到達目標
1年次,2年次の「材料加工システム」授業での加工基礎理論と実習経験をベースとし,当科目では「モノ」つくりの基盤となる溶接,塑性加工,鋳造,切削・研削加工の加工概念・理論を,講義主体で修得する。またレーザ加工,放電加工,表面処理法などの特殊加工技術や,切削抵抗,表面性状,PLC,実験計画法は,実習をまじえながら加工理論と現象を理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限必要な到達レベルの目安(可) |
レーザ加工、表面処理、放電加工、切削抵抗、表面性状、PLC制御、実験計画法を理解できる。 | 最低限必要な到達レベルを、100%の正答率で解答することができる。 | 最低限必要な到達レベルを、80%以上の正答率で解答することができる。 | レーザ加工、表面処理、放電加工、切削抵抗、表面性状、PLC制御、実験計画法の実習を受講し、その内容について理解し、与えられた期限内提出するレポートが提出でき、その内容は及第点を得ることができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
レーザ加工,放電加工,溶射などの特殊加工技術について,簡単な実習をまじえながら加工理論と現象を理解する。
授業の進め方・方法:
・テーマ・内容に応じて班分けを実施し,実習形式で進める.
・実習のテーマは,レーザ加工,放電加工,表面処理,PLC制御,切削動力の計測,表面性状の計測,実験計画法である.
注意点:
・(MCC)とはモデルコアカリキュラムの到達目標に対応していることを意味する
・レポートは,各テーマの最終日に締切日を提示する.提示した締切日の朝8時40分までに所定の提出先まで提出する.締め切り厳守とし,指定した提出期限を過ぎた場合には評価結果に0.8を乗じる.また.提出締切日から5講義日の朝8時40分以降に提出されたレポートは採点しない.
講義を特別な理由なく欠席した場合には,それに伴うレポートの点数は採点しない。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
エネルギー加工実習(1) |
レーザ加工技術の理論と加工実習について学ぶ
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2週 |
エネルギー加工実習(2) |
放電加工・ワイヤカットの理論と実習について学ぶ
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3週 |
エネルギー加工実習(3) |
表面処理法の理論と実習について学ぶ
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4週 |
PLC実習1 |
シーケンサのラダー図の作成法を学ぶ
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5週 |
PLC実習2 |
シーケンサを実際に作成し、制御図と同じように動作するか実習にてチェックする。
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6週 |
表面性状実習1 |
機械部品の粗さと理論粗さについてまなぶ
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7週 |
表面性状実習2 |
加工部品の粗さを測定し,送りとの関係をまなぶ
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8週 |
切削動力実習1 |
せん断角と切削力の関係を学ぶ
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2ndQ |
9週 |
切削動力実習2 |
切削動力計による測定結果を用いて,せん断角算出法,FFTについて学ぶ
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10週 |
実験計画法(1) |
計速法の基礎(偏位法/零位法、直接測定/間接測定、アナログ計測/ディジタル計測) SI単位,計測標準とトレーサビリティーを学ぶ(MCC)
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11週 |
実験計画法(2) |
精度・確度・不確かさについて学ぶ(MCC)
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12週 |
実験計画法(3) |
"実験例に基づき、エクセルによるグラフの作成法について 学ぶ"
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13週 |
実験計画法(4) |
ノギスによる計測結果のグラフを作成し、考察方法を学ぶ
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14週 |
実験計画法(5) |
"磁力の実験を行い、グラブの作成法と考察方法を学ぶ 精度と誤差,誤差を考慮した計測値の処理が行なえる(MCC)"
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15週 |
実験計画法(6) |
実験結果をもとに、グラフの考察方法についてまとめる。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
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2週 |
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3週 |
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4週 |
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5週 |
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6週 |
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7週 |
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8週 |
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4thQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 15 | 15 |
専門的能力 | 0 | 0 | 70 | 70 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 15 | 15 |