文学概論II

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 文学概論II
科目番号 5010 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 5
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 網谷厚子著『日本語の詩学ー遊び、喩、多様なかたち』土曜美術社出版販売・他
担当教員 網谷 厚子

到達目標


"1 日本の古典作品から現代までの作品に触れ、「世界」の中での固有性について認識を深める。
2 日本語の特性を最大限に生かし新しいものを生み出す力を身につける。
3 日本文学史の基本的素養を身につける。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
【Ⅷ-A:2-3古文・漢文について、音読・朗読もしくは暗唱することにより、特有のリズムや韻などを味わうことができる。】"

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本の古典作品から現代までの作品に触れ、「世界」の中での固有性について認識を深める。(以下同じ、機械A-1・情報.C-3,メディアC-4,生物B-1,C-2) 日本文学の固有性について認識を深め、日本文学作品についての深い理解・興味・関心を持つことができる。 日本文学の固有性に気づき、作品について、概ね理解することができる。 日本文学の固有性に気づき、作品について、一部理解することができる。
評価項目2日本語で新しいものを生み出す力を身につける 自らの考えを十分調査・研究した内容を踏まえ説得力をもっと表現することができる。 調査・研究した内容を踏まえ、自らの考えを表現することができる。 調査・研究した内容を、課題に応じて表現することができる。
評価項目3他者を動かす言葉の力を身に付ける 俳句等文学作品を独創的に創作することができる。 文学作品を自らの感受性に基づいて表現することができる。 文学作品の形式に従い作品を創作することができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1 日本文化の一つである有名な古典作品や、現代の詩・短歌・俳句について素養を深めさせ、独創的な表現へと導いていく。
2 日本語の特徴を理解し、効果的な口頭による表現を、歯切れの良い「滑舌」を身につかせる。
3 以上の内容が主体的・創造的となるように工夫する。"
授業の進め方・方法:
・上代から近世までの文学史を習得する。
・古典作品を具体的に鑑賞し解読する。
・日本の゛店頭的なものの見方を学び、現代とり共通性を見つける。
注意点:
・教材はプリンㇳで配布することが多くのでなくさないようにする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 日本の古典文学作品の特徴
"日本の古典作品の特徴について学ぶ。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。"
2週 上代の文学作品Ⅰ "上代の文学作品の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
【Ⅲ-A:2-3】"
3週 上代の文学作品Ⅱ
同上
4週 中古の文学作品Ⅰ
"中古の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A::2-3】代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。
"
5週 中古の文学作品Ⅱ 同上
6週 中古の文学作品Ⅲ 同上
7週 中古の文学作品Ⅳ 同上
8週 中世の文学作品Ⅰ "中世の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
【Ⅲ-A:2-3代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。】"
4thQ
9週 中世の文学作品Ⅱ 同上
10週 近世の文学作品Ⅰ
"近世の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
【Ⅲ-A:2-3】代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。
"
11週 近世の文学作品Ⅱ 同上
12週 近代の文学作品Ⅰ
"近代の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A:2-1】代表的な古文・漢文を読み、言葉や表現方法の特徴をふまえて人物・情景などを理解し、人間・社会・自然などについて考えを深めたり広げたりすることができる。
【Ⅲ-A:2-3】代表的な古文・漢文について、日本文学史および中国文学史における位置を理解し、作品の意義について意見を述べることができる。また、それらに親しもうとすることができる。
"

13週 近代の文学作品Ⅱ 同上
14週 現代の文学作品
"現代の有名な作品を理解・鑑賞する。
【Ⅲ-A:1-2】代表的な文学作品を読み、人物・情景・心情の描写ならびに描写意図などを理解して味わうとともに、その効果について説明できる。
【Ⅷ-A:2-4】教材として取り上げた作品について、用いられている言葉の現代の言葉とのつながりや、時代背景などに関する古文・漢文の基礎的知識を習得できる。"
15週 「後輩に贈る言葉」の作成
"「(まだ見ぬ)後輩に贈る言葉」を書く。
【Ⅲ-A:1-5】鑑賞にもとづく批評的な文章の執筆や文学的な文章(詩歌、小説など)の創作をとおして、感受性を培うことができる。"

16週 期末試験
上記の内容の習熟度を確認する。

評価割合

試験50発表50相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力500000050
専門的能力300000030
分野横断的能力200000020