科学技術英語

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 科学技術英語
科目番号 5017 科目区分 一般 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 各担当者が準備した配布資料
担当教員 高橋 大介

到達目標

機械工学分野における図書・論文・プロシーディングス(前刷)など,英文で作成された題材を基に,当該分野に特徴的な専門用語,表現方法,論理展開などの学術論文に現れる明快な英文表現法について理解する.さらに,英文によるアブストラクト(概要)やプレゼン資料作成に必要な英作文能力を身に付ける.
【Ⅲ-B】英語:英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を見につけ,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性を持って,社会性のある話題や自らの専門に関する基礎的な情報や考え方などを理解したり伝えたりできる.
【Ⅲ-B:3-1】語彙:中学で既習の語彙の定着を図り,高等学校学習指導要領に準じた進出語彙,及び専門科目に必要となる英語専門用語を習得して適切に運用できる.
【Ⅲ-B:5-5】英語コミュニケーション:関心のあるトピックについて,200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる.
【Ⅲ-B:5-7】英語コミュニケーション:関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し,必要な情報を読み取ることができる.
【Ⅲ-B:5-8】英語コミュニケーション:英文資料を,自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう,英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる.
【Ⅶ-A】コミュニケーションスキル:日本語と特定の外国語を用いて相手の意見を聞くことができ,効果的な説明方法や手段を用いて,自分の意見を伝え,円滑なコミュニケーションを図ることができる.
【Ⅶ-A:1-1】コミュニケーションスキル:日本語と特定の外国語の文章を読み,その内容を把握できる.
【Ⅶ-A:1-2】コミュニケーションスキル:他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要なレベルの目安(可)
機械工学分野で現れる専門用語を理解し,専門用語を用いた簡単な英文を理解する.英文図書・論文・前刷などで用いられる図・表などの表記法およびこれらを用いた議論・考察の表現法を理解する.(60%) レポートにより評価する.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について本質的に理解し,文脈を理解したうえで適切な日本語訳ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について理解し,適切な日本語訳ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について断片的に理解できる.
英文によるプレゼン資料が作成でき,それを用いてプレゼンテーションができる.(20%) 英文プレゼン資料と発表により評価する.右に加えて,理解しやすいプレゼンテーションを実施できる. 右に加えて,図表を用いた英文の説明が加筆されたプレゼン資料が作成できる. 辞書等による調査や,英文課題を参考に,英語で平易なプレゼン資料が作成できる.
英文アブストラクトが作成できる.(20%) 英文アブストラクトにより評価する.卒業研究の関連分野に関して,英文アブストラクトを200~300字程度で適切にまとめることができる.卒業研究の関連分野に関して,その目的や内容等を要約し,英文で記述することができる(字数制限なし).卒業研究の関連分野に関して,目的や内容等を英文で記述することができる(字数制限なし).

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業計画に記載の通り,卒業研究の各担当教員が実施する.
授業の進め方・方法:
使用する教材は,機械工学に関連するものを担当教員がそれぞれ準備する.
授業形態,対象分野などの実施内容については,担当教員によって異なるものの,評価基準ならびにその方法については上記へ記載の通り統一した基準により評価する.
注意点:
総合評価:
英文読解におけるレポートを60%,英文演習における提出物(発表資料・英文アブストラクト等)を40%で評価し,総合評価が60%以上をもって合格とする.

備考:
(各科目個別記述)
・この科目の主たる関連科目は English Comprehension I ~ IV,English Communication I ~ II,English Skills I ~ V および機械工学関連科目の全てである.
(モデルコアカリキュラム)
・ 対応するモデルコアカリキュラム(MCC)の学習到達目標、学習内容およびその到達目標を【】内の記号・番号で示す。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス,機械工学分野に関連する英文読解1 シラバス説明,機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
2週 機械工学分野に関連する英文読解2
機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
3週 機械工学分野に関連する英文読解3 機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
4週 機械工学分野に関連する英文読解4 機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
5週 機械工学分野に関連する英文読解5 機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
6週 機械工学分野に関連する英文読解6
機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
7週 機械工学分野に関連する英文読解7
機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
8週 機械工学分野に関連する英文読解8 機械工学分野に関連する基本的な英文が読解できる.
2ndQ
9週 英文演習1 機械工学分野に関連する英文のプレゼン資料を作成できる.また,作成した資料によるプレゼンテーションを行うことができる.
10週 英文演習2
機械工学分野に関連する英文のプレゼン資料を作成できる.また,作成した資料によるプレゼンテーションを行うことができる.
11週 英文演習3 機械工学分野に関連する英文のプレゼン資料を作成できる.また,作成した資料によるプレゼンテーションを行うことができる.
12週 英文演習4 機械工学分野に関連する英文のプレゼン資料を作成できる.また,作成した資料によるプレゼンテーションを行うことができる.
13週 英文演習5 卒業研究の関連分野に関する英文アブストラクトを作成できる.
14週 英文演習6 卒業研究の関連分野に関する英文アブストラクトを作成できる.
15週 英文演習7 卒業研究の関連分野に関する英文アブストラクトを作成できる.
16週

評価割合

レポートその他(プレゼン資料,英文アブストラクト等)合計
総合評価割合6040100
基礎的理解301040
応用力(実践・専門・融合)201030
社会性(プレゼン・コミュニケーション・PBL)02020
主体的・継続的学修意欲10010