到達目標
沖縄地域社会の理解を目的とし、沖縄の文化・歴史・地理風土などについての認識を深める。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 現在における沖 縄戦認識とそれを 扱うメディアの個 性を理解した上 で、沖縄戦の軍事 史的な側面・住民 被害の側面・さら に社会的問題と なっている集団自 決問題の関係性 を総合的に理解 できる。
| 現在における沖 縄戦認識と、沖縄 戦の軍事史的な 側面ならびに住 民被害の側面の 関係性を総合的 に理解できる。
| 沖縄戦の軍事史 的な側面ならびに 住民被害の側面 の関係性を総合 的に理解できる。
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学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
資・史料を提示し、歴史学的方法論を併せて説明することで、科学的・論理的に考える能力を高める。
授業の進め方・方法:
資・史料を提示し、歴史学的方法論を併せて説明することで、科学的・論理的に考える能力を高める。
注意点:
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス |
授業の方針・進め方等についての説明。
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2週 |
教科書問題とメディア論 |
現在における沖縄戦認識の一つとして、教科書問題を取り上げ、同問題における大手新聞社の論説を比較検討する。
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3週 |
岩波・大江裁判の法理と報道 |
沖縄戦認識をめぐる、教科書問題の出発点ともなった、岩波・大江裁判判決の法理を理解するとともに、その法理に基づいて、改めてメディア報道の有り様を考える。
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4週 |
沖縄の戦略的重要性 |
軍事史としての沖縄戦の初回として、何故沖縄が戦場になったのか、太平洋戦争全体の中での沖縄の戦略的重要性を理解する。
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5週 |
大本営陸海軍部より見る沖縄戦作戦計画 |
軍事史としての沖縄戦の2回目として、東京からの視点で沖縄作戦計画を理解する。
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6週 |
第32軍より見る沖縄戦作戦計画 |
軍事史としての沖縄戦3回目として、沖縄現地守備隊の視点から沖縄作戦計画を理解する。
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7週 |
地上戦の推移 |
軍事史としての沖縄戦4回目として、上記作戦計画を踏まえた上で、実際の戦闘がどのように行われたのかを理解する。
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8週 |
沖縄戦末期、32軍の新作戦計画 |
軍事史としての沖縄戦5回目として、戦闘の推移の結果、32軍が最後に策定した作戦計画を理解することで、論点を住民被害問題へとつなげてゆく。
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2ndQ |
9週 |
住民保護問題に関する、政府・大本営の基本方針の策定 |
住民被害としての沖縄戦の初回として、日本が国家としてどのような方針を採用するのかを理解する。
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10週 |
県外疎開の奨励 |
住民被害としての沖縄戦の2回目として、県外疎開問題が生じた背景を理解する。
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11週 |
県内疎開の奨励 |
住民被害としての沖縄戦の3回目として、海上が封鎖された後、県内疎開問題が生じた背景を理解する。
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12週 |
沖縄戦末期、新疎開計画 |
住民被害としての沖縄戦の4回目として、沖縄県で最後に策定された疎開(避難)問題が生じた背景を理解する。
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13週 |
集団自決1 |
教科書問題の直接契機となった集団自決問題を、沖縄本島における事例として読谷村をとりあげる。
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14週 |
集団自決2 |
教科書問題の直接契機となった集団自決問題を、離島の事例として渡嘉敷村をとりあげ、沖縄本島の事例と比較、発生の背景を理解する。
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15週 |
日本国憲法 |
モデルコアカリキュラム対応。戦争直後で成立した日本国憲法について、特に9条が成立した歴史的背景について考える。また政府による憲法解釈変更について考える。
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16週 |
期末試験 |
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |