到達目標
電力システムの機器に生じる高調波障害の事例を説明でき、ひずみ波の発生と挙動について説明できる。また、高調波への対策をひずみ波電流による力率低下の補償として捉え、その方法を説明できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
1.フェーザ、インピーダンスを説明できる。 | フェーザ、インピーダンスを問題なく明確に説明できる。 | フェーザ、インピーダンスについて不明確な部分があるが、比較的明確に説明できる。 | フェーザ、インピーダンスの説明が不明確である。 |
2.電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。 | 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を問題なく明確にできる。 | 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償について不明確な部分があるが、比較的明確にできる。 | 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償の説明が不明確である。 |
3.ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。 | ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を問題なく明確に説明できる。 | ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策について不明確な部分があるが、比較的明確に説明できる。 | ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策の説明が不明確である。 |
4.高調波障害の実態を説明できる。 | 高調波障害の実態を問題なく明確に説明できる。 | 高調波障害の実態について不明確な部分があるが、比較的明確に説明できる。 | 高調波障害の実態の説明が不明確である。 |
学科の到達目標項目との関係
学習・教育到達目標 3-3
説明
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JABEE(2012)基準 1(2)(d)(1)
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教育プログラムの科目分類 (4)②
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教育方法等
概要:
電気回路、送配電工学の知識を必要とし、また、ひずみ波を扱う事から、フーリエ級数の知識も必要である。
授業の進め方・方法:
本科目はゼミ形式で行うことから、課題を指示された部分については、教材を和訳して内容に関して調べ、資料の準備を行い、説明できるようにしておく事。
注意点:
毎回、補助教材等を参考に105分以上の予習を行い、授業時間に討論できるようにしておく事。授業終了後は105分以上の復習を行い、内容は勿論の事、英文での表現法等も自分のものとしてゆく事。疑問点があれば、その都度質問する事。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1.基礎理論 |
(1) フェーザ、インピーダンスを説明できる。
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2週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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3週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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4週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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5週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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6週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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7週 |
2.正弦波電圧を供給した線形負荷 |
(1) 電力の「三角形」、線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償を説明できる。
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8週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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2ndQ |
9週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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10週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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11週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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12週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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13週 |
3.正弦波電圧を供給した非線形負荷 |
(1) ひずみ率、ひずみ電力、電力の「直方体」、非線形負荷での電力の流れ、一般化した等価回路、力率補償、高調波への対策を説明できる。
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14週 |
4.高調波障害の実態 |
(1) 高調波障害の実態を説明できる。
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15週 |
--- 定期試験 --- |
授業内容1~4について達成度を確認する。
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16週 |
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評価割合
| 発表・討論 | レポート | 試験 | 受講態度 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 20 | 40 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 10 | 5 | 0 | 0 | 15 |
専門的能力 | 20 | 10 | 40 | 0 | 70 |
分野横断的能力 | 10 | 5 | 0 | 0 | 15 |