橋梁設計

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 橋梁設計
科目番号 0108 科目区分 専門 / 選択
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 都市環境デザイン工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 後期:4
教科書/教材 〔教科書〕新編橋梁設計 共立出版 中井 博・北田 俊行/〔参考書・補助教材〕道路橋示方書・同解説 丸善出版 日本道路協会
担当教員 川添 敦也

到達目標

4学年で履修した鋼構造工学を基礎として、橋梁工学の復習をしてそれを発展させたものである。橋梁設計を通して橋梁工学を学習する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
1.橋梁設計(合成桁)の概略,部材,T 荷重およびL 荷重について説明でき,Excelを使って荷重の計算ができる。橋梁設計(合成桁)の概略,部材,T 荷重およびL 荷重について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って荷重の計算が正確にできる。橋梁設計(合成桁)の概略,部材,T 荷重およびL 荷重について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って荷重の計算(8割以上)ができる。橋梁設計(合成桁)の概略,部材,T 荷重およびL 荷重について説明できず,Excelを使って荷重の計算ができない。
2.床版設計の概略と床組について説明でき,Excelを使って計算できる。床版設計の概略と床組について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。床版設計の概略と床組について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)ができる。床版設計の概略と床組について説明できず,Excelを使って計算ができない。
3.複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について説明でき,Excelを使って計算できる。複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)できる。複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について説明できず,Excelを使って計算できない。
4.I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)できる。I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明できず,Excelを使って計算できない。
5.補剛材の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。補剛材の設計について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。補剛材の設計について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)できる。補剛材の設計について説明できず,Excelを使って計算できない。
6.主桁の添接の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。主桁の添接の設計について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。主桁の添接の設計について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)できる。主桁の添接の設計について説明できず,Excelを使って計算できない。
7.たわみの設計について説明でき,Excelを使って計算できる。たわみの設計について適切に(8割以上)説明でき,Excelを使って正確に計算できる。たわみの設計について概ね(6割以上)説明でき,Excelを使って計算(8割以上)できる。たわみの設計について説明できず,Excelを使って計算できない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-b 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-d 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目は企業で構造の設計を担当していた教員が,その経験を生かし,鋼構造の設計方法について実習形式で授業を行うものである。
本科目は土木工学専門の構造力学、鋼構造学を実務の設計にどのように活用するかについて学ぶ。Excel VBAを使用して,実務に近い設計書を作成する。
授業の進め方・方法:
鋼材断面の断面係数、座屈、鋼材の接合(溶接、ボルト結合)などを学習した上で実際の設計が理解する。詳細は参考文献である示方書を参考にして自ら考えて学習する。
注意点:
Excel VBAを利用できることが必須である。十分に復習したうえで授業に臨む必要がある。[講義(180分)+自学自習(120分)]×15回

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 橋梁設計の概要 橋梁設計(合成桁)の概略,部材,T 荷重およびL 荷重について説明でき,Excelを使って荷重の計算ができる。
2週 床版設計の説明 床版設計の概略と床組について説明でき,Excelを使って計算できる。
3週 床版設計の説明 複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について説明でき,Excelを使って計算できる。
4週 床版設計の説明 複鉄筋断面の設計,鋼材の許容応力度について説明でき,Excelを使って計算できる。
5週 合成断面の設計 I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。
6週 合成断面の設計 I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。
7週 合成断面の設計 I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。
8週 合成断面の設計 I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。
4thQ
9週 合成断面の設計 I桁と鉄筋コンクリート床版の合成断面について説明でき,Excelを使って計算できる。
10週 補剛材の設計 補剛材の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。
11週 補剛材の設計 補剛材の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。
12週 主桁の添接 主桁の添接の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。
13週 主桁の添接 主桁の添接の設計について説明でき,Excelを使って計算できる。
14週 ずれ止めの設計とたわみの照査 ずれ止めの設計およびたわみの照査について説明でき,Excelを使って計算できる。
15週 ずれ止めの設計とたわみの照査 ずれ止めの設計およびたわみの照査について説明でき,Excelを使って計算できる。
16週

評価割合

演習課題平常試験学習態度(-20)合計
総合評価割合80200100
基礎的能力0000
専門的能力80200100
分野横断的能力0000