明できる
・命令セットアーキテクチャを説明できる.
・アセンブラを記述できる.
8週 基本アーキテクチャ
2ndQ
9週 基本アーキテクチャ
10週 基本アーキテクチャ
11週 基本アーキテクチャ
12週 基本アーキテクチャ
13週 基本アーキテクチャ
14週 基本アーキテクチャ
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として認知する.
16週
後期
3rdQ
1週 コンピュータにおける数表現 ・コンピュータの数値データを説明できる
・r進数表現を説明できる.
・固定小数点と浮動小数点を説明できる.
・2進コードを説明できる.
2週 コンピュータにおける数表現
3週 コンピュータにおける数表現
4週 コンピュータにおける数表現
5週 論理回路 ・コンピュータハード設計で使用する回路を記述できる
・ブール代数と論理演算を説明できる.
・組み合わせ回路や順序回路を記述できる.
6週 論理回路
7週 論理回路
8週 論理回路
4thQ
9週 制御アーキテクチャ ・コンピュータハード設計の中心部である制御部や制御アーキテクチャを説明できる.
・コンパイラ/OSとのインターフェイスを説明できる.
・割り込みを説明できる.
10週 制御アーキテクチャ
11週 制御アーキテクチャ
12週 制御アーキテクチャ
13週 制御アーキテクチャ
14週 制御アーキテクチャ
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として認知する.
16週

評価割合

試験小テスト態度合計
総合評価割合70300100
基礎的能力0000
専門的能力70300100
分野横断的能力0000