CAD・CAMII

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和03年度 (2021年度)
授業科目 CAD・CAMII
科目番号 4112 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 自作パワーポイント
担当教員 下嶋 賢,具志 孝,眞喜志 治

到達目標

ものづくりにおいて3次元CAD・CAMの重要性が増大している。4年生のCAMの授業では、3年時のCADの復習(モデリング作成・アセンブリー・レイヤ管理)を行う。CAD/CAM/加工の一環設計・生産技術を柱に置き、ものづくりの中核を担当できる知識・スキルを備えた技術者の育成を目指す。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
3面図を表示し、モデリングを作成させる。 製作したツールパスで、工作機械実機にて実加工できる。 工作機械のツールパスの原理について理解でき、説明できる。 工作機械のツールパスの原理について理解できる。
切削条件を表示し、PCでNCプログラムを作成させる。 製作したNCプログラムで、高先機械実機で実加工ができる。 これまで学んだ工作法から切削条件を選定でき、NCプログラムを作成でき、説明できる。 これまで学んだ工作法から切削条件を選定でき、NCプログラムを作成できる
3DCAD・CAM・CAEソフトを使った自由な発想を基にした設計・製図が出来る 製作した設計・製図に基づいて工作機械実機で実加工ができる。 3DCAD・CAM・CAEソフトを理解し、設計・製図ができ、説明できる。 3DCAD・CAM・CAEソフトを理解し、設計・製図ができる。・

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
Solidworkのスケッチ,モデリング,アセンブリについてより実践的な使い方について学ぶ.
SolidCAMを持ちたツールパスの生成とMCをつかった加工方法について学ぶ
授業の進め方・方法:
PC(Solidworks)を用いて進める.
注意点:
授業中に課題を行い、終了後提出させる。本人以外の提出は認めない。
評価は,レポートで実施.総合点に対して6割以上の評点をもって,単位を認定する.

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ものづくりとCAD/CAM ものづくりにおけるコンピュータの利用,CAD/CAM利用清さんシステムについて説明できる
2週 NC工作機械とNCプログラム NCプログラムを用いたNC工作機械の動作について説明できる
3週 CAMの基本的な操作方法 セットアップ,オペレーション作成,ポストプロセスなどのCAM操作について説明できる
4週 2.5軸加工CAM(1)
2.5軸加工(フェースミル加工)のツールパス作成について説明できる
5週 2.5軸加工CAM(2)
2.5軸加工のツールパスを作成できる
6週 3軸加工CAM(1) 3軸加工の基礎について説明できる
7週 3軸加工CAM(2)
NCフライス盤による実加工を通してコア形状の加工を理解し,これを説明できる
8週 3軸加工CAM(3)
3軸加工に関する課題に取り組むことができる
4thQ
9週 3軸加工CAM(4)
3軸加工に関する課題に取り組むことができる
10週
3軸加工CAM(5)
3軸加工に関する課題を完成させることができる
11週 多軸加工(1)
多軸加工の概略について説明できる
12週 多軸加工(2)
多軸加工に関する問題を解くことができる
13週 固定軸曲面投影加工(1)
曲面加工全般について説明できる
14週 固定軸曲面投影加工(2) 曲面加工全般について説明できる
15週 ラピッドプロトタイピング ラピッドプロトタイピングの概要を説明できる
16週

評価割合

課題その他合計
総合評価割合1000100
基礎的能力60060
専門的能力30030
分野横断的能力10010