到達目標
①ITに関する技術や応用事例を広く知ることで、ITに深く関わる専門科目(ネットワーク、セキュリティ等)との関連性について理解し、特徴や課題などを説明することができる。
②IT関連技術を調査し、調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。
③グループでITに関する技術・応用等に関する動向調査を行い報告するとともに、他グループと発表内容に対して議論することができる。
【IV-C-2】情報ネットワーク分野では、インターネットを用いた犯罪例などを知り、情報セキュリティの必要性、様々な脅威の実態とその対策について理解することを目標とする。
【V-D-4】ンピュータシステムの分野では、コンピュータシステムの全体像を理解することを目標とする。
【V-D-5】システムプログラムの分野では、コンピュータを効率よく利用するために不可欠なオペレーティングシステムについて理解することを目標とする。
【V-D-6】通信ネットワークの分野では、社会インフラの一つである情報通信ネットワークの仕組みやこれを支える基礎技術を理解することを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
ITに関する技術や応用事例を広く知ることで、ITに深く関わる専門科目(ネットワーク、セキュリティ等)との関連性について理解し、特徴や課題などを説明することができる。 | 授業で学習した内容と関連付けながら、IT関連技術について、それらの要点を説明できる。 | 教材・参考図書等に従い、IT関連技術について、それらの要点を説明できる。 | 教材・参考図書等を参照しながら、IT関連技術について理解し、概要を説明できる。 |
IT関連技術を調査し、調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。 | IT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲にとどまらず、応用可能性や将来展望等を含め回答できる。 | IT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲で的確に回答できる。 | IT関連技術に関する調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。 |
グループでITに関する技術・応用等に関する動向調査を行い報告するとともに、他グループと発表内容に対して議論することができる。 | ・自グループにて調査したIT関連技術に関する内容に対する他グループぁらの質問事項に対して、調査した範囲にとどまらず、応用可能性や将来展望等を含め回答できる。
・調査技術の将来展望や目指すべき方向性について、他グループと討議できる。 | ・自グループに対するIT関連技術に関する調査内容に対する質問事項に対して、調査した範囲で的確に回答できる。
・他グループの発表内容に対して質疑・コメントができる。 | グループにて役割分担を決め、IT関連技術に関する調査内容について資料にまとめ発表・報告することができる。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
前期・後期評価:定期試験(期末)の平均の70%+課題(30%)。
学年末評価は、前期評価と後期評価の平均で行い、60%以上を合格とする。
課題については、レポート(40%)・プレゼンテーション資料(プレゼンテーションを含む)(40%)・グループディスカッションの取り組み(20%)とする。
授業の進め方・方法:
前期・後期評価:定期試験(期末)の平均の70%+課題(30%)。
学年末評価は、前期評価と後期評価の平均で行い、60%以上を合格とする。
課題については、レポート(40%)・プレゼンテーション資料(プレゼンテーションを含む)(40%)・グループディスカッションの取り組み(20%)とする。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
年間のガイダンス
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シラバスの説明(授業の概要、進め方の紹介). ITをキーワードに,応用事例調査(レポート作成).
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2週 |
IT応用事例調査
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ITをキーワードに,応用事例調査(レポート作成).
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3週 |
IT応用事例調査の紹介
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調査した応用事例について発表・討論.
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4週 |
IT戦略についての理解
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IT技術・資格・スキル・e-Japan戦略について学ぶ.
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5週 |
ホームネットワークの理解
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ホームネットワークと情報家電の背景・概要を学ぶ. "情報家電のネットワーク化について理解する. (イーサネット、ECHONET等)"
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6週 |
情報家電のネットワーク化(1) |
ホームネットワークの概要について調査し、レポートにまとめる.
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7週 |
情報家電のネットワーク化(2) |
ITをキーワードに,調査内容をレポート形式にて報告.
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
地域ネットワークシステムの理解 |
地域を含めた大規模システムについて調査する.
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10週 |
情報家電の課題の理解
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情報家電の課題について調査し,解決策に関する発表・議論を通じて理解を深める.
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11週 |
標準化についての理解
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情報家電を中心に,標準化活動や企画について調査し報告することで理解を深める.
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12週 |
ホームネットワークのセキュリティに関する調査
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ホームネットワークのセキュリティについて調査しレポートにまとめるるとともに,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
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13週 |
暗号処理について学ぶ
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暗号処理について概要を理解する.
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14週 |
コンテンツ利用・保護技術と著作権管理の理解
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コンテンツの利用の際の著作権管理・保護技術について学ぶ.
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15週 |
ヒューマンインタフェースの理解 |
ヒューマンインタフェース技術(音声情報処理)について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
IT技術動向と応用システムの紹介
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IT技術動向をメディアの観点から学び,IT応用システムの例を学習する.
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2週 |
自然言語処理の理解
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自然言語処理システムと要素技術について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
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3週 |
ヒューマン・ロボットインタラクションの理解
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家庭用ロボット・対話型ロボット・ロボットエージェントについて学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめ,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
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4週 |
クラウドコンピューティングとGreenITの理解
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クラウドコンピューティングとGreenITについて学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめる.
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5週 |
地図情報のIT応用の理解
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GPS・GISをはじめとした地図情報のITシステム応用について学ぶとともに,調査内容をレポートにまとめ,新規応用展開についてのプレゼンテーションとディスカッションを通じて理解を深める.
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6週 |
携帯情報端末に関する調査
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携帯情報端末の機能ならびにOSとネットワーク・通信インタフェースプロトコルに関して学習する.また,それらを用いたアプリケーションの可能性について,携帯情報端末に関する調査内容をレポートにまとめる.
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7週 |
"携帯情報端末に関する 調査内容の発表"
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調査・検討内容を発表し,議論を通じて理解を深める.
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8週 |
後期中間試験
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4thQ |
9週 |
Androidプラットフォームの理解
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Androidプラットフォームについて学ぶ.
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10週 |
Androidの機能調査
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AndroidのOS・GUI・ミドルウェア等を実機を通じて学習する.また,端末の機能やアプロケーションについて調査しレポートにまとめる.
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11週 |
Android端末機能の発表
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Android端末の機能・応用例について調査した内容について発表し,討論を通じて理解を深める.
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12週 |
移動通信端末を用いた情報提供サービスの理解
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携帯情報端末向け情報提供サービスの実態について調査しレポートにまとめる.
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13週 |
携帯端末向け新規情報提供サービスの発表
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携帯情報端末向け情報提供サービスについて調査内容に基づく新規提案に関して発表し,討論を通じて理解を深める.
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14週 |
ビッグデータとクラウドの理解
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ビッグデータとクラウドに関する技術動向ならびに応用可能性について学ぶ.
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15週 |
サイバー犯罪とクラウドセキュリティの理解
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サイバー犯罪とクラウドセキュリティについて,動向ならびに関連技術について学ぶ.
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 40 | 30 | 0 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 20 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 40 |
専門的能力 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 15 |
分野横断的能力 | 10 | 10 | 0 | 0 | 0 | 10 | 30 |
主体的・継続的学修意欲 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 15 |