到達目標
チーム開発演習を通してソフトウェアを中心とするシステム開発の現場で起こり得る問題点を予測できるようになる。また、チームメイトと協力しながら与えられた条件下で計画的に調査と開発を進め、Webサーバと情報通信ネットワークを利用したアプリケーション開発を分担できるようになる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
標準的な開発工程 | 標準的な開発工程の作業を状況に合わせて変更して、その作業を実施できた。 | 標準的な開発工程の作業を実施できた。 | 標準的な開発工程の作業を実施できなかった。 |
チーム開発における役割の理解 | 自分の担当する部分について,与えられた仕様よりも優れたソフトウェアを完成できた。 | 自分の担当する部分について、与えられた仕様を満足するソフトウェアを完成できた。 | 自分の担当する部分について、与えられた仕様を満足するソフトウェアを完成できなかった。 |
チーム開発における課題の理解 | 開発現場の可能性をいくつか列挙して,それぞれに応じて発生する可能性のある問題点を指摘できる。 | 特定の開発現場で発生する可能性のある問題点を指摘できる。 | 発生する可能性のある問題点を指摘できない。 |
成果発表会 | 成果発表会において、発表内容が他のチームよりも優れていた(総合的な発表の評価)。 | 開発したアプリケーションの機能と構造を説明できた。 | 開発したアプリケーションの機能と構造を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
説明
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-d
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教育方法等
概要:
大規模システム用のソフトウェアは膨大な量となるため小規模のプログラムとは本質的に異なる開発方法論が必要になる。本科目の受講生には、システム開発の現場で起こる問題点を予測できるようになることが求められる。また、チームメンバと互いに協力しながら与えられた条件下で計画的に調査と開発を進め、Webサーバと情報通信ネットワークを利用したアプリケーション開発の一部を分担できるようになることが求められる。なお、この科目は、企業でシステムエンジニア職にあった教員が、その経験を活かし、標準的な開発工程にもとづいてチームでソフトウェアを開発することについて、PBL形式で授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
まず主に座学でシステム開発論の概要および具体的な開発手法についての授業を行う。その後クラスを10名前後のチームに分け、問題解決型授業(PBL)の形で教員が提示した課題に取り組む。各チームにはリーダやサーバ担当などの係を置く。開発手法はウォーターフォールモデルとする。授業の最終回には各チームが開発した成果物を発表し相互に評価する。個人評価にはレポート評価と相互評価を含む。
注意点:
本科目は10名程度のチームによる開発作業を含む。受講する学生には、自発的に問題の発見と解決を行ってチームに貢献する態度が望まれる。必要な量の自学自習の時間を積極的に確保して担当分の開発作業を遅滞なく行うこと。 開発演習の評価にはグループの評価と個人の評価を含む。授業妨害行為および正当な理由のない欠席は、その程度に応じて授業態度分を減点する。従って、毎回、予習や演習問題等の課題を含む復習として240分以上の自学自習が必要である。〔授業(90分)+自学自習(240分)〕×15回
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
システム設計 |
システムエンジニアの業務と分類を示せる。
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2週 |
開発工程モデル |
代表的な開発モデルの特徴を示せる。
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3週 |
開発工程と作業内容 |
標準的な開発工程の作業内容を示せる。
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4週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 調査立案工程 □ 外部設計工程
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5週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 外部設計工程
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6週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 外部設計工程
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7週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 内部設計工程
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8週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 内部設計工程
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2ndQ |
9週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 内部設計工程
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10週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ コーディング工程
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11週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ テスト工程
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12週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ テスト工程
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13週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ テスト工程
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14週 |
チーム開発演習 |
課題にそって各開発工程の作業ができる。 □ 成果発表会
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15週 |
総括レビュー |
開発過程を振り返って今後の課題を把握する。
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16週 |
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評価割合
| 開発成果物 | 発表会 | 個人評価 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 10 | 40 | 100 |
専門的能力 | 50 | 10 | 40 | 100 |