電子回路II

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2018
授業科目 電子回路II
科目番号 3213 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 専修学校教科書シリーズ 電子回路(2)コロナ社,演習問題プリント,MIcroCap,ISEシミュレータ
担当教員 亀濱 博紀

到達目標

真理値表の作成・解読,論理式の作成と簡略化,カルノー図による簡略化,ゲート回路の作成,タイミング
波形の作成,フリップフロップ回路の構成と原理,各種順序回路などデジタル電子回路の基礎を理解す
る。ハードウェア記述言語(HDL)について学びデジタルシステムの設計法について理解する。
【V-C-3】【V-C-4】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ゲート回路,順序 回路を用いたデジ タル電子回路の基 礎を理解する。 ・整数、小数を2進 数、8進数、16進数 で表現できる。 ・基数が異なる数 の間で相互に変換 できる。 ・基本的な論理演 算を行うことができ る。 ・基本的な論理演 算を組み合わせて 任意の論理関数を 論理式として表現 できる。 ・MIL記号または JIS記号を使って図 示された組み合わ せ論理回路を論理 式で表現できる。 ・論理式から真理 値表を作ることが できる。 ・論理式をMIL記号 またはJIS記号を 使って図示できる。・整数、小数を2進 数、8進数、16進数 のへの変換計算が できる。 ・基数が異なる数 の間で相互に変換 計算ができる。 ・ブール代数によ る簡単な論理演算 計算ができる。 ・論理演算を組み 合わせて任意の論 理関数を論理式と して計算ができる。 ・MIL記号を使って 図示された簡単な 組み合わせ論理回 路を論理式で表現 できる。 ・積和の簡単な論 理式から真理値表 を作ることができ る。 ・論理式をMIL記号 を使って回路で表 示できる。・整数、小数を8進 数への変換計算が できる。 ・10進数と8進数の 間で相互に変換計 算ができる。 ・ブール代数の主 な公式による簡単 な論理演算計算が できる。 ・論理演算と論理 式の関係を説明出 来る。 ・組み合わせ論理 回路が説明出来 る。 真理値表を説明出 来る。 ・論理式とMIL記号 の関係を説明でき る。・整数を2進数への 変換計算ができ る。 ・10進数と2進数の 間で相互に変換計 算ができる。 ・ブール代数が説 明できる。 ・論理演算式が説 明出来る。 ・MIL記号が説明 出来る。 ・積和の簡単な論 理式が説明出来 る。 ・MIL記号が説明 出来る。
ハードウエア記述 言語(HDL)による デジタルシステム 設計について理解 する。ハードウエア記述 言語(HDL)による デジタルシステム 設計の階層設計と シミュレーションが できる。ハードウエア記述 言語(HDL)による 全加算回路と全減 算回路の構造記述 ができる。ハードウエア記述 言語(HDL)による AND、半加算回路 と半減算回路の構 造記述ができる。
電気・電子工学の 専門分野の資格・ 就職・編入試験等 で出される電気回 路に関連する問題 の70%程度を解け る学力がついてい る。電気・電子工学の 専門分野の資格・ 就職・編入試験等 で出される電気回 路に関連する問題 の70%程度を解け る学力がついてい る。電気・電子工学の 専門分野の資格・ 就職・編入試験等 で出される電気回 路に関連する問題 の50%程度を解け る学力がついてい る。電気・電子工学の 専門分野の資格・ 就職・編入試験等 で出される電気回 路に関連する問題 の30%程度を解け る学力がついてい る。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.本授業では電子回路の基礎としてのデジタル回路について講義を行う。
2.デジタル回路はゲート回路、フリップフロップ、カウンタ、レジスタ回路、HDL言語の基礎について講義す
る。
4.回路シミュレータ、簡易電子回路デモ機操作、FPGA演習ボード(HDLトレーナ)などを活用して実践的な
に理解を深める。
授業の進め方・方法:
前期・後期評価:定期試験(中間・期末)で100%評価する。
学年末評価は前期評価と後期評価の平均で行い,60%以上を合格とする。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 デジタル回路の基礎1【航】
2週 デジタル回路の基礎2【航】
3週 デジタル回路の基礎3【航】
4週 デジタル回路の基礎4【航】
5週 デジタル回路の基礎5【航】
6週 ゲート回路1【航】
7週 ゲート回路2【航】
8週 前期中間試験(行事予定で週変更可
2ndQ
9週 フリップフロップ1【航】
10週 フリップフロップ2【航】
11週 フリップフロップ3【航】
12週 フリップフロップ4【航】
13週 カウンタ1
14週 カウンタ2
15週 カウンタ3
16週 期末試験
後期
3rdQ
1週 HDL言語による回路設計の基礎
2週 HDL言語によるゲート回路設計1
3週 HDL言語によるゲート回路設計2
4週 HDL言語によるゲート回路設計3
5週 HDL言語によるゲート回路設計4
6週 HDL言語によるゲート回路設計5
7週 HDL言語によるゲート回路設計6
8週 後期中間試験(行事予定で週変更可)
4thQ
9週 HDL言語による順序回路設計1
10週 HDL言語による順序回路設計2
11週 HDL言語による順序回路設計3
12週 HDL言語による順序回路設計4
13週 HDL言語による順序回路設計5
14週 HDL言語による階層設計の基礎1
15週 HDL言語による階層設計の基礎2
16週 期末試験

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力600000060
応用力(実践・専門・融合)300000030
主体的・継続的学修意欲100000010