| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 島国日本における港湾の役割と港づくりに携わる技術者が備えておくべき基本姿勢を説明できる。 | インフラとしての港湾の役割について一般的な説明ができる。 | インフラとしての港湾の役割を感覚的にしか説明できない。 |
評価項目2 | 港湾施設の計画・設計・施工・維持管理に必要な海象・地震・津波等の自然条件の基本事項を理解し、簡易な構造物の設計条件の考え方を説明できる。 | 港湾の計画・設計・施工・維持管理に必要な自然条件の基礎的事項を理解し、簡易な構造物の設計条件を挙げることができる。 | 港湾の計画・設計・施工・維持管理に必要な自然条件や簡易な構造物の設計条件を説明できない。 |
評価項目3 | 港湾の基本施設である水域、外郭、係留施設の計画と代表的施設である防波堤の設計手順、手法の基本事項を到達目標1,2と関連づけて説明できる。 | 港湾の基本施設である水域、外郭、係留施設の計画と代表的施設である防波堤設計の基本事項の概略を説明できる。 | 港湾の基本施設の計画と代表的施設である防波堤設計の基本事項を説明できない。 |
評価項目4 | 港湾施設建設に必要となる作業船を工事種別ごとに提示でき、構造物の新設及び災害復旧に関する海上工事の基本的手順、施工方法を海上工事の特殊性と関連づけて説明できる。 | 港湾施設の建設及び災害復旧工事に必要となる作業船を提示でき、海上工事の施工概要を説明できる。 | 湾施設建設に必要となる作業船をある程度は提示できるが、どのような工事に使用するのかを説明できない。 |
評価項目5 | 港湾施設は、設計や施工のどのような不備を突いて壊れるのかを事例によって説明できる。
「今まで経験したことがない」という言葉に象徴される新たなステージに突入した近年の高潮、津波等の災害特性を理解し、住民の生命財産を守るにはどのような対策が有効なのかを説明できる。 | 港湾施設の被災事例を説明できる。高潮や津波、海岸侵食から住民の生命財産を守るには、一般的にどのような方法があるかを説明できる。 | 港湾施設の被災事例や高潮や津波、海岸侵食から住民の生命財産を守るにはどのような方法があるかを説明できない。 |
評価項目6 | 地球温暖化への緩和策と適応策の違いを説明できる。
港湾施策の緩和策と適応策の現状と今後の取り組み方、具体的方策に関する基本事項を説明できる。 | 地球温暖化への緩和策と適応策の違いを説明できる。
港湾施策の緩和策と適応策の現状と今後の取り組みの概略を説明できる。 | 地球温暖化への緩和策と適応策の違いを説明できず、港湾施策の現状や今後の取り組み方についても説明できない。 |
評価項目7 | わが国が人口減少時代を迎えていることを理解し、そのことが地域社会に与える影響を説明できる。
人口減少社会に立ち向かう技術者として、どう振る舞うべきかを理解し、説明できる。 | わが国が人口減少時代を迎えていることを理解し、これからの社会資本整備がこれまでとどう異なるのかの概要を理解し、説明できる。 | わが国が人口減少時代を迎えていることを漠然としか理解できず、これからの社会資本整備がこれまでと異なることを説明できない。 |