到達目標
本科目では,オペレーティングシステム(以下OS)の機能と構造について理解する.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
オペレーティングシステムの概念 | コンピュータシステムとオペレーティングシステムの概念、構成、実現方法を説明できる。 | オペレーティングシステムの概念を説明できる。 | オペレーティングシステムの概念を説明できない。 |
ネットワーク通信の概念 | ネットワーク通信の概念、方法を説明できる。 | ネットワーク通信の概念について説明できる。 | ネットワーク通信の概念について説明できない。 |
セキュリティの概念 | セキュリティの概念、方法を説明できる。 | セキュリティの概念を説明できる。 | セキュリティの概念を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は、企業で組込機器開発、ネットワーク運用・構築、情報セキュリティを担当していた教員が、その経験を活かし、オペレーティングシステムの仕組み、ネットワーク通信、暗号、認証、情報セキュリティ等について講義(実習、実験)形式で授業を行うものである。本科目を修得した場合,OSを理解する基礎となる.
授業の進め方・方法:
本科目においては,OSの基本機能と,より高度なサービスを提供するサブシステムに分けて講義をおこなう.学生はこれらの各部分に確実な理解が求められる.
注意点:
講義内容を習得するために,毎回,予習や演習問題等の課題を含む復習として60分以上の自学自習が必要である.〔授業(90分)+自学自習(60分)〕×30回
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
OSとは |
OSの概念を説明できる
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2週 |
実行管理 |
実行主体,実行状態,割込み,スケジューリングについて説明できる
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3週 |
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4週 |
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5週 |
ファイルシステム |
ファイルシステムの機能,名前空間,ファイルの属性や内容領域管理,耐故障性について説明できる
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6週 |
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7週 |
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8週 |
ネットワーク1 |
OSI参照モデル,TCP/IPについて説明できる
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
ネットワーク2 |
プロトコルについて説明できる
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11週 |
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12週 |
ネットワーク3 |
HTTP,メールの通信について説明できる
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13週 |
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14週 |
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
暗号 |
暗号について説明できる
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2週 |
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3週 |
認証 |
認証について説明できる
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4週 |
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5週 |
保護 |
保護について説明できる
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6週 |
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7週 |
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8週 |
脆弱性 |
脆弱性について説明できる
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4thQ |
9週 |
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10週 |
セキュリティ |
セキュリティ、攻撃、防御について説明できる
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11週 |
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12週 |
ログ |
ログについて説明できる
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13週 |
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14週 |
構成と事例 |
運用と管理,様々なOSの事例について説明できる
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 態度 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 80 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |