概要:
1年次の「国語Ⅰ」で身に付けた、現代文・古文・漢文・言語の既修事項を踏まえて、深い教養を身につけ、よりよい社会生活を送るために、国語の総合力をのばす科目である。3年次の「国語Ⅲ」、4年次の「日本語表現」へと発展する。
授業の進め方・方法:
本年度は、現代文と古典とに教科書を分けて用いる。これにより現代文と古典とによる相互比較から、それぞれの特徴を浮き彫りにし、作品理解をさらに深めていく。また文章作法の習得にも力を入れ、読解力に加えて、語彙力、表現力の習得を目指す。そのために『プラクティカル日本語文章表現編』、『常用漢字ダブルクリア』などのテキストを用い、特に後者については定期的に小テストを行うことで知識の定着を試みる。
注意点:
教材の中の様々な問題について自分の意見をもち、的確に表現できるようにする。 常用漢字、重要語句を確実に修得する。 また、授業に積極的に関わり、教師からの質問にも進んで答えるよう心がける。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
小説:『山月記』
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李徴が虎に変身するまでのプロセスを正確に把握する。袁慘に訴える悩みの内容の変化を理解し、それに対する袁慘の感想を対置させながら、李徴が真実に気づいていく過程を整理できる。 漢字・語句を正しく読み書きし、その意味を理解し、利用することができる。
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2週 |
小説:『山月記』
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李徴が虎に変身するまでのプロセスを正確に把握する。袁慘に訴える悩みの内容の変化を理解し、それに対する袁慘の感想を対置させながら、李徴が真実に気づいていく過程を整理できる。 漢字・語句を正しく読み書きし、その意味を理解し、利用することができる。
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3週 |
小説:『山月記』
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李徴が虎に変身するまでのプロセスを正確に把握する。袁慘に訴える悩みの内容の変化を理解し、それに対する袁慘の感想を対置させながら、李徴が真実に気づいていく過程を整理できる。 漢字・語句を正しく読み書きし、その意味を理解し、利用することができる。
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4週 |
小説:『山月記』
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李徴が虎に変身するまでのプロセスを正確に把握する。袁慘に訴える悩みの内容の変化を理解し、それに対する袁慘の感想を対置させながら、李徴が真実に気づいていく過程を整理できる。 漢字・語句を正しく読み書きし、その意味を理解し、利用することができる。
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5週 |
小説:『山月記』
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李徴が虎に変身するまでのプロセスを正確に把握する。袁慘に訴える悩みの内容の変化を理解し、それに対する袁慘の感想を対置させながら、李徴が真実に気づいていく過程を整理できる。 漢字・語句を正しく読み書きし、その意味を理解し、利用することができる。
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6週 |
プラクティカル日本語:第Ⅱ部10章レポート論文の書き方 |
理論的文章の基本を理解し、文章構成の方法を理解できる。文章構成における序論・本論・結論の役割が理解できる。
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7週 |
プラクティカル日本語:第Ⅱ部10章レポート論文の書き方 |
理論的文章の基本を理解し、文章構成の方法を理解できる。文章構成における序論・本論・結論の役割が理解できる。
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8週 |
試験答案の返却・解説 |
授業項目について達成度を確認する。 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
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2ndQ |
9週 |
評論:「コンコルドの誤り」 |
「コンコルドの誤り」が何なのかを理解し、説明ができる。誤りの根拠を正確に読み取りながら、人間の思考がこの誤りを犯しがちである理由について説明ができる。
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10週 |
評論:「コンコルドの誤り」 |
「コンコルドの誤り」が何なのかを理解し、説明ができる。誤りの根拠を正確に読み取りながら、人間の思考がこの誤りを犯しがちである理由について説明ができる。
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11週 |
評論:「コンコルドの誤り」 |
「コンコルドの誤り」が何なのかを理解し、説明ができる。誤りの根拠を正確に読み取りながら、人間の思考がこの誤りを犯しがちである理由について説明ができる。
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12週 |
評論:「ネット人格」 |
作者がいう「ネット人格」を説明することができる。文明社会における「ネット人格」を「野蛮」とする文章の展開を理解することができる。
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13週 |
評論:「ネット人格」 |
作者がいう「ネット人格」を説明することができる。文明社会における「ネット人格」を「野蛮」とする文章の展開を理解することができる。
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14週 |
評論:「ネット人格」 |
作者がいう「ネット人格」を説明することができる。文明社会における「ネット人格」を「野蛮」とする文章の展開を理解することができる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
授業項目について達成度を確認する。 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
物語:『竹取物語』「かぐや姫の昇天」
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物語という古典分野を理解し、文学史における作り物語の価値・位置づけを説明できる。 □ 音読をとおして、物語の世界を味わうことがきる。
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2週 |
物語:『竹取物語』「かぐや姫の昇天」
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□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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3週 |
物語:『竹取物語』「かぐや姫の昇天」
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□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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4週 |
物語:『竹取物語』「かぐや姫の昇天」
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□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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5週 |
随筆:『徒然草』「九月二十日のころ」 |
随筆という古典分野を理解し、文学史における三大随筆の価値・位置づけを説明できる。 □ 音読をとおして、作品の世界を味わうことがきる。
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6週 |
随筆:『徒然草』「九月二十日のころ」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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7週 |
随筆:『徒然草』「九月二十日のころ」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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8週 |
試験答案の返却・解説 |
授業項目について達成度を確認する。 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
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4thQ |
9週 |
日記:『更級日記』「物語」 |
日記という古典分野を理解し、文学史における価値・位置づけを説明できる。 □ 音読をとおして、作品の世界を味わうことがきる。
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10週 |
日記:『更級日記』「物語」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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11週 |
日記:『更級日記』「物語」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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12週 |
日記:『更級日記』「物語」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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13週 |
説話:『十訓抄』「大江山の歌」 |
説話という古典分野を理解し、文学史における価値・位置づけを説明できる。 □ 音読をとおして、作品の世界を味わうことがきる。
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14週 |
説話:『十訓抄』「大江山の歌」 |
□ 古語及び、助動詞の用法等に注意して、全文の意味を正しく読み解くことができる。 □ 作品をとおして、当時の人々の生活・文化・風習を説明できる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
授業項目について達成度を確認する。 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 2 | |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 2 | |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 2 | |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 2 | |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 2 | |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 2 | |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 2 | |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 2 | |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 2 | |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 2 | |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 2 | |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 2 | |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 2 | |