| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コンクリートの劣化の種類と原因,劣化対策の概要が説明できる。 | コンクリートの劣化の種類を気体によるものか液体によるものかの区別ができ,その原因の概要が説明できる。 | コンクリートの劣化の種類と原因の説明ができない。 |
評価項目2 | コンクリートの中性化の化学反応式を説明でき,中性化速度の計算式を用いてコンクリートの耐用年数を算出できる。 | 中性化の原因と中性化によるコンクリートの劣化と劣化対策を説明できる。 | コンクリートの中性化を説明できない。 |
評価項目3 | コンクリートへの塩化物イオンの拡散式を用いて,塩化物イオンの浸透量を算出でき,浸透による鉄筋腐食のメカニズムが説明できる。 | コンクリートへの塩化物イオンの浸透による鉄筋腐食のメカニズムが説明できる。 | コンクリートへの塩化物イオンの浸透による鉄筋腐食のメカニズムが説明できない。 |
評価項目4 | コンクリート構造物が建設されている環境やコンクリートの打設状況の資料またひび割れ状況の写真よりひび割れの原因を推測でき応急措置を説明できる。 | コンクリートのひび割れの種類と原因を説明でき,温度ひび割れや乾燥ひび割れを詳細に説明できる。 | コンクリートのひび割れの種類と原因を説明でない。 |
評価項目5 | アルカリシリカ反応を引き起こすメカニズムを説明でき,アルカリシリカ反応の抑制メカニズムを説明できる。また,多くの反応試験があるが試験方法と目的を説明できる。 | アルカリシリカ反応を引き起こすメカニズムを説明でき,抑制方法を説明できる。 | アルカリシリカ反応の抑制対策を説明できない。 |
評価項目6 | コンクリートの施工における打設と養生の重要性を理解し、環境条件による施工法や養生方法の対処法を説明できる。 | コンクリートの打設で注意しなければならない点を説明でき,施工不良により引き起こされる現象と対処法を説明できる。 | コールドジョイントや凍害について説明できない。 |
評価項目7 | コンクリートの設計基準強度と配合強度さらに呼び強度関係をコンクリートの圧縮強度試験による品質管理と関連付けて説明できる。 | コンクリートの品質管理の方法を説明でき、圧縮強度試験の実施する意味を説明できる。 | コンクリートの品質管理の方法や圧縮強度試験を実施する意味を説明できない。 |