English Comprehension III

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 English Comprehension III
科目番号 3020 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 1. Skills for Better Writing (Basic) (南雲堂), 2. THE TOEIC TEST TRAINER TARGET 350 (CENGAGE Learning), 3. めざせ100万語!読書記録手帳 (SSS英語多読研究会), 4. Genius英和辞典 (大修館書店), 5. 多読図書 (図書館所蔵)
担当教員 崎原 正志

到達目標

オンライン翻訳機の発達により、翻訳機以上の「文章を正確に理解する読解力」や「自己表現(アウトプット)力」の向上が重要である。本講義では、英文読解や速読・多読(あるいは精読・深読)を継続しながら、1,2年時の既習文法事項を土台として、英文作成の基礎的な技術を身につける。また、English Skills IIIで学んだ基礎的な語いや表現を用いて、しっかりとした構成で英作文ができるようにする。また、自律的な学習態度を確立し、TOEICなどの長文読解問題やライティング問題に対応できる基礎的読解力およびライティング力をつける。【III-B】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な到達レベル(可)
評価項目 英文法・英作文既習の表現事項を9割以上理解し、幅広い語いや英語表現を用いて複雑な英作文ができる。既習の表現事項を7~8割程度理解し、必要な語いや英語表現を用いて適切な英作文ができる。既習の表現事項を6割程度理解し、最低限の語いや英語表現を用いて簡単な英作文ができる。
評価項目 TOEICに対応する読解力TOEIC Readingテストで9割以上理解することができる(スコア125点以上)。TOEIC Readingテストで7~8割理解することができる(スコア105点以上)。TOEIC Readingテストで6割以上理解することができる(スコア95点以上)。
評価項目 読解 YL1.6以上 多読図書3000 words/lecture目標語数(あるいは時間数)の9割以上読み、読書ログに記録している。目標語数(あるいは時間数)の7~8割以上読み、読書ログに記録している。目標語数(あるいは時間数)の6割以上読み、読書ログに記録している。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
【英文法・英作文】
1) 基礎的な英文法を理解し、毎週課題(assignment)に取り組むことによりその定着を図る。
2) エッセイライティングの基礎を学び、構成のしっかりとした英作文が書けるようにする。
【読解】
3) 英米の多読図書を用いて、日本語を介さずに英文を読む習慣を定着させる。
授業の進め方・方法:
1) 授業の前に教科書2.から出題する課題(assignment)を提出し、予習しておく。
2) 授業では、1)で予習した文法事項を再確認し、文法事項を復習する。
3) 教科書1.を用いて、エッセイライティングの基礎を学習する。
4) 2)で学んだ文法やEnglish Skills IIIで学んだ語いを用いて、実際に英作文を行う。
5) 英作文は、一度、担当教員に添削してもらい、修正後、完成版を提出する。
6) 余った時間は、多読図書を継続して読み、読解力を高める。
注意点:
・課題(assignment)は必ず授業の前までに提出しておくこと。
・教科書とノートパソコンを必ず持参すること。
・2学年で到達したレベルより少し低いレベルの多読図書から読み始める。
・YL1.6程度の多読図書を中心に徐々にレベルを上げるようにする。
・読書ログは毎回必ず記録する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 授業の概要・テキスト内容の説明など
シラバスをしっかり読み込み、授業の進め方や評価の方法などをきちんと把握する。課題#1。
2週 課題#1の提出→文法(自動詞と他動詞): TTTTT350 Unit 1 pp.26-27→ライティング: 教科書pp.12-13→多読。 課題#1を必ず提出し、自動詞と他動詞について予習しておく。あるトピックに賛成または反対の意見が書ける。
3週 英作文#1: 教科書pp.16-17 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「自動詞と他動詞」の両方を用いて作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#2。
4週 課題#2の提出→文法(形容詞・副詞・前置詞): T350 Unit 2 pp.34-35→ライティング: 教科書pp.20-21→多読。 課題#2を必ず提出し、形容詞・副詞・前置詞について予習しておく。ある社会事象の原因を説明する文が書ける。
5週 英作文#2: 教科書pp.22-23 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「形容詞・副詞・前置詞」の全てを用いて作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#3。
6週 課題#3の提出→文法(名詞と冠詞): T350 Unit 3 pp.42-43→ライティング: 教科書pp.26-27→多読。 課題#3を必ず提出し、名詞と冠詞について予習しておく。原因を究明する文が書ける。
7週 英作文#3: 教科書pp.28-29 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「名詞と冠詞(aとtheの使い分けなど)」を意識して、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#4。
8週 中間テスト。今まで作文したテーマに沿って出題する。ノートおよび辞書持ち込み可。 既習の文法を用いて、賛成または反対の意見が書け、ある社会現象を説明する文が書け、原因を究明する文が書ける。
2ndQ
9週 課題#4の提出→文法(進行形): T350 Unit 4 pp.50-51→ライティング: 授業中に通知(教科書の4はなし)→多読。 課題#4を必ず提出し、進行形について予習しておく。あるトピックについていくつか説明する文が書ける。
10週 英作文#4: 授業中に通知 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「進行形」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#5。
11週 課題#5の提出→文法(完了形): T350 Unit 5 pp.60-61→ライティング: 教科書pp.40-41→多読。 課題#5を必ず提出し、完了形について予習しておく。あるトピックについて比較・対照する文が書ける。
12週 英作文#5: 教科書pp.42-43 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「完了形」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#6。
13週 課題#6の提出→文法(不定詞): T350 Unit 6 pp.68-69→ライティング: 教科書pp.46-47→多読。 課題#6を必ず提出し、不定詞について予習しておく。あるトピックについて客観的に賛成・反対の意見を紹介する文が書ける。
14週 英作文#6 教科書pp.48-49 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「不定詞」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#7。
15週 課題#7の提出→文法(動名詞): T350 Unit 7 pp.76-77→ライティング: 教科書pp.52-53→多読。 課題#7を必ず提出し、動名詞について予習しておく。あるトピックをいくつかのグループに分類する文が書ける。
16週 期末テスト。英作文#7 教科書pp.54-55 を試験中に提出する。ノートおよび辞書持ち込み可。 文法は「動名詞」を用いて、あるトピックをいくつかのグループに分類する文が書ける。課題#8。
後期
3rdQ
1週 課題#8の提出→文法(関係代名詞と関係副詞): T350 Unit 8 pp.84-85→ライティング: 教科書pp.60-61→多読。 課題#8を必ず提出し、関係代名詞と関係副詞について予習しておく。ある人物の大まかな歴史について説明する文が書ける。
2週 英作文#8 教科書pp.62-63 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「関係代名詞と関係副詞」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#9。
3週 課題#9の提出→文法(複文): T350 Unit 9 pp.94-95→ライティング: 授業中に通知(教科書の9はなし)→多読。 課題#9を必ず提出し、複文について予習しておく。何かの過程を時間を追って説明する文が書ける。
4週 英作文#9 授業中に通知 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「複文」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#10。
5週 中間試験および期末試験についての説明。未提出課題・英作文の提出の補助。すべて終わった人は図書館にて30分程度多読。 課題や英作文を提出し、各種文法事項ついて十分に理解する。ポスタープレゼンテーションに向けて意識づけを行う。
6週 課題#10の提出→文法(受動態): T350 Unit 10 pp.102-103→ライティング: 教科書pp.72-73→多読。 課題#10を提出し、受動態について学習する。原因から結果への過程を説明する文が書ける。
7週 英作文#10 教科書pp.74-75 (ある程度事前に完成させておくのが望ましい)→添削→修正→提出→多読。 文法は「受動態」を用いて、作文を完成させる。2週間で3600~6000語以上の読書をする。課題#11。
8週 中間テスト。英作文#9(多読)に関連した内容を出題する。ノートおよび辞書持ち込み可。 既習の文法や構成の仕方を駆使して、物語を説明する文章が書ける。
4thQ
9週 課題#11の提出→文法(分詞): T350 Unit 11 pp.110-111→ライティング: 教科書pp.80-81→多読。 課題#11を提出し、分詞について学習する。最近流行りの言葉を説明する文が書ける。
10週 英作文#11 教科書pp.82-83 ある程度事前に完成させておくのが望ましい→添削→修正→提出→多読。 文法は「分詞」を用いて、最近流行りの言葉の概略と、なぜ流行っているのかその理由を説明する文が書ける。
11週 課題#12の提出→文法(比較表現): T350 Unit 12 pp.120-121→教科書pp.86-90(調査)&pp.92-96(新商品)。 課題#12を提出し、比較表現について学習する。「調査」か「新商品」からトピックを選び、ポスタープレゼンに向けて準備する。
12週 プレゼンテーション演習。 英語でプレゼンを行う際のコツをつかむ。強弱の付け方、ジェスチャー、有効な接続詞の使い方等を学習し、理解を深める。
13週 読書ログの提出開始→ポスタープレゼンテーションの説明と準備。 ポスタープレゼンテーションの内容と方法、目的、評価のし方について理解し、本番に向けて準備する。
14週 ポスタープレゼンテーションの準備。 ポスタープレゼンテーションの仕上げと準備。
15週 ポスタープレゼンテーションの本番。 「調査内容」あるいは「新商品」の詳細や使い方について口頭で説明できる。
16週 授業はなし(プレゼンテーションの追試験および未提出課題の対応)

評価割合

定期試験(全3回)TOEIC Reading課題(全13回)英作文(全13回)読書ログポスタープレゼンテーション合計
総合評価割合152510201020100
基礎的能力1515555550
応用力(実践・専門・融合) 0100100525
社会性000001010
主体的・継続的学修意欲00555015