IT応用

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 IT応用
科目番号 3208 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教員自作パワーポイント資料、関連ビデオ教材、情報通信白書 (参考図書)ホームネットワークと情報家電(オーム社),わかりやすい暗号学(米田出版)
担当教員 金城 伊智子

到達目標

①ITに関する技術や応用事例を広く知ることで、ITに深く関わる専門科目(ネットワーク、セキュリティ等)との関連性について理解し、特徴や課題などを説明することができる。
②IT関連技術を調査し、調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。
③グループでITに関する技術・応用等に関する動向調査を行い報告するとともに、他グループと発表内容に対して議論することができる。
【IV-C-2】情報ネットワーク分野では、インターネットを用いた犯罪例などを知り、情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解することを目標とする。
【V-D-4】ンピュータシステムの分野では、コンピュータシステムの全体像を理解することを目標とする。
【V-D-5】システムプログラムの分野では、コンピュータを効率よく利用するために不可欠なオペレーティングシステムについて理解することを目標とする。
【V-D-6】通信ネットワークの分野では、社会インフラの一つである情報通信ネットワークの仕組みやこれを支える基礎技術を理解することを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ITに関する技術や応用事例を広く知ることで、ITに深く関わる専門科目(ネットワーク、セキュリティ等)との関連性について理解し、特徴や課題などを説明することができる。授業で学習した内容と関連付けながら、IT関連技術について、それらの要点を説明できる。教材・参考図書等に従い、IT関連技術について、それらの要点を説明できる。教材・参考図書等を参照しながら、IT関連技術について理解し、概要を説明できる。
IT関連技術を調査し、調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。IT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲にとどまらず、応用可能性や将来展望等を含め回答できる。IT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲で的確に回答できる。IT関連技術に関する調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。
グループでITに関する技術・応用等に関する動向調査を行い報告するとともに、他グループと発表内容に対して議論することができる。・自グループにて調査したIT関連技術に関する内容に対する他グループぁらの質問事項に対して、調査した範囲にとどまらず、応用可能性や将来展望等を含め回答できる。 ・調査技術の将来展望や目指すべき方向性について、他グループと討議できる。・自グループに対するIT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲で的確に回答できる。 ・他グループの発表内容に対して質疑・コメントができる。グループにて役割分担を決め、IT関連技術に関する調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 本科-1 説明 閉じる
教育目標 本科-3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
前期・後期評価:定期試験(期末)の平均の70%+課題(30%)。
学年末評価は、前期評価と後期評価の平均で行い、60%以上を合格とする。
課題については、レポート(40%)・プレゼンテーション資料(プレゼンテーションを含む)(40%)・グループディスカッションの取り組み(20%)とする。
授業の進め方・方法:
前期・後期評価:定期試験(期末)の平均の70%+課題(30%)。
学年末評価は、前期評価と後期評価の平均で行い、60%以上を合格とする。
課題については、レポート(40%)・プレゼンテーション資料(プレゼンテーションを含む)(40%)・グループディスカッションの取り組み(20%)とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 年間のガイダンス
シラバスの説明(授業の概要、進め方の紹介).
ITをキーワードに,応用事例調査(レポート作成).
2週 IT応用事例調査
ITをキーワードに,応用事例調査(レポート作成).
3週 IT応用事例調査の紹介
調査した応用事例について発表・討論.
4週 IT戦略についての理解
IT技術・資格・スキル・e-Japan戦略について学ぶ.
5週 ホームネットワークの理解
ホームネットワークと情報家電の背景・概要を学ぶ. "情報家電のネットワーク化について理解する.
(イーサネット、ECHONET等)"

6週 情報家電のネットワーク化(1) ホームネットワークの概要について調査し、レポートにまとめる.
7週 情報家電のネットワーク化(2) ITをキーワードに,調査内容をレポート形式にて報告.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 地域ネットワークシステムの理解 地域を含めた大規模システムについて調査する.
10週 情報家電の課題の理解
情報家電の課題について調査し,解決策に関する発表・議論を通じて理解を深める.
11週 標準化についての理解
情報家電を中心に,標準化活動や企画について調査し報告することで理解を深める.
12週 ホームネットワークのセキュリティに関する調査
ホームネットワークのセキュリティについて調査しレポートにまとめるるとともに,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
13週 暗号処理について学ぶ
暗号処理について概要を理解する.
14週 コンテンツ利用・保護技術と著作権管理の理解
コンテンツの利用の際の著作権管理・保護技術について学ぶ.
15週 ヒューマンインタフェースの理解 ヒューマンインタフェース技術(音声情報処理)について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
16週
後期
3rdQ
1週 IT技術動向と応用システムの紹介
IT技術動向をメディアの観点から学び,IT応用システムの例を学習する.
2週 自然言語処理の理解
自然言語処理システムと要素技術について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
3週 ヒューマン・ロボットインタラクションの理解
家庭用ロボット・対話型ロボット・ロボットエージェントについて学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめ,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
4週 クラウドコンピューティングとGreenITの理解
クラウドコンピューティングとGreenITについて学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
5週 地図情報のIT応用の理解
GPS・GISをはじめとした地図情報のITシステム応用について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめ,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
6週 携帯情報端末に関する調査
携帯情報端末の機能ならびにOSとネットワーク・通信インタフェースプロトコルに関して学習する.また,それらを用いたアプリケーションの可能性について,携帯情報端末に関する調査内容をレポートにまとめる.
7週 "携帯情報端末に関する
調査内容の発表"
調査・検討内容を発表し,議論を通じて理解を深める.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 Androidプラットフォームの理解
Androidプラットフォームについて学ぶ.
10週 Androidの機能調査
AndroidのOS・GUI・ミドルウェア等を実機を通じて学習する.また,端末の機能やアプロケーションについて調査しレポートにまとめる.
11週 Android端末機能の発表
Android端末の機能・応用例について調査した内容について発表し,討論を通じて理解を深める.
12週 移動通信端末を用いた情報提供サービスの理解
携帯情報端末向け情報提供サービスの実態について調査しレポートにまとめる.
13週 携帯端末向け新規情報提供サービスの発表
携帯情報端末向け情報提供サービスについて調査内容に基づく新規提案に関して発表し,討論を通じて理解を深める.
14週 ビッグデータとクラウドの理解
ビッグデータとクラウドに関する技術動向ならびに応用可能性について学ぶ.
15週 サイバー犯罪とクラウドセキュリティの理解
サイバー犯罪とクラウドセキュリティについて,動向ならびに関連技術について学ぶ.
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合403000030100
基礎的能力20100001040
専門的能力55000515
分野横断的能力10100001030
主体的・継続的学修意欲55000515