電気回路II

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2019
授業科目 電気回路II
科目番号 3206 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 専修学校教科書シリーズ 電気回路(2) コロナ社,演習問題プリント,MicroCap,簡易関数電卓
担当教員 高良 秀彦

到達目標

電気回路の複素表現,行列表現に関連する基礎を理解する。歪み波,過度現象を解く上で必要な三角関数,フーリエ級数,微積分を用いた数学的解法について理解する。資格試験,就職試験,編入試験等で出される電気回路の問題の70%程度を解ける専門基礎学力をつける。
【V-C-1】【V-C-5】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な到達レベル(可)
回路パラメータ、 フィルタ、フーリエ 級数、過度現象、 分布定数回路など の電気回路の基 礎を理解する。回路パラメータ、 フィルタ、フーリエ 級数、 過度現象、分布定 数回路などの電気 回路の基礎問題 の80%が解ける。回路パラメータ、 フィルタ、フーリエ 級数、 過度現象、分布定 数回路などの電気 回路の基礎問題 の60%が解ける。回路パラメータ、 フィルタ、フーリエ 級数、 過度現象、分布定 数回路などの電気 回路の基礎問題 の50%が解ける。
複素計算,ベクト ル表示,行列,連 立方程式,三角関 数,フーリエ変換, 微分方程式など電 気回路を解く上で 必要な数学基礎を 理解する。複素計算,ベクト ル表示,行列,連 立方程式,三角関 数,フーリエ変換, 微分方程式など電 気回路を解く上で 必要な数学基礎 問題の80%が解け る。複素計算,ベクト ル表示,行列,連 立方程式,三角関 数,フーリエ変換, 微分方程式など電 気回路を解く上で 必要な数学基礎 問題の60%が解け る。複素計算,ベクト ル表示,行列,連 立方程式,三角関 数,フーリエ変換, 微分方程式など電 気回路を解く上で 必要な数学基礎 問題の50%が解け る。
・RL直列回路や RC直列回路等の 単エネルギー回路 の直流応答を計算 し、過渡応答の特 徴を説明できる。 ・RLC直列回路等 の複エネルギー回 路の直流応答を計 算し、過渡応答の 特徴を説明でき る。 ・電気・電子工学 の専門分野の資 格・就職・編入試 験等で出される電 気回路に関連する 問題の70%程度を 解ける学力がつい ている。簡単な、RL直列回 路やRC直列回路 の単エネルギー回 路の電流と電荷に 関する微分方程式 を計算し、過渡応 答のグラフを画け る。 簡単な、RLC直列 回路の複エネル ギー回路の電流と 電荷に関する微分 方程式を計算し、 過渡応答のグラフ を画ける。 簡単なRC直列回 路の単エネルギー 回路の電流と電荷 に関する微分方程 式をたてることが できる。 簡単なRLC直列回 路の単エネルギー 回路の電流と電荷 に関する微分方程 式を計算し、過渡 応答のグラフを画 ける。 簡単な、RL直列回 路の単エネルギー 回路の電流に関 する微分方程式を たてることができ る。 簡単なRLC直列回 路の単エネルギー 回路の電流と電荷 に関する微分方程 式をたてることが できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.本授業は電気回路の基礎に関して主に教科書を中心に講義する。
2.回路の複素数表現,行列表現,フーリエ解析,微分方程式などの数学的解法について理解するために
演習問題を豊富に解く。
3.プリント演習問題を中心にした授業をおこないながら、回路シミュレータ(MicroCap),パルス信号源,オ
シロスコープ等を用いた実習なども加えて、理解力を深める。
授業の進め方・方法:
注意点:
この科目の主たる関連科目は、電気回路Ⅰ(2年)、電子回路Ⅰ(3年)、電子回路Ⅱ(3年)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 2端子対回路網1 インピーダンス関数
2週 2端子対回路網2 極,零点
3週 2端子対回路網3 直列回路のインピーダンス関数
4週 2端子対回路網4 並列回路のインピーダンス関数
5週 2端子対回路網5 直並列回路のインピーダンス関数
6週 2端子対回路網6 逆回路
7週 2端子対回路網7 定抵抗回路
8週 前期中間試験(行事予定で週変更可) 週1~7の授業で学んだ内容について試験を行う
2ndQ
9週 回路パラメータ1 回路パラメータの行列表現
10週 回路パラメータ2 Zパラメータ,Hパラメータ
11週 回路パラメータ3 π型回路のHパラメータ
12週 回路パラメータ4 T型回路のFパラメータ
13週 回路パラメータ5 縦続回路のFパラメータ
14週 回路パラメータ6 影像パラメータ(入出力インピーダンス)
15週 回路パラメータ7 影像パラメータ(減衰,位相パラメータ)
16週 期末試験 週9~15の授業で学んだ内容について試験を行う
後期
3rdQ
1週 各種フイルタ 伝送波形とスペクトル
2週 歪波1 三角関数
3週 歪波2 三角関数、級数
4週 フーリエ級数1 矩形波形のフーリエ級数
5週 フーリエ級数2 三角波形のフーリエ級数
6週 フーリエ級数3 時間軸波形のフーリエ級数
7週 フーリエ級数4 サイン波形のフーリエ級数
8週 後期中間試験(行事予定で週変更可) 週16~22の授業で学んだ内容について試験を行う
4thQ
9週 過度現象1[航] 微分方程式の基礎
10週 過度現象2[航] R-L直流回路
11週 過度現象3[航] R-C直流回路
12週 過度現象4[航] R-L-C直流回路
13週 過度現象5[航] R-L-C交流回路
14週 過度現象6[航] パルス信号源、
15週 過度現象7[航] 交流信号源,ラプラス変換と逆変換
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力700000070
応用力200000020
主体的・継続的学修意欲100000010