到達目標
前期講義は,建設構造物の設計に必要な木構造,鉄筋コンクリート構造,鋼構造に関する基礎的内容を理解する。後期講義は,擁壁設計の基本的な手法を理解するとともに,これまでに学習した許容応力度設計法を使用して実際に設計を行う。実務的なExcelの利用方法を修得する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.木構造建築物の概要について説明できる。 | 木構造建築物の概要について,適切に(8割以上)説明できる。 | 木構造建築物の概要について,概ね(6割以上)説明できる。 | 木構造建築物の概要について説明できない。 |
鉄筋コンクリート造建築物の概要について説明できる。 | 鉄筋コンクリート造建築物の概要について適切に(8割以上)説明できる。 | 鉄筋コンクリート造建築物の概要について概ね(6割以上)説明できる。 | 鉄筋コンクリート造建築物の概要について説明できない。 |
3.鋼構造建築物の概要について説明できる。 | 鋼構造建築物の概要について適切に(8割以上)説明できる。 | 鋼構造建築物の概要について概ね(6割以上)説明できる。 | 鋼構造建築物の概要について説明できない。 |
4.擁壁の概要について説明できる。 | 擁壁の概要について適切に(8割以上)説明できる。 | 擁壁の概要について概ね(6割以上)説明できる。 | 擁壁の概要について説明できない。 |
5.Excelを使って,逆T型擁壁の構造計算ができる。 | Excelを使って逆T型擁壁の構造計算が正確にできる。 | Excelを使って逆T型擁壁の構造計算ができる。 | Excelを使って逆T型擁壁の構造計算ができない。 |
6.逆T型擁壁の構造計算の結果を使って,構造図を作成できる。 | 逆T型擁壁の構造計算の結果を使って,構造図を作成できる。 | 逆T型擁壁の構造計算の結果を使って,構造図を概ね作成できる。 | 逆T型擁壁の構造計算の結果を使って,構造図を作成できない。 |
学科の到達目標項目との関係
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(4)
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JABEE(2012)基準 2.1(1)①
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教育プログラムの学習・教育到達目標 3-2
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-b
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-d
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教育方法等
概要:
これまでに学んだ建設構造および情報処理に関する知識をもとに,構造物の設計,施工に必要とされる基本的かつ実務的な内容を修得する。
授業の進め方・方法:
前期は座学が中心,後期は演習が中心となる。後期は,力学との関連を十分把握しながら,Excelを使った擁壁の設計手法を理解する。
注意点:
前期は,履修する内容が広範囲なため,十分な復習が必要である。後期はExcelを利用し設計書の作成を行うため,情報処理で履修したExcelの操作方法やVBAについて復習しておく必要がある。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
木構造の材料 |
建築用木材の種類と特徴,木材一般の性質,合板など木質材料の特性について説明できる。
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2週 |
木構造の軸組み |
軸組構成の概要を把握し,土台・柱・胴差・耐力壁の配置について説明できる。
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3週 |
木構造の小屋組 |
小屋組を構成する部材の配置,名称や働き,屋根形状について説明できる。
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4週 |
木構造の床組 |
床組を構成する部材の配置,名称や働きを説明できる。
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5週 |
鋼構造の材料 |
鋼の特性,建築物に用いられる鋼材の規格について 説明できる。
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6週 |
鋼構造の接合方法 |
接合の種類,方法,応力伝達の方法,接合要素の規格について説明できる。
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7週 |
鋼構造の骨組 |
ラーメン構造とブレース構造の構成部材とその名称,それらの働きについて説明できる。
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8週 |
鋼構造の骨組 |
ラーメン構造とブレース構造の構成部材とその名称,それらの働きについて説明できる。
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2ndQ |
9週 |
鉄筋コンクリート構造の基礎 |
地盤の構成や強さと関連させて,基礎形式について説明でき,杭の形式や種類,注意点について説明できる。
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10週 |
鉄筋コンクリート構造の基礎 |
地盤の構成や強さと関連させて,基礎形式について説明でき,杭の形式や種類,注意点について説明できる。
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11週 |
鉄筋コンクリート構造の躯体 |
柱や梁,スラブなど躯体の構成部材について配筋を含め説明できる。
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12週 |
鉄筋コンクリート構造の躯体 |
柱や梁,スラブなど躯体の構成部材について配筋を含め説明できる。
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13週 |
鉄筋コンクリート構造の仕上げ |
仕上げ材料の名称や特徴について説明できる。
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14週 |
鉄筋コンクリート壁式構造他 |
壁式構造,プレストレストコンクリート構造の構造形式の概略を説明できる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
土擁壁工 |
擁壁の概説,種類(逆T擁壁)の概説について理解し,説明できる。
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2週 |
土擁壁工 |
擁壁の概説,種類(逆T擁壁)の概説について理解し,説明できる。
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3週 |
背面土圧 |
背面土圧の概略について理解し,説明できる。仮想背面,試行くさび法による土圧とクーロン土圧による計算方法について理解し,説明できる。
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4週 |
背面土圧 |
背面土圧の概略について理解し,説明できる。仮想背面,試行くさび法による土圧とクーロン土圧による計算方法について理解し,説明できる。
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5週 |
安定計算 |
滑動,転倒,支持力に関する安定計算について理解し,説明できる。
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6週 |
安定計算 |
滑動,転倒,支持力に関する安定計算について理解し,説明できる。
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7週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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8週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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4thQ |
9週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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10週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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11週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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12週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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13週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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14週 |
エクセルによる設計計算書の作成 |
Excelの基本的換作ができる。実際にExcelで自動計算できる計算書を作る。さらに与えられた条件に対して最適な断面形状を計算できる。
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15週 |
鉄筋コンクリー卜断面の作図 |
断面計算の位置と主鉄筋と継ぎ手,かぶりなど基本的用語について理解し,作図のうえ説明できる。
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16週 |
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評価割合
| 定期試験 | 演習課題 | 授業態度 | 合計 |
総合評価割合 | 75 | 25 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 75 | 25 | (-20) | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |