科学技術文章

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 科学技術文章
科目番号 4002 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 『知的な科学・技術文章の書き方』中島利勝・塚本真也著・コロナ社
担当教員 網谷 厚子

到達目標

1 論理的思考力情報収集能力を身につける。
2 論証することについて熟達する。
3 科学技術文章のスタイルについての基礎的技術を習得する。"

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1論理的思考力を身につける。(機械A-1,C-1,情報A-1,C-1,メディアA-1,C-4,生物B-1.C-2) 論理の筋道についての理解を深め、短時間で情報を要約・加工し発信することができる。 論理の筋道について概ね理解し、時間をかけても情報を要約・加工し発信することができる。 論理の筋道について一部理解し、情報の要約・加工・発信について取り組む姿勢がみられる。
評価項目2 論理的思考力を身につける。(機械A-1,C-1,情報A-1,C-1,メディアA-1,C-4,生物B-1.C-2) 自らの考えを最新のデータ等根拠を踏まえ、正しい日本語で独創的かつ説得力を持って表現することができる。 自らの考えをデータ等根拠を踏まえ、概ね正しい日本語で表現することができる。 自らの考えを、概ね正しい日本語で表現することができる。
評価項目3論理的思考力を身につける。(機械A-1,C-1,情報A-1,C-1,メディアA-1,C-4,生物B-1.C-2) 科学技術文章の特徴的なスタイルについて知識を深め、活用することができる。 科学技術文章についての知識を深めることができる。 科学技術文章の特徴について理解することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育目標 本科-1 説明 閉じる
教育目標 本科-2 説明 閉じる
教育目標 本科-4 説明 閉じる

教育方法等

概要:
1 批評・批判・論証についての考え方を、実例・パターンに基づいて学ばせ、小論文を書かせることにより、自ら運用できる力を身につかせる。
2 科学技術文章の特色について理解させ、正しく的確に表現できる能力を、小テストで確認しながら形成的に評価し、確実に習得させる。
3 書くこと(論証すること)・話すこと(発表すること)・聴くこと(批評的に)をバランス良く配置し、主体的な学習となるようにする。"

授業の進め方・方法:
・論理的思考力・表現力の育成のための小論文作成。
・教科書・問題集に基づいてテクニカル・ランティングの基本を習得する。
・プレゼンテーションのPPTの作成し、プレゼンテーションの方法について習得する。
注意点:
・学生が主体的に学ぶよう指導する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 論理的思考の方法
「論理的」となるための必要な要素を学ぶ。
2週 論理の進め方
実例を理解し、説得力の根拠を理解する。
3週 批評・批判・論証の実例Ⅰ
Open-ended課題に取り組む。
4週 論拠・データの集め方・説得力ある論理的文章とは
論拠・データの収集の仕方・表現について習熟する。「論理的」となるための必要な要素を学ぶ。
5週 科学技術文章の特徴・ルールとスタイル
科学技術文章とは何か、基礎的知識を身につける。横書きスタイルに関するルールについて学ぶ。
6週 形式名詞・補助動詞の表記・禁則処理、
形式名詞・補助動詞等の表現に習熟する。
7週 副詞・各種記号・表記のルール、プレゼンテーションの工夫
表記の様々なルール、プレゼンテーションの工夫について学ぶ。
8週 中間テスト
上記の学習の習熟度を評価する。
4thQ
9週 世紀の大発明コンクール
プロジェクトリーダーとして企画・立案、プレゼンテーションする。
10週 世紀の大発明コンクール
プロジェクトリーダーとして企画・立案、プレゼンテーションする。
11週 世紀の大発明コンクール
プロジェクトリーダーとして企画・立案、プレゼンテーションする。
12週 批評・批判・論証の実例Ⅱ
Open-ended課題に取り組む。
13週 接続詞・接文語句のルール、文末表現の工夫
効果的・明解な文章、力強い魅力的な文章を書く方法について学ぶ。
14週 短文・長文・図番・図表の活用法
効果的活用について基礎的知識を身につける。
15週 明解な文章表現法・科学技術者の守るべきルール
明解な文章へと推敲できる能力を鍛え、科学・技術者の守るべきルールを学ぶ。
16週

評価割合

試験 70発表 30相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力500000050
分野横断的能力0000000