| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 重力単位とSI単位の変換計算ができ、コンクリート、鋼材の強度や応力、弾性係数を理解し計算ができ説明できる。 | SI単位を理解し、コンクリートや鋼材の強度や応力、弾性係数を理解し説明できる。 | SI単位変換ができず、コンクリートや鋼材の強度や応力、弾性係数が理解できない。 |
評価項目2 | 建設材料が無機物あるいは有機物であるかを区別でき、応力およびひずみ,弾性と塑性を理解し説明でき、材料の弾性特性やフックの法則を説明できる。また、応力等の計算ができる | 建設材料の種類が説明でき、弾性と塑性を理解し説明でき、弾性係数やポアソン比を計算でき、フックの法則を用いて応力等の計算ができる。 | フックの法則を用いて応力等の計算ができない。 |
評価項目3 | コンクリート用骨材やセメント、混和材料について理解し説明でき、細骨材・粗骨材の密度,吸水率および単位容積質量等の物理的性質を理解し,それらの値を求め品質の評価ができる。 | コンクリート用骨材やセメント、混和材料の種類を説明でき、細骨材・粗骨材の密度,吸水率および単位容積質量等の値を計算できる。 | コンクリート用骨材やセメント、混和材料の種類を説明でき、細骨材・粗骨材の密度,吸水率および単位容積質量を説明できる。 |
評価項目4 | フレッシュコンクリートや硬化コンクリートの性質や特性について理解し、施工や養生の重要性を説明できる。コンクリートにおける空気や水の役割を説明できる。 | 硬化コンクリートの諸特性について説明できる。フレッシュコンクリートの諸性質および養生の必要性を理解し説明できる。 | 硬化コンクリートの圧縮強度を計算できる。フレッシュコンクリートの諸性質を説明できない。 |
評価項目5 | コンクリートの配合設計を理解し計算ができる。設計基準強度と配合強度の関係が理解でき、セメント水比の計算ができる。また、単位水量一定の法則を理解し説明できる。 | コンクリートの配合設計を理解し計算ができる。設計基準強度と配合強度の関係が理解でき、セメント水比の計算ができる。 | コンクリートの配合設計ができない。 |
評価項目6 | 鉄筋コンクリート構造物の劣化の歴史について,主要な事故とその原因を時代背景も含めて説明できる. | 鉄筋コンクリート構造物の劣化の歴史について,主要な事故とその原因を説明できる. | 鉄筋コンクリート構造物の劣化の歴史について,主要な事故とその原因を説明できない. |
評価項目7 | 維持管理の重要性,施工不良がもたらす劣化への影響についてライフサイクルと関連付けて説明できる. | 維持管理の重要性,施工不良がもたらす劣化への影響について説明できる. | 維持管理の重要性,施工不良がもたらす劣化への影響について説明できない. |
評価項目8 | 維持管理の手順について,事後保全と予防保全の違いを含めて説明できる. | 維持管理の手順について説明できる. | 維持管理の手順について説明できない. |
評価項目9 | コンクリート構造物の検査方法と非破壊検査方法,メリット・デメリットについて説明できる. | コンクリート構造物の検査方法と非破壊検査方法について説明できる. | コンクリート構造物の検査方法と非破壊検査方法について説明できない. |
評価項目10 | 中性化,塩害,アルカリシリカ反応,凍害などに起因する劣化現象とメカニズム,それに対する補修と予防対策についての説明と劣化予測ができる. | 中性化,塩害,アルカリシリカ反応,凍害などに起因する劣化現象とメカニズム,それに対する補修と予防対策について説明できる. | 中性化,塩害,アルカリシリカ反応,凍害などに起因する劣化現象とメカニズム,それに対する補修と予防対策について説明できない. |