情報通信工学

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報通信工学
科目番号 0077 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 基礎からの通信ネットワーク 井上伸雄著 オプトロニクス社
担当教員 濱川 恭央

到達目標

通信ネットワークの歴史と発展を踏まえ,通信ネットワークの歴史・原理・構成及び基本的な情報通信の原理,構成,プロトコル,無線通信の原理,設計・制御の基礎となる理論・技術を習得する

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
電話をかける仕組みについて説明できる電話網、電話番号(アドレス)を理解し、回線網と制御網の仕組みについて説明できる電話網、電話番号(アドレス)を理解し、電話をかける仕組みについて説明できる電話網、電話番号(アドレス)を理解し、電話をかける仕組みについて説明できない
ISDNの特徴と概要を説明できるN-ISDNとATMを用いたB-ISDNの特徴と概要を説明できるISDNの特徴と概要を説明できるSDNの特徴と概要を説明できない
パケット交換について説明できる回線交換とパケット交換(蓄積交換)、ATM交換について説明できる回線交換とパケット交換(蓄積交換)について説明できるパケット交換について説明できない
フレームリレー、セルリレーについて説明できる伝送であるフレームリレー、ベーストデータを交換するセルリレーについて説明できるフレームリレー、セルリレーについて説明できるフレームリレー、セルリレーについて説明できない
インターネットにおけるルーティングプロトコルについて説明できるルーティングプロトコルで扱うAS,RIP,OSPF,BGPの動作について説明できるインターネットにおけるルーティングプロトコルについて説明できるインターネットにおけるルーティングプロトコルについて説明できない
ADSL,FTTHについて説明できるADSLの利点と欠点、FTTHによるインターネットの高速化について説明できるADSL,FTTHについて説明できるADSL,FTTHについて説明できない
無線LAN、SKYPE、光通信、移動通信について説明できる無線LAN、SKYPEの、光通信、移動通信のそれぞれの特徴について説明できる無線LAN、SKYPE、光通信、移動通信について概要を説明できる無線LAN、SKYPE、光通信、移動通信について説明できない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
通信ネットワークの歴史と発展を踏まえ,通信ネットワークの原理・構成及び設計・制御の基礎となる理論・技術を習得する.固定電話、移動体通信、携帯電話、FAX、光通信、ISDN、ADSL、WDM-LAN、ATM技術、無線通信、無線LAN(WiFi)、Bluetooth通信について説明する
授業の進め方・方法:
基本的に教科書に沿って講義する.最新の通信技術は、RFCやIEEEを参照して説明する.
注意点:
講義の内容は必ず各自十分に復習を行なっておくこと.授業で修得する内容とそれを確かなものにする演習も予定する.従ってレポート等は確実に提出し,毎回,予習や課題を含む自学自習が必要である.

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 電話網のしくみ 伝送路と交換機について理解し,説明することが出来る.
2週 電話網のしくみ 交換機、クロスコネクトについて理解し,説明することが出来る.
3週 電話網のしくみ 国際電話番号の仕組みについて理解し,説明することが出来る.
4週 ISDN ネットワークのデジタル化について理解し,説明することが出来る.
5週 ISDN B-ISDNについて理解し,説明することが出来る.
6週 パケット通信 パケット通信について理解することが出来る.
7週 パケット通信 回線通信とパケット通信の違いについて理解し,説明することが出来る.
8週 フレームリレーとセルリレー 回線交換以外のフレームリレーとセルリレーについて理解し説明することが出来る.
4thQ
9週 インターネットのしくみ プロトコルの概念、階層化の利点について理解し,説明することが出来る.
10週 インターネットのしくみ IP、ルーティング、ルーティングプロトコルについて理解し,説明することが出来る.
11週 ADSL ADSLの仕組みについて理解し,説明することが出来る.
12週 FTTH FTTHの仕組みについて理解し,説明することが出来る.
13週 専用線について 用線について理解し説明することが出来る.
14週 無線LANのしくみ 無線LANについて理解し説明することが出来る.
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000