機械工作法

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 機械工作法
科目番号 3111 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 自作ノート
担当教員 下嶋 賢

到達目標

鋳造,圧延,押出し,溶接,切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解し,説明できる.
自らが就職したい業界・企業を調査できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な到達レベル
ものづくりのメカニズムを理解できる切削加工,研削加工の加工メカニズムが分かり,ものづくり業界にかかわる技術者として実践できる.切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解し,説明できる.切削加工,研削加工の加工メカニズムを理解できる.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1年次,2年次の「材料加工システム」授業での加工基礎理論と実習経験をベースとし,当科目では「モノ」つくりの基盤となる切削・研削加工の概念と理論を,講義主体で修得する。

総合評価で60%以上の評点をもって単位を認定する.
・本講義を進める上で参考にした教科書は,以下のとおりである.本講義は教科書指定は行わない,各学生が必要と感じた場合,個別に購入することをお勧めします.
「機械工作法」,平井三友,コロナ社(ISBN4-339-04453-9),「新版 機械加工」中山一雄 上原邦雄,朝倉書店,溶接学会編「新版 溶接・接合技術特論」,トコトンやさしい圧延の本「JFEスチール圧延技術研究会 (著), 曽谷 保博 (監修)」,トコトンやさしい金型の本 (B&Tブックス 今日からモノ知りシリーズ)吉田 弘美
授業の進め方・方法:
切削・研削加工の概念と理論を,講義形式で実施する.
注意点:
・機械工作法に関連する基礎内容は,
実施した講義内容における板書内容および課題の提出を課す.
・テストは機械工作法の内容すべてとする.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 講義ガイダンス 1,2年で実施した実習内容を復習し,加工メカニズムを理解できる.
2週 切削加工の分類とその特徴,工作機械の加工メカニズム(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
3週 切削加工の分類とその特徴,工作機械の加工メカニズム(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
4週 2次元切削図,切削理論(切削機構,切り屑の排出メカニズムと分類とその特徴,被削材,加工条件と切り屑との関係),構成刃先の発生と特徴.(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
5週 2次元切削図,切削理論(切削機構,切り屑の排出メカニズムと分類とその特徴,被削材,加工条件と切り屑との関係),構成刃先の発生と特徴.(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
6週 被削材のせん断ひずみ,切削抵抗の力学モデル(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
7週 単刃加工と多刃加工の特徴,バックラッシの発生と特徴,工具材料と刃先の摩耗,寿命方程式,切削液と加工点への供給方法(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
8週 前期中間試験
持ち込み可:筆記用具,製図道具,関数電卓
前の週までの内容の範囲から試験を実施.
2ndQ
9週 その他の切削加工(ブローチ加工,歯切),切削加工の総まとめ(MCC:Ⅴ-A-5 工作) 左記の項目を理解できる.
10週 "研削加工の分類とその特徴,研削砥石の構造(3要素,5因子)
(MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
左記の項目を理解できる.
11週 "研削加工の分類とその特徴,研削砥石の構造(3要素,5因子)
(MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
左記の項目を理解できる.
12週 電子ビーム加工,ショットブラスト) (MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
左記の項目を理解できる.
13週 "研削加工の幾何学(出口角,砥粒切込深さの最大値)(MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
."
左記の項目を理解できる.
14週 "研削加工の幾何学(出口角,砥粒切込深さの最大値)(MCC:Ⅴ-A-5 工作)"
."
左記の項目を理解できる.
15週 前期期末試験
持ち込み可:筆記用具,製図道具,関数電卓
本講義の全範囲から試験を実施
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験合計
総合評価割合100000100
基礎的能力100000100