システム工学

システム工学は、システムの設計、制御、および効率などを研究する学問である。本科目は、制御という立場から見たときのシステムの取り扱いについて修得する．前半でシステム制御の基礎を，後半で前半の基礎を踏まえた上でシステム制御の概論を理解することを目的とする．

本科（準学士課程）の学習・教育到達目標 3-c 説明

概要:

システム工学の中のシステム理論を中心に授業を進める。

授業の進め方・方法:

配布プリントを埋める形で授業は進める。なお、中間試験を授業中に実施する。

注意点:

講義内容をよく理解するために，毎回，配布プリント等を参考に2時間程度の予習をしておくこと．また，講義終了後は，演習問題の課題など、毎回、自学自習（240分）に取組むこと．疑問点があれば，その都度質問すること．

アクティブラーニング	ICT 利用	遠隔授業対応	実務経験のある教員による授業

		週	授業内容	週ごとの到達目標
前期
	1stQ
		1週	システム制御工学の基礎	制御システムを微分方程式で表すことができる。
		2週	伝達関数	伝達関数を理解し、求めることができる。
		3週	ブロック線図	システムをブロック線図に描くことができる。
		4週	基本要素	比例要素、微分要素、積分要素について説明できる。
		5週	一次遅れ要素	一次遅れ要素について説明できる。
		6週	過渡応答	過渡応答を求めることができる。
		7週	周波数応答１	ナイキスト線図を描くことができる。
		8週	伝達関数に関する確認試験	伝達関数に関する問題を解くことができる。
	2ndQ
		9週	周波数応答２	ボード線図ならびにボード線図の折れ線近似で特性を描くことができる。
		10週	システムの安定性	システム安定を判別することができる。
		11週	状態変数表現	伝達関数表現と状態変数表現の違いを説明できる。
		12週	システム行列	システムを状態変数で表現することができる。
		13週	システム行列と伝達関数	状態方程式、出力方程式から伝達関数を求めることができる。
		14週	状態変数表現による時間応答	システムの時間応答を求めることができる。
		15週	システム制御工学のまとめ	各試験において間違えた部分を自分の課題として把握することができる。
		16週