到達目標
土木・建築学における景観デザインの位置づけ・必要性を学び、土木・建築構造物やそれらの空間を利用する市民が、どの様に体験し、形態や空間を味わうのか、普遍的な枠組みについて理解を深める。さらに、風景の中で設計者が操作可能なものを把捉し、模型製作などを通じてデザインの実践的な演習を行う。本校周辺に実在する敷地に地域特性を活かした作品を製作すること目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 講義において紹介された景観工学の基礎用語や、景観イメージに関する用語、定義をそれぞれ8割以上説明できる。 | 講義において紹介された景観工学の基礎用語や、景観イメージに関する用語、定義をそれぞれ6割以上説明ができる。 | 講義において紹介された景観工学の基礎用語や、景観イメージに関する用語、定義を断片的であるが説明ができる。 |
評価項目2 | 講義において紹介されたすべての事例について説明ができるだけでなく、紹介された以外の事例の紹介も、景観用語を正しく使って説明できる。 | 講義において紹介された6割以上の事例について、景観用語を使って説明できる。 | 講義において紹介された事例について、景観用を使って断片的であるが説明できる。 |
評価項目3 | グループ内で分担し、現地調査、計画敷地の状況把握、計画案のコンセプト策定、講評会でのプレゼンテーションについて、分担以上の作業を実施してグループに貢献した。 | グループ内で分担し、現地調査、計画敷地の状況把握、計画案のコンセプト策定、講評会でのプレゼンテーションについて、分担相当の作業を実施できた。 | グループ内で分担し、現地調査、計画敷地の状況把握、計画案のコンセプト策定、講評会でのプレゼンテーションについて、分担相当の作業を部分的にであるが実施できる。 |
学科の到達目標項目との関係
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 1-b
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c
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本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-d
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教育方法等
概要:
この科目は企業で建築・街づくりにかかわってきた教員がその経験を活かし、景観を構成する諸要素を学び、実際の敷地を題材にランドスケープデザインを行っていくものである。
本科目では、いままで学んできた都市環境デザイン工学の各分野を、景観デザインという視点から統合し、実践する。そのため、都市環境デザイン工学全般への深い理解が必要であり、さらに、デザインに関連する分野全般(建築やインテリア、グラフィックなど)へも関心を寄せておく必要がある。
授業の進め方・方法:
本科目は講義・PBL形式のチーム学習を行う。教科書や講義の内容を為呑みにせず、必ず自分の目と足による実体験を通じて確認すること。
注意点:
デザイン教育は、教室で完結するものではないので、普段の生活から意識的・批判的に景観や構造物を眺め、自分なりのアイデアを練っておくこと。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
景観工学の基礎 |
景観デザインの位置づけ、景観とは何か説明できる。 景観把握モデル、視点と視点場が説明できる。
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2週 |
景観工学の基礎 |
人間の視知覚特性が説明できる。 空間のスケール・ヒューマンスケールが説明できる。
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3週 |
景観工学の基礎 景観のイメージ |
プロポーションとコンポジションが説明できる。 ゲシュタルト心理学(図と地)が説明できる。 都市のイメージが説明できる。 Prospect-Refuge理論、親水象徴理論が説明できる。 デザインプロセスが説明できる。
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4週 |
デザイン事例 |
都市デザインの事例が説明できる。
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5週 |
デザイン事例 |
公園施設を含んだ公園デザインの事例が説明できる。
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6週 |
設計演習(1) |
現地調査の方法が説明できる。
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7週 |
設計演習(1) |
計画敷地の模型作成をし、周辺状況について説明できる(グループワーク)。
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8週 |
設計演習(1) |
風景や街並みを考慮した計画案のコンセプト立案ができる(グループワーク)。
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2ndQ |
9週 |
設計演習(2) |
設計の進め方、模型の作り方が説明できる。
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10週 |
設計演習(2) |
エスキース・草案批評(ゼミ形式)を受け計画できる。
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11週 |
設計演習(2) |
エスキース・草案批評(ゼミ形式)を受け計画できる。
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12週 |
設計演習(2) |
各自で作成した草案の法的根拠・計画上の趣旨・機能が説明できる(グループワーク)。
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13週 |
設計演習(2) |
各自で作成した草案の法的根拠・計画上の趣旨・機能が説明できる(グループワーク)。
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14週 |
設計演習(2) |
ブロック模型の作成ができる。
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15週 |
設計演習(2) |
課題提出・プレゼンテーション・評価の対象となる講評会において模型と図面で計画案の説明ができる(グループワーク)。
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16週 |
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評価割合
| 課題製作及び発表 | 中間レポート | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 80 | 20 | 0 | (-20) | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |