到達目標
先端技術の一つである超伝導を例に,その基本から応用までを幅広く学ぶ.機能/材料開発における基礎の重要性を理解した上で,応用に際してのユニークな発想力を養うことを目指す.具体的には,以下に掲げる4つを目標とする.
1.超伝導現象について,各々説明できる.
2.代表的な超伝導材料について分類でき,それらの特徴等を説明できる.
3.強電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
4.弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 設定なし | 超伝導の特徴的な現象について,各々説明できる. | 超伝導の特徴的な現象について,各々説明できない. |
評価項目2 | 超伝導の特徴的な値(λ,ξ,κほか)について説明でき,数式を用いた理論的取扱いができる. | 代表的な超伝導材料について分類できる.また,第1種超伝導体と第2種超伝導体についても説明できる. | 代表的な超伝導材料について分類できない.また,第1種超伝導体と第2種超伝導体についても説明できない. |
評価項目3 | 強電分野での応用例において,実状・問題点等を踏まえて,何らかの解決案を提示できる. | 強電分野における応用例を挙げて,その動作原理について説明できる. | 強電分野における応用例を挙げて,その動作原理について説明できない. |
評価項目4 | 弱電分野での応用例において,実状・問題点等を踏まえて,何らかの解決案を提示できる. | 弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理について説明できる. | 強電分野における応用例を挙げて,その動作原理について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
様々な専門分野の境界に位置する超伝導を例に学ぶことで,各専攻科生の専門分野と先端技術の関わりを認識するとともに,創造力に富んだ技術者としての素養を養う.
授業の進め方・方法:
講義形式を基本とする.全専攻共通科目ではあるが,数学,電磁気学,物性学等の基礎学力を必要とする.
注意点:
授業項目に関連する内容については予習 / 復習が必要である.加えて適宜レポート等を課すので,毎回210分以上の自学自習を行わなければならない.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
超伝導現象① |
超伝導の特徴的な現象について,各々説明できる.
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2週 |
超伝導現象② |
超伝導の特徴的な現象について,各々説明できる.
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3週 |
超伝導現象③ |
超伝導の特徴的な現象について,各々説明できる.
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4週 |
超伝導材料① |
代表的な超伝導材料について分類でき,それらの特徴等を説明できる.
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5週 |
超伝導材料② |
第1種超伝導体と第2種超伝導体について理解し,混合状態や渦糸および磁束フローについて説明できる.
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6週 |
超伝導材料③ |
超伝導現象利用時における冷却技術について説明できる
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7週 |
強電分野への応用① |
強電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
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8週 |
強電分野への応用② |
強電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
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4thQ |
9週 |
強電分野への応用③ |
強電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
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10週 |
強電分野への応用④ |
強電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる.
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11週 |
弱電分野への応用① |
弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる
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12週 |
弱電分野への応用② |
弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる
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13週 |
弱電分野への応用③ |
弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる
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14週 |
弱電分野への応用④ |
弱電分野における応用例を挙げて,その動作原理や実状・問題点等について説明できる
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15週 |
定期試験 試験答案の返却・解説 |
授業内容に対して達成度を確認する. 試験において間違った部分を自分の課題として把握する(非評価項目).
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 40 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 60 | 40 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |