国語III

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 国語III
科目番号 3002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教員による独自編成教材・『国語総合』(教育出版)・『ビジュアル国語便覧』(大修館書店)
担当教員 網谷 厚子,澤井 万七美

到達目標

1 基礎的な日本語を創造的に運用できる能力を身につける。
2 日本の古典文学作品についての理解を深める。
3 社会で要求されるコミュニケーション能力を身につける。
4 現代社会の問題を分析し、自己の見解を他者にわかりやすく伝えることができる。
【Ⅲ-A】【Ⅷ-A】【Ⅷ-B】【Ⅷ-C】【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
独創的な視点を持ち、自らの考えを正しい日本語で表現することができる。 論理的に自らの考えを、適切な日本語を選択しようとしながら表現することができる。 自らの考えを基本的な日本語を使用しながら、表現することができる。
古典作品の文法・文学史を踏まえながら、作品世界を自分独自の感性で味わうことができる。 古典作品の文法・文学史をおおむね踏まえながら、作品世界の内容を理解することができる。 古典作品の文法・文学史について、一部理解しながら、作品世界の概要を理解できる。
言語・非言語両面における社会人としてのコミュニケーション能力を、場面に応じて使いこなすことができる。 言語・非言語両面における社会人としてのコミュニケーション能力を、おおむね使いこなすことができる。 言語・非言語両面における社会人としてのコミュニケーション能力とは何か理解できる。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 本科-2 説明 閉じる
教育目標 本科-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1 学生の主体的活動となる場面を数多く設定し、自己PRの作成・プレゼンテーション、様々な課題解決のための小論文、短時間での要約、文学作品の理解・創作、基本的な漢字能力をみる小テストなど、様々な言語理解活動をさせる。
2 文学作品の理解をさせるとともに、ゲーム・創作を通して文学作品を楽しむ態度と日本文化とを身につけさせる。
3 言語・非言語両面における社会人としてのコミュニケーション能力を高める。
4 多様な文化・生活様式への想像力を持つ姿勢を育む。"
授業の進め方・方法:
・学生の主体的学習となるように展開する。
・情報の活用と要約・加工・発信の技術について習得する。
・論理的思考力・表現力育成のため小論文等を書く。
・発表・調査等基本的な方法を習得する。
・社会人として必要なスキルについて習得し活用できるようにする。
注意点:
・提出物が多いので、期日までに必ず提出する。
・リポートに関しては字数制限を守る。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 自己PRを書く
現代解決すべき課題をリストアップする。【Ⅲ-A】
2週 自己PRをする
論理的表現方法について学ぶ。【Ⅷ-A】
3週 現代の世界・日本の課題を考える(1)
世界・日本の解決すべき課題をリストアップする。【Ⅷ-A】【Ⅷ-D】
4週 課題の解決策について書く
上記についての解決策について小論文を書く。【Ⅲ-A】
5週 短文の要約Ⅰ
短文を要約し、短時間での理解力を身につける。【Ⅷ-E】
6週 短文の要約Ⅱ
同上
7週 古典作品を演じる
短文を要約し、短時間での理解力を身につける。【Ⅷ-E】
8週 短詩型文学について学ぶ
日本文化の「俳句」「短歌」作品を学び創作する。【Ⅲ-A】
2ndQ
9週 言葉とゲームⅠ
「百人一首」について理解を深める。【Ⅲ-A】
10週 言葉とゲームⅡ
同上
11週 言葉とゲームⅢ
「百人一首」を楽しむ。【Ⅲ-A】
12週 現代の世界・日本の課題を考える(2)
解決すべき課題についての小論文を書く。【Ⅲ-A】【Ⅷ-D】
13週 『源氏物語』を知る
『源氏物語』の作品世界を理解し味わう。
14週 同上
同上
15週 同上
同上
16週 期末試験
上記についての理解を確認する。
後期
3rdQ
1週 ビジネス文書Ⅰ
ビジネス文書の概要について学ぶ。【Ⅷ-A】
2週 ビジネス文書Ⅱ
通知文・依頼文等の基本的な書式を身につける。【Ⅷ-A】
3週 ビジネス文書Ⅲ
企画書の立案プロセス・書式例について学ぶ。【Ⅷ-A】
4週 ビジネス文書Ⅳ
企画書のモデルケースをもとに、立案および書き方のセオリーを身につける。(グループワークを含む)【Ⅷ-B】【Ⅷ-C】

5週 ビジネス文書Ⅴ
同上
6週 言語・非言語コミュニケーションⅠ
社会において必要な言語・非言語コミュニケ―ションを確認する。場面別の言語運用のモデルケースを学ぶ。【Ⅷ-A】


7週 言語・非言語コミュニケーションⅡ
同上
8週 言語・非言語コミュニケーションⅢ
同上
4thQ
9週 現状分析Ⅰ
複数のデータ・異なる立場の意見を比較し、分析的な考察を行った上で、レポートにまとめる。【Ⅷ-E】


10週 現状分析Ⅱ
同上
11週 現状分析Ⅲ
同上
12週 多文化共生社会Ⅰ
"多様な文化圏/生活様式の人々とのコミュニケーションについて考える。
【Ⅷ-B】【Ⅷ-C】"


13週 多文化共生社会Ⅱ
同上
14週 多文化共生社会Ⅲ
同上
15週 まとめ
後期授業内容の振り返りを行う。
16週 期末試験

評価割合

試験59リポート35小テスト5発表等10ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力350000035
分野横断的能力150000015