到達目標
3次元CADのモデル(ワイヤフレーム、サーフェス、ソリッド)と歴史に関して学び、図面の第一角法と第三角法の違い、立体図(等角投影図・斜投影図)を理解する。工作法、製図の基礎、寸法記入法、幾何公差、表面性状、寸法公差、ねじ、工業用金属材料、図面の読み方を前期で学ぶ。後期は、CAD(Solid Works2019)の基本説明、CADとものづくりの流れ、CADでできることを理解する。Solid Worksのスケッチ、フィーチャー、図面、アセンブリの操作方法を学ぶ。最終的にCADで部品を作成した後に【V-A-5】工作の加工手順が検討できる知識・スキルを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限必要な到達レ ベル(可) |
図面 | 部品の形状、材質、工程、表面性状、寸法公差、幾何公差を理解できる。 | 部品の形状、材質、工程を理解できる。 | 三面図から部品の形状を理解できる。 |
Solid Worksのフィーチャーについて | すべてのフィーチャー機能 (押し出しカット、フィレットなど)に関して加工を考慮した説明ができる。 | すべてのフィーチャー機能 (押し出しカット、フィレットなど)に関して説明ができる。 | フィーチャー機能(押し出し・回転)に関して説明ができる。 |
3次元CADで部品作成(モデリング)ができる | CADで部品作成した後に、部品を加工するための工作機械と加工手順の説明ができる。 | CADで部品作成した後に、部品を加工するための工作機械の説明ができる。 | CADで部品作成ができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期は、機械製図を復習するとともに、図面を解読できる力を身につける。後期は、3次元CADの使い方・考え方の基礎を学ぶ。
授業の進め方・方法:
前期は、数種類の機械製図本から抜粋した資料を基に講義を行い、残り時間で毎週課題を時間内に提出させる。後期は、3次元CADの説明を5週した後に、課題の部品作成に5週かける。図面作成の説明を1週した後に、課題の図面作成に2週かける。残り2週でアセンブリーの説明する。アセンブリーの課題は、行わない。
注意点:
中間試験と期末試験は、行わない。各週の課題で成績をつける。前期50点、後期50点とする。
欠席などをした時は、必ず、同じクラスの方に課題が出たか確認して、課題があった時は科目担当者の所に来て、次回の授業までに課題を提出して下さい。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
授業ガイダンス(Solid Works2019のインストール、シラバスの授業内容、成績に関しての説明) |
Solid Worksの貸出機能とVPN、成績に関して理解する
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2週 |
CADの基本説明 |
ワイヤーフレーム、サーフェス、ソリッドモデルに関して説明ができる
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3週 |
第三角法 |
第一角法と第三角法の違いについて説明ができる
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4週 |
立体図の表し方 |
三面図、等角投影図、斜投影図について説明ができる
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5週 |
等角図 |
具体的に等角投影図の説明ができる
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6週 |
工作法 |
工作法の分類、切削加工の原理と特徴の説明ができる
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7週 |
切削加工 |
切削加工の種類、各種切削工作機械の加工例による説明ができる
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8週 |
製図の基礎 |
図面の役割と種類、部品図と組立図の説明ができる
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2ndQ |
9週 |
基本的な寸法記入法 |
寸法線、寸法補助線、引出線、寸法補助記号、寸法記入の説明ができる
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10週 |
幾何公差 |
幾何公差の種類と記号、公差域、幾何公差の表し方の説明ができる
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11週 |
表面性状 |
表面の粗さ、表面のうねり、節目方向、除去加工の説明ができる
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12週 |
寸法公差 |
サイズ公差、限界ゲージ、はめあいの種類の説明ができる
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13週 |
ねじ |
ねじの表し方、メートルねじの並目と細目、ユニファイねじについての説明ができる
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14週 |
工業用金属材料 |
金属材料の密度、工具鋼、超硬、サーメット、鋳鉄、アルミニウム、銅合金、エンプラの説明ができる
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15週 |
図面を解読する |
手書きの図面の見方(材質、工程、寸法、表面性状、幾何公差など)の説明ができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
部品が完成するまで 3次元CADの基本説明 Solid Worksとは、 |
汎用加工機で部品が完成する流れとNC加工機で部品が完成する流れの説明ができる
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2週 |
3次元CADとものづくりの流れ 3次元CADでできること ユーザーインターフェイス |
3次元CADに必要な知識・技術の説明ができる
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3週 |
Solid Works(スケッチ編) |
スケッチ機能について説明ができる
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4週 |
Solid Works(フィーチャー編) |
フィーチャー機能について説明ができる
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5週 |
部品の例題問題01~04
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スケッチとフィーチャーを使用して部品作成の手順が説明できる
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6週 |
課題01 |
課題01:三面図から部品作成(8部品)ができる
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7週 |
課題01 |
課題01:三面図から部品作成(8部品)ができる
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8週 |
課題01の解説 課題02 |
課題02:等角投影図から部品作成(4部品)ができる
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4thQ |
9週 |
課題02の解説 課題03 |
課題03:図面から部品作成(2部品)ができる
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10週 |
課題03の解説 課題04 |
課題04:三面図から部品作成(18部品)ができる
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11週 |
Solid Works(図面編) |
部品から図面作成の手順が説明できる
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12週 |
課題05、課題06、課題07 |
各3部品から図面作成ができる
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13週 |
課題05、課題06、課題07 |
各3部品から図面作成ができる
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14週 |
Solid Works(アセンブリ編) |
アセンブリーの合致機能の説明ができる
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15週 |
課題05~07の解説 アセンブリー機能を使って、ノギスの組み立て |
アセンブリー機能を使って、ノギスの組み立て方法の説明ができる
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16週 |
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評価割合
| 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 60 |
応用力(実践・専門・融合) | 30 | 30 |
主体的・継続的学修意欲 | 10 | 10 |