到達目標
1.他者への関心を持ちオープンである
2.他者の信念や行動に対して直ちに判断を下さず、好奇心をもって理解しょうとする
3.他者の視点から物事を分析・理解しようとする
4.自らの所属集団・他者の所属集団の文化背景の知識がある
5.文化背景が及ぼす影響について十分な知識がある
6.異文化理解に必要な態度・知識を踏まえて意見を語り行動することができる
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目A:態度1 | 他者への関心をもちオープンである | 他者への関心を持ちープンであろうとする | 他者への関心がなくオープンではない |
評価項目A:態度2 | 他者の信念や行動に対して直ちに判断を下さず、好奇心をもって理解しようとする | 他者の信念や行動に対して直ちに判断を下さない | 他者の信念や行動を誤解して判断しがちである |
評価項目A:態度3 | 他者の視点から物事を分析・理解しようとする | 他者の視点を理解しようとする | 他者の視点がつかみきれない |
評価項目B:知識1 | 自らの所属集団・他者の所属集団の文化背景の知識がある | 自らの所属集団・他者の所属集団の文化背景の知識がある程度ある | 自らの所属集団・他者の所属集団の文化背景の知識が不足している |
評価項目B:知識2 | 文化背景が及ぼす影響について知識がある | 文化背景が及ぼす影響について知識がある程度ある | 文化背景が及ぼす影響について知識が不足している |
評価項目:発言・行動 | A(態度)、B(知識)を踏まえて意見を語り行動することができる | A(態度)、B(知識)を踏まえて意見を語り行動することがある程度できる | 自分の意見が語れない、行動できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
日本と主に欧州の文化を比較しながら、異文化を理解するための方法・他者に自国文化を理解してもらう感覚を養う。特に他者と分かり合えるための態度と知識に焦点をあてて、自国のことについても十分に説明する練習をしたい。
「文化背景」を掴む資料として映画作品を使い、タスクノートを埋めてディスカッションをしていく。取り上げる作品の主題に沿って、以下のキーワードの中のいくつかがディスカッションでのライトモチーフになる:
Wende(壁の崩壊・時代の激変)、グローバリズム、デモクラシー、人権、sozial(社会的公正または公共性)、バブル世代・ロスジェネ世代・ゆとり世代、など。
授業の進め方・方法:
知識習得学習に偏らないように、「ステオレオタイプ」「ハイコンテクスト社会」などのキーワードを体感するためのコミュニケーション練習を混ぜながら授業を進めていく。さまざまなアクティビティによって緊張せずに行動するスキルも身につけてほしい。
注意点:
読書などの自習も重要で、240分/1Wの自学自習が必要である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
はじめに:構造問題(1) |
構造問題という考え方を理解できる
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2週 |
構造問題(2) |
他者の事情を踏まえて、自分の意見を言える
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3週 |
GOOD BYE LENIN (1) |
Wende(壁崩壊)前後の欧州の文化背景を知る
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4週 |
GOOD BYE LENIN (2) |
Wende(壁崩壊)前後の欧州の文化背景を理解する
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5週 |
GOOD BYE LENIN (3) |
Wende(壁崩壊)前後の欧州の文化背景の知識を踏まえて意見が言える
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6週 |
ステレオタイプとハイコンテクスト |
ステレオタイプ・ハイコンテクストなどの基本知識をもとに正しく行動できる
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7週 |
DAS LEBEN DER ANDEREN (1) |
「旧東…」の文化背景と実際を知る
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8週 |
DAS LEBEN DER ANDEREN (2) |
「旧東…」の文化背景と実際を理解する
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4thQ |
9週 |
DAS LEBEN DER ANDEREN (3) |
偏見から離れて、デモクラシー、dictatorshipなどについて議論できる
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10週 |
表情・アイコンタクト・タッチング・距離 |
身体にしみついた文化背景を自覚しながら、自由に行動できる
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11週 |
リバーズ・エッジ (1) |
現代日本人のメンタリティを支える文化背景を知る
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12週 |
リバーズ・エッジ (2) |
現代日本人のメンタリティを支える文化背景を理解する
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13週 |
リバーズ・エッジ (3) |
バブル・ロスジェネ・ゆとりなどの用語を正しく使って日本の「今」を説明できる
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14週 |
まとめ |
タスクシートを整理して試験の準備をする
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15週 |
定期試験、答案返却 |
第14週までの項目の達成度を確認する
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | タスクシート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 14 | 0 | 0 | 36 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 25 | 7 | 0 | (-10) | 18 | 0 | 50 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 25 | 7 | 0 | (-10) | 18 | 0 | 50 |