到達目標
鋳造,圧延,押出し,溶接,切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解し,説明できる.
4サイクルエンジンの部品の製作方法を理解でき,説明できる.
自らが進みたい進路に合致した企業を選定できる.また,ものづくり企業にとらわれず,他の分野の企業についても調査でき、それぞれが比較検討できる.
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限必要な到達レベルの目安(不可) |
ものづくりのメカニズムを理解できる | 鋳造,圧延,押出し,溶接,切削加工,研削加工の加工メカニズムが分かり,ものづくり業界にかかわる技術者として実践できる. | 鋳造,圧延,押出し,溶接,切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解し,説明できる. | 鋳造,圧延,押出し,溶接,切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解できる. |
4サイクルエンジンの部品の製作方法を理解できる。 | 右記の最低限必要な到達レベルを、100%の正答率で解答することができる。 | 右記の最低限必要な到達レベルを、80%以上の正答率で解答することができる。 | エンジン分解実習を受講し、その内容について理解し、与えられた期限内提出するレポートが提出でき、その内容は及第点を得ることができる。 |
ものづくりに関連する企業の特徴を理解できる。 | 日本にとらわれず、世界中のものつくり企業のことが理解できている。
企業が求める人材像に答える志望動機を作成することができる. | ものづくり系企業にとらわれず、他の分野の企業についても調査でき、それぞれが比較検討できる。 | 自らの希望に沿い、将来就職したい企業を選定できる. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
1年次,2年次の「材料加工システム」授業での加工基礎理論と実習経験をベースとし,当科目では「モノ」つくりの基盤となる溶接,塑性加工,鋳造,切削・研削加工の概念と理論を,講義主体で修得する。またレーザ加工,放電加工,溶射などの特殊加工技術については,簡単な実習をまじえながら加工理論と現象を理解する。
定期試験に準ずる試験の結果90%、工場見学企業の調査課題10%とし,総合評価で60%以上の評点をもって単位を認定する.
・本講義を進める上で参考にした教科書は,以下のとおりである.本講義は教科書指定は行わない,各学生が必要と感じた場合,個別に購入することをお勧めします.
「機械工作法」,平井三友,コロナ社(ISBN4-339-04453-9),「新版 機械加工」中山一雄 上原邦雄,朝倉書店,溶接学会編「新版 溶接・接合技術特論」,トコトンやさしい圧延の本「JFEスチール圧延技術研究会 (著), 曽谷 保博 (監修)」,トコトンやさしい金型の本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)吉田 弘美
授業の進め方・方法:
講義形態で進める.
溶接,塑性加工,鋳造,切削・研削加工の概念と理論を,講義形式で実施する.
県内ものつくり企業の工場見学およびレポートを実施する.
注意点:
・定期試験に準ずる試験の持込可能物品
筆記用具,定規,関数電卓(ただし,プログラム機能のないもの)
ただし,後期期末試験については.別途配布され,勉強した内容が手書きによって記した用紙も持ち込んで良い.
・期試験に準ずる試験の問題について
定期試験に準ずる試験は、その前までの講義内容に基づいて課される.ただし,後期期末については,本講義すべての内容を網羅した問題を課す.また,「モノつくり」に関連し,沖縄高専の過去の講義内容に関する基礎知識の復習問題も課す.
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
講義ガイダンス,切削加工の分類とその特徴,工作機械の加工メカニズム(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
1,2年で実施した実習内容を復習し,加工メカニズムを理解できる.
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2週 |
2次元切削図,切削理論(切削機構,切り屑の排出メカニズムと分類とその特徴,被削材,加工条件と切り屑との関係),構成刃先の発生と特徴.(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
左記の項目を理解できる.
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3週 |
被削材のせん断ひずみ,切削抵抗の力学モデル(MCC:Ⅴ-A-5 工作)
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左記の項目を理解できる.
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4週 |
単刃加工と多刃加工の特徴,バックラッシの発生と特徴,工具材料と刃先の摩耗,寿命方程式,切削液と加工点への供給方法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
左記の項目を理解できる.
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5週 |
その他の切削加工(ブローチ加工,歯切),切削加工の総まとめ(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
左記の項目を理解できる.
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6週 |
前学期前半の講義内容を基に,筆記試験を実施する.試験開始45分後に,試験前半部分を回収する.
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左記の項目を理解できる.
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7週 |
"研削加工の分類とその特徴,研削砥石の構造(3要素,5因子) (MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
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左記の項目を理解できる.
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8週 |
研削状態,自生作用,切りくずの特徴,スパークアウト,砥石移動距離と研削量の関係 物理基礎(主に力学)研削状態,自生作用,切りくずの特徴,スパークアウト,砥石移動距離と研削量の関係 . (MCC:Ⅴ-A-5 工作)
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左記の項目を理解できる.
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2ndQ |
9週 |
"クーラントの供給方法,砥石のドレッシング,工作物の固定方法,研削加工による仕上げ面の表面性状の特徴(MCC:Ⅴ-A-5 工作)" "
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左記の項目を理解できる.
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10週 |
"研削加工の幾何学(出口角,砥粒切込深さの最大値)(MCC:Ⅴ-A-5 工作)" ."
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左記の項目を理解できる.
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11週 |
"研削砥石の減耗と寿命,研削抵抗と研削動力,(MCC:Ⅴ-A-5 工作)" ."
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左記の項目を理解できる.
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12週 |
その他の研削加工方法(ホーニング,ラッピング,超音波加工,ウォータージェット加工) その他の除去加工(電子ビーム加工,ショットブラスト) (MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
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左記の項目を理解できる.
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13週 |
製鉄会社の工場を見学し,企業が求める技術者像を学ぶ
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左記の項目を理解できる.
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14週 |
製鉄会社の工場を見学し,企業が求める技術者像を学ぶ
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左記の項目を理解できる.
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15週 |
"前学期後半の講義内容を基に,筆記試験を実施する. 試験開始45分後に,試験前半部分を回収する."
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筆記試験で60%以上の回答率
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
"鋳造の特徴),鋳型,シェルモールド,ダイカスト法の加工メカニズム,連続鋳造法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) ."
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左記の項目を理解できる.
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2週 |
"鋳造の特徴),鋳型,シェルモールド,ダイカスト法の加工メカニズム,連続鋳造法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) ."
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左記の項目を理解できる.
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3週 |
"鋳造用金属材料,溶解炉,鋳物の欠陥と解決法((MCC:Ⅴ-A-5 工作) ."
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左記の項目を理解できる.
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4週 |
"鋳造用金属材料,溶解炉,鋳物の欠陥と解決法 "圧延加工法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) ."
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左記の項目を理解できる.
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5週 |
"授業方針説明,溶接法の分類(MCC),アーク(TIG,MIG,MAG)溶接の加工メカニズム(MCC) ." "鋳造用金属材料,溶解炉,鋳物の欠陥と解決法 "圧延加工法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) ."
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左記の項目を理解できる.
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6週 |
溶接法の分類(MCC),アーク(TIG,MIG,MAG)溶接の加工メカニズム(MCC) |
左記の項目を理解できる.
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7週 |
溶接法の分類(MCC),アーク(TIG,MIG,MAG)溶接の加工メカニズム(MCC) |
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8週 |
" "圧延のメカニズムと冷間、熱間圧延技術,"鍛造、パンチ、プレス,転造,押出し,引き抜きの加工技術について学ぶ(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
左記の項目を理解できる.
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4thQ |
9週 |
"圧延のメカニズムと冷間、熱間圧延技術,"鍛造、パンチ、プレス,転造,押出し,引き抜きの加工技術について学ぶ(MCC:Ⅴ-A-5 工作) |
左記の項目を理解できる.
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10週 |
"後学期前半の講義内容を基に,筆記試験を実施する. |
左記の項目を理解できる.
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11週 |
実施した講義内容のまとめ1 |
左記の項目を理解できる.
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12週 |
実施した講義内容のまとめ2 |
左記の項目を理解できる.
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13週 |
実施した講義内容のまとめ3 |
左記の項目を理解できる.
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14週 |
実施した講義内容のまとめ4 |
左記の項目を理解できる.
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15週 |
"本講義の全内容について,筆記試験を実施する.ただし,別途用紙を配布する.用紙は講義内容を記入し,持込を可とする. 試験開始45分後に,試験前半部分を回収する."
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年間を通した講義内容から試験形式で実施する.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 工場見学 | 合計 |
総合評価割合 | 90 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 0 | 70 |
専門的能力 | 10 | 0 | 10 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 20 |