論理的英語コミュニケーション

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 論理的英語コミュニケーション
科目番号 0042 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 建設工学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 なし 英和・和英辞書は既に購入しているものでよい
担当教員 坂元 真理子

到達目標

英語での論理的コミュニケーション能力を、ブックレヴューと演習形式のプレゼンテーション練習によって身に付ける。具体的には、読んだ英語の本について紹介するプレゼンテーションを行なったり、それについて英語で自分の意見を書いたり話したり、意見の交換を行なったりできるようにする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プレゼンテーションの技法について自分または他者のプレゼンテーションの内容について理解し、その内容やそこから派生した話題について英語で議論することができる。自分または他者のプレゼンテーションの内容について理解し、自分の考えをまとめて英語で記述したり発表したりできる。自分で選択した題材についてのプレゼンテーションを行い、また他者のプレゼンテーションの内容を理解することができていない。
洞察的思考能力について講義内容や題材の中での論点について自分の意見や多角的な視点からの考えをまとめて英語で議論することができる。講義内容や題材の中での論点について自分の意見や多角的な視点からの考えをまとめて英語で書いたり発表したりすることができる。講義内容や題材についての論点を正しく理解し指摘することができない。
英語を使った論理的なコミュニケーションについてプレゼンテーションの技法や英語の論理性について科学技術英語で修得したことをもとに、論旨を論理的に組み立てたうえで発表や議論の中で英語で実践することができる。プレゼンテーションの技法や英語の論理性について科学技術英語で修得したことを、自分のプレゼンテーションにあてはめ英語で実践することができる。プレゼンテーションの技法や英語の論理性について科学技術英語で修得したことを、自分のプレゼンテーションにあてはめることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
「科学技術英語」(1年次後期開講科目)の発展・応用レベル。したがって同科目を予め履修していることが望ましい。
授業の進め方・方法:
自宅で英語の本を1冊読み、授業ではあらかじめ決められた方法に基づいて作成した資料を基にプレゼンテーションを行う。また、発表の内容等に関し互いに質疑応答を行うほか、いくつかの点について議論したり、追加の情報についての説明を受けたりする。
注意点:
毎回提示される課題(予習・復習)に取り組み、学習内容の理解および洞察的思考能力を養うこと。英和・和英辞典持参のこと。与えられた課題に対し、自発的な姿勢で取り組むこと。物事について真面目に考えることが嫌いな学生や、人前で意見を述べたり他者と意見交換をしたりする活動が嫌いな学生の受講は勧めない。ディスカッション、プレゼンテーション等、人前で英語で自分の意見を述べる活動が多い。多量の英語教材を読む活動も多く行う。また、基本的に授業中の言語は英語を使用する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 聞く 英語の指示を正しく聞き取ることができる。
2週 聞く 英語のプレゼンテーションを聞いて内容を正しく理解することができる。
3週 読む 英語の本を読み、内容について正しく理解することができる。
4週 読む 英語の資料を読み、内容を正しく理解することができる。
5週 読む 教材や資料の中から論旨や中心的となるテーマについて考えながら能動的な読みを行う事ができる。
6週 話す 与えられた課題の中から自ら選択した題材について口頭でプレゼンテーションを行うことができる。
7週 話す 題材について自分の考えを口頭で発表することができる。
8週 話す 他者の発表についての疑問点や自分の意見について英語で相手に伝えることができる。
2ndQ
9週 書く 与えられた課題の中から自ら選択した題材について簡潔にまとめて記述することができる。
10週 書く 題材についての事実や考えを英語で書くことができる。
11週 発表する 上記で培われた能力を総合的に使用し、事実やそれについての自分の考えを英語的な論理構成にしたがって展開し、発表することができる。
12週 発表する 発表を聞く人の立場に立ち、内容や論点が明解な発表を行う事ができる。
13週 議論する 教材の中で中心的となる問題やテーマについて考察し、問題を設定して発表することができる。
14週 議論する 上記で培われた能力を総合的に使用し、論旨を論理的に組み立て意見を交換することができる。
15週 期末試験 上記項目について達成度を評価する。
16週 試験答案の返却・解説 試験において間違った部分を自分の課題として把握する。
(非評価項目)

評価割合

試験発表レポート等態度合計
総合評価割合5040100100
目標到達度5040100100