到達目標
科学技術全般にわたる基礎的学識及び建設技術部門に関する基礎的な知識を学習し、技術士の第一次試験に合格する程度の学力を習得することを目標に演習を行う。また、主に構造、土質、水理に関する演習問題を自分の力で解くことにより、各分野における各種の問題の計算に慣れ、実用面で必要となる計算力を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
総合演習1 | 授業項目に対する達成目標が3項目の平均がA3.5判定以上であり、非常に良く理解している。 | 授業項目に対する達成目標が3項目の平均がB2.5判定以上であり、良く理解している。 | 授業項目に対する達成目標がC2点以下の判定があり、理解していない項目がある。 |
評価項目2
総合演習2 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともA3.5点判定以上であり、非常に良く理解している。 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともB2.5点判定以上であり、理解している。 | 授業項目に対する達成目標がC2点以下の判定があり、理解していない項目がある。 |
評価項目3
総合演習3 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともA3.5点判定以上であり、非常に良く理解している。 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともB2.5点判定以上であり、理解している。 | 授業項目に対する達成目標がC2点以下の判定があり、理解していない項目がある。 |
評価項目4
総合演習4 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともA3.5点判定以上であり、非常に良く理解している。 | 授業項目に対する達成目標が2項目ともB2.5点判定以上であり、理解している。 | 授業項目に対する達成目標がC2点以下の判定があり、理解していない項目がある。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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教育方法等
概要:
この科目は、企業でコンサルタント業に従事し、技術士を取得した教員がその経験を活かして、技術士一次試験(資格試験)対策も兼ねた工学基礎および主要科目の演習を行っていくものである。
本科目は1年〜2年次の数学、物理の内容及び3年次までに学習する応用力学、構造力学Ⅰ、土質力学、水理学Ⅰを十分に理解して受講する必要がある。また本科目は4年次以降開講される構造力学Ⅱ、地盤工学、水理学Ⅱ、構造実験、水理学実験、河川工学との関連がある。
授業の進め方・方法:
演習問題を解きながら、構造物、土、水に関する力学的基礎を十分に身につけること。
注意点:
与えられた課題(演習問題)は必ず各自で解き、演習内容の理解に努めること。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
総合演習1 |
実力試験(平成28-26年度問題が解ける)
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2週 |
総合演習1 |
平成30—28年度の問題と解説
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3週 |
総合演習1 |
平成30—28年度の問題と解説
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4週 |
総合演習1 |
平成30—28年度の問題と解説
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5週 |
総合演習1 |
平成30—28年度の問題と解説
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6週 |
総合演習1 |
平成30—28年度の問題と解説
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7週 |
総合演習1 |
実力試験(平成26-24年度問題が解ける)
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8週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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2ndQ |
9週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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10週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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11週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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12週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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13週 |
総合演習2 |
平成27—25年度の問題と解説
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14週 |
総合演習2 |
実力試験(平成25-23年度問題が解ける)
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
各試験において間違った部分を理解できる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
社会経済と建設産業の概要 |
□ 人口推移と建設産業就業者数の最近の動向を取り上げた問題に取り組める。
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2週 |
土量換算と土質試験他 |
□ 土質条件による建設機械の選定が出来る。建設機械の作業量と運搬土量とほぐし土量の計算が出来る。
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3週 |
コンクリート |
□ 構造物・品質規定・材料の演習を解決できる。
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4週 |
基礎工 |
□ 各種基礎や土留工の演習を解決できる。
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5週 |
鋼構造物の力学的特性・機械的性質 |
□ 鋼材の種類と規格・力学的特性・機械的性質・試験方法の演習を解決できる。
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6週 |
コンクリート構造物 |
□ 鉄筋コンクリートの施工の演習を解決できる。
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7週 |
河川・砂防・ダム |
□ 河川・砂防・ダムの演習問題を解決できる。
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8週 |
道路・舗装 |
□ 道路の基本と舗装における実務問題を解決できる。
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4thQ |
9週 |
ダム・港湾等 |
□ ダム・港湾等・海岸に関する演習問題を解決できる。
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10週 |
トンネル |
□ トンネルの支保工や測量に関する演習問題を解決できる。
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11週 |
橋梁 |
□ 橋梁に関する演習問題を解決できる。
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12週 |
鉄道・地下構造物 |
□ 鉄道工事や地下構造物に関する演習問題を解決できる。
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13週 |
労働基準法・労働安全衛生法その他 |
□ 労働基準法・労働安全衛生法に関する演習問題を解決できる。
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14週 |
施工・品質管理 |
□ 品質管理手順と試験方法の判定が出来る。施工管理状況に必要な規則の理解が出来る。
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15週 |
工事施工の関連法令 |
□ 特定建設作業における騒音規制法・振動規制法と建設業法や労働安全衛生規則との整合性が理解出来る。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 材料 | 鋼材の種類、形状を説明できる。 | 4 | |
鋼材の力学的性質(応力-ひずみ関係、降伏強度、引張強度、弾性係数等)を説明できる。 | 4 | |
構造 | 鋼構造物の種類、特徴について、説明できる。 | 4 | |
橋の構成、分類について、説明できる。 | 4 | |
橋梁に作用する荷重の分類(例、死荷重、活荷重)を説明できる。 | 4 | |
各種示方書に基づく設計法(許容応力度、終局状態等)の概要を説明でき、安全率、許容応力度などについて説明できる。 | 4 | |
軸力を受ける部材、圧縮力を受ける部材、曲げを受ける部材や圧縮と曲げを受ける部材などについて、その設計法を説明でき、簡単な例に対し計算できる。 | 4 | |
接合の定義・機能・種類、溶接と高力ボルト接合について、説明できる。 | 4 | |
鋼桁橋(プレートガーダー橋)の設計の概要、特徴、手順について、説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 0 | 0 | 0 | 0 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |