到達目標
本科目は,進歩の著しいマイクロプロセッサのアーキテクチャを理解し,説明できることを目標とする.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 並列処理の基本とスーパースカラの概念について説明でき,問題を解くことに応用できる. | 並列処理の基本とスーパースカラの概念について説明できる. | 並列処理の基本とスーパースカラの概念の一部について説明できる. |
評価項目2 | キャッシュのメカニズムについて説明でき,問題を解くことに応用できる. | キャッシュのメカニズムについて説明できる. | キャッシュのメカニズムの一部について説明できる. |
評価項目3 | MMUの基礎と実際について説明でき,問題を解くことに応用できる. | MMUの基礎と実際について説明できる. | MMUの基礎と実際の一部について説明できる. |
評価項目4 | 低消費電力技術の原理について説明でき,問題を解くことに応用できる. | 低消費電力技術の原理について説明できる. | 低消費電力技術の原理の一部について説明できる. |
評価項目5 | 高速化技術の基礎について説明でき,問題を解くことに応用できる. | 高速化技術の基礎について説明できる. | 高速化技術の基礎の一部について説明できる. |
評価項目6 | 最近のプロセッサの動向について説明でき,問題を解くことに応用できる. | 最近のプロセッサの動向について説明できる. | 最近のプロセッサの動向の一部について説明できる. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電子計算機Ⅰ(3年次)と電子計算機Ⅱ(4年次前期)で学んだ計算機の構成と動作の基礎知識を基に,本科目では近年における身近なマイクロプロセッサを対象に,計算機アーキテクチャについてさらに詳しい内容を修得する.情報分野の技術者として社会へ出る前に,修得しておくべき内容である.
授業の進め方・方法:
教科書を用いた座学にて授業を進める.
注意点:
使用する教科書は,社会で役立つ実務的で実践的な技術解説書である.授業項目1~6では基礎(復習を含む)と実際(各社のプロセッサの実例)を学ぶ.毎回,予習や課題を含む復習として,210分以上の自学自習が必要である.定期試験はノート持込可で行う.電子計算機Ⅱ(4年次前期)における授業項目7.「パイプライン処理の概念と実際」を後期中間試験の試験範囲に含む.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
並列処理の基本とスーパ ースカラ |
スーパースカラの概念と実際について説明できる.
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2週 |
並列処理の基本とスーパ ースカラ |
スーパースカラの概念と実際について説明できる.
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3週 |
並列処理の基本とスーパ ースカラ |
スーパースカラの概念と実際について説明できる.
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4週 |
キャッシュのメカニズム |
キャッシュ構造の違いと動作,および実際の構成について説明できる.
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5週 |
キャッシュのメカニズム |
キャッシュ構造の違いと動作,および実際の構成について説明できる.
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6週 |
キャッシュのメカニズム |
キャッシュ構造の違いと動作,および実際の構成について説明できる.
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7週 |
MMUの基礎と実際 |
仮想記憶とメモリ保護機能の実現,MMUの実例について説明できる.
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8週 |
MMUの基礎と実際 |
仮想記憶とメモリ保護機能の実現,MMUの実例について説明できる.
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4thQ |
9週 |
低消費電力技術の原理 |
携帯機器,動作電圧,クロックについて説明できる.
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10週 |
低消費電力技術の原理 |
携帯機器,動作電圧,クロックについて説明できる.
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11週 |
高速化技術の基礎 |
動作周波数の上限について説明できる.
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12週 |
高速化技術の基礎 |
動作周波数の上限について説明できる.
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13週 |
最近のプロセッサの動向 |
最近のプロセッサの動向の概要について説明できる.
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14週 |
最近のプロセッサの動向 |
最近のプロセッサの動向の概要について説明できる.
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違えた部分を自分の課題として把握 する(非評価項目).
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 態度 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |