環境工学Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 環境工学Ⅰ
科目番号 0027 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 都市環境デザイン工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 水環境工学  朝倉書店
担当教員 山田 真義

到達目標

環境工学は理論と技術だけでなく、それを利用する住民の満足する範囲で、よりよい環境、より高度な生活条件を保障することを基礎において、本科目の基礎理論と適切な技術に関する知識を修得する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
水環境と水文について理解し説明することができる。水の循環、水文と人間活動との関係、降雨流出と水質との関係を理解し、水環境保全の重要性を理解し説明できる。水環境の保全の重要性、水の循環、水文と人間活動との関係、降雨流出と水質の関係を個別に理解し説明できる。水環境の保全の重要性、水の循環、水文と人間活動、降雨流出と水質などの関係が理解できない。
各水域における水環境について理解し説明できる。河川、湖沼、地下、海域の水環境の連続性を理解し、説明できる。河川、湖沼、地下、海域の水環境を個別に理解し説明できる。河川、湖沼、地下、海域の水環境について理解できない。
水質の基礎科学について理解し説明できる。水質の化学・生物・地学について理解し、酸塩基反応、反応速度を理解し、計算できる。水質の化学・生物・地学について個別に理解し説明できる。水質の化学・生物・地学について理解できない。
水質指標について理解し説明できる。水質指標について理解し、水質汚濁物の発生源や水質汚濁の現状、改善策を理解することができる。水質指標について理解し説明できる。水質指標について理解できない。
上水道について理解し説明できる。上水道の上水道の役割や種類、水道計画、水道施設など理解し、水道施設に関連する計算ができる。上水道の役割や種類、水道計画、水道施設など理解し、計画水量などの計算ができる。上水道の役割や種類、水道計画、水道施設など理解できない。
下水道について理解し説明できる。下水道の役割と現状、基本計画、施設計画、下水道の構成などを理解し、下水道施設に関連する計算ができる。下水道の役割と現状、基本計画、施設計画、下水道の構成などを理解し、好気性処理に関する簡単な計算ができる。下水道の役割と現状、基本計画、施設計画、下水道の構成などを理解できず、好気性処理に関する簡単な計算もできない。

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの科目分類 (3)⑤ 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1) 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-b 説明 閉じる
JABEE(2012)基準 2.1(1)⑤ 説明 閉じる
教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 4-a 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1,2年次に学習する化学、数学などを踏まえ、本科目では地球上で最も大事な水環境や上下水道を中心に学習する。また、5年次に学習する環境工学Ⅱの基礎科目でもある。
授業の進め方・方法:
基礎となる水質学、微生物学、生物、化学工学、物理学、地学、水理学などの基礎事項を修得している必要がある。授業項目毎に演習問題を行う。
注意点:
本科目は学修単位〔講義Ⅰ〕科目であるため,指示内容について60分程度の自学自習(予習・復習)が必要である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 水環境と水文 水環境の保全とその意義を理解し、説明できる。水の循環、水文と人間活動との関係および降雨流出と水質との関係を理解し、説明できる。
2週 水環境と水文 水環境の保全とその意義を理解し、説明できる。水の循環、水文と人間活動との関係および降雨流出と水質との関係を理解し、説明できる。
3週 水環境と水文 水環境の保全とその意義を理解し、説明できる。水の循環、水文と人間活動との関係および降雨流出と水質との関係を理解し、説明できる。
4週 各水域における水環境 河川の水環境、湖沼の水環境、地下の水環境、海域の水環境を理解し、水環境に関する演習問題が解ける。
5週 各水域における水環境 河川の水環境、湖沼の水環境、地下の水環境、海域の水環境を理解し、水環境に関する演習問題が解ける。
6週 各水域における水環境 河川の水環境、湖沼の水環境、地下の水環境、海域の水環境を理解し、水環境に関する演習問題が解ける。
7週 各水域における水環境 河川の水環境、湖沼の水環境、地下の水環境、海域の水環境を理解し、水環境に関する演習問題が解ける。
8週 水質の基礎科学 水質の化学、水質の生物学および水質の地学を理解し、説明できる。
2ndQ
9週 水質の基礎科学 水質の化学、水質の生物学および水質の地学を理解し、説明できる。
10週 水質の基礎科学 水質の化学、水質の生物学および水質の地学を理解し、説明できる。
11週 水質指標 汚濁指標、富栄養化指標、衛生学的指標および感覚的指標を理解し、説明できる。水質指標に関する演習問題が解ける。
12週 水質指標 汚濁指標、富栄養化指標、衛生学的指標および感覚的指標を理解し、説明できる。水質指標に関する演習問題が解ける。
13週 水質指標 汚濁指標、富栄養化指標、衛生学的指標および感覚的指標を理解し、説明できる。水質指標に関する演習問題が解ける。
14週 水質指標 汚濁指標、富栄養化指標、衛生学的指標および感覚的指標を理解し、説明できる。水質指標に関する演習問題が解ける。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週
後期
3rdQ
1週 上水道 上水道の役割、種類を説明できる。
2週 上水道 水道計画(基本計画、給水量、水質、水圧等)を理解でき、これに関する計算ができる。
3週 上水道 水道施設(取水・導水・浄水・送水・配水・給水等)が理解でき、説明できる
4週 上水道 水道施設(取水・導水・浄水・送水・配水・給水等)が理解でき、説明できる
5週 上水道 上水道計画、浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過、殺菌など)を理解し、説明できる。
6週 上水道 上水道計画、浄水の単位操作(凝集・沈殿・ろ過、殺菌など)を理解し、説明できる。
7週 下水道 下水道の役割と現状、汚水処理の種類を理解している
8週 下水道 下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。
4thQ
9週 下水道 下水道の基本計画と施設計画、下水道の構成を説明でき、これに関する計算ができる。
10週 下水道 生物学的排水処理の基礎(好気性処理)を理解できる。
11週 下水道 生物学的排水処理の基礎(好気性処理)を理解できる。
12週 下水道 下水処理施設の設計を理解でき、かつ計算できる。
13週 下水道 高度処理を理解できる。
14週 下水道 汚泥処理・処分を理解できる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

評価割合

試験レポート・ノート授業態度合計
総合評価割合8020-1090
評価割合8020-1090