応用プログラミングII

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 応用プログラミングII
科目番号 5201 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 4
開設学科 情報通信システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 "自作テキストとパワーポイントなどプレゼン資料 参考書:Javaプログラミング入門(共立出版)、javaプログラミング1001Tips(Ohmsha)、javaによるはじめてのアルゴリズム入門(技術評論社)"
担当教員 中平 勝也

到達目標

"Javaプログラミングの概念を理解し、各種の応用プログラムを記述できるようにする。
① 並列処理を利用したアニメーションやシミュレーションプログラムを記述できる
② 画像処理の概念を理解し、簡単なプログラムを記述できる。
③ 各種数値計算プログラムを記述できる
④ 再帰の概念を理解し、再帰的プログラムを記述できる。
⑤ データベースを使った簡単な業務プログラムを記述できる。
【V-D】プログラミングの分野では、プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方など、プログラミングの基礎を理解している。"

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
並列処理を利用したアニメーションやシミュレーションプログラムを作成できる。 自分で考えたアルゴリズムで、プログラムを作成することができる。 例示されたアルゴリズムに従って、プログラムを作成することができる。 サンプルプログラムを自分で入力して動かすことができる。
画像処理の概念を理解し、簡単なプログラムを作成できる。 自分で考えたアルゴリズムで、プログラムを作成することができる。 例示されたアルゴリズムに従って、プログラムを作成することができる。 サンプルプログラムを自分で入力して動かすことができる。
各種数値計算プログラムを作成できる。 自分で考えたアルゴリズムで、プログラムを作成することができる。 例示されたアルゴリズムに従って、プログラムを作成することができる。 サンプルプログラムを自分で入力して動かすことができる。
再帰の概念を理解し、再帰的プログラムを作成できる。 自分で考えたアルゴリズムで、プログラムを作成することができる。 例示されたアルゴリズムに従って、プログラムを作成することができる。 サンプルプログラムを自分で入力して動かすことができる。
データベースを使った簡単な業務プログラムを作成できる。 自分で考えたアルゴリズムで、プログラムを作成することができる。 例示されたアルゴリズムに従って、プログラムを作成することができる。 サンプルプログラムを自分で入力して動かすことができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の前半でテキストやパワーポイントで、文法規則や原理の説明を行った後、各自のPCでプログラムの作成・コンパイル・実行などの演習を行う。演習時間中に個別の指導や対応を行うので、わからない場合は必ず質問すること。演習結果は指定のフォルダに格納すること。これにより、個別の理解度を把握します。授業中に出来なかった課題は自学自習時間で達成すること。複数の週にまたがる課題もある。提出期限を守ること。
授業の進め方・方法:
"プログラム課題の提出で100%評価する。
前期末は前期に提示した課題に対する達成度で100%評価する。
学年末は、前期・後期を通じて提示した課題に対する達成度で100%評価する。
学年末の評価が60%以上の場合に単位を認定する。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション 並列処理(スレッド)の概要
2週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション ダブルバッファリング
3週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション アニメーション1(アニメーションの基礎)
4週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション アニメーション2(花火大会のアニメーション)
5週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション アニメーション3(トリプルバッファリングとトロコイド曲線)
6週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション シミュレーション1(運動方程式の数値計算法)
7週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション シミュレーション2(運動のアニメーション)
8週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション シミュレーション3(多体問題のシミュレーション)
2ndQ
9週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション 場の表示法1(ベクトル場の表示法)
10週 並列処理とアニメーションおよびシミュレーション 場の表示法2(等高線の表示法)
11週 画像処理プログラム 画像処理の概要
12週 画像処理プログラム ヒストグラム
13週 画像処理プログラム 画像の拡大縮小
14週 画像処理プログラム 色の操作、クロマキー
15週 画像処理プログラム 空間フィルター
16週
後期
3rdQ
1週 数値計算 連立方程式の数値解法
2週 数値計算 最小二乗近似法
3週 数値計算 非線形方程式の数値解法1
4週 数値計算 非線形方程式の数値解法2
5週 数値計算 数値微分1
6週 数値計算 数値微分2
7週 再帰プログラム 色々な再帰プログラム(基礎1)
8週 再帰プログラム 色々な再帰プログラム(基礎2)
4thQ
9週 再帰プログラム 色々な再帰プログラム(再帰を用いた作図)
10週 再帰プログラム 色々な再帰プログラム(迷路探索の再帰アルゴリズム)
11週 データベースプログラム データベースとMySQLの概要
12週 データベースプログラム データベース作成の演習(1)
13週 データベースプログラム データベース作成の演習(2)
14週 データベースプログラム Javaからデータベースへのアクセス法
15週 データベースプログラム データベース管理プログラムの作成
16週

評価割合

演習課題・成果物など合計
総合評価割合100100
基礎的能力6060
専門的能力4040