都市と観光

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和05年度 (2023年度)
授業科目 都市と観光
科目番号 1601 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 メディア情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 教員作成教材
担当教員 沖田 紀子,田邊 俊朗

到達目標

1. 都市計画の歴史、都市計画の考え方、都市計画の制度、都市の諸問題等を理解し、説明できる。
2. 情報技術を活用した都市データの可視化や都市データの収集、解析方法を理解し、説明できる。
3. 観光や都市施設のファシリティマネジメント関する基本的事項を理解し、説明できる。
4. 沖縄県の観光政策について都市計画との関係性を理解し、説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な到達レベル(可)
都市計画について説明できる。都市計画の歴史、都市計画の考え方、都市計画の制度、都市の諸問題等を理解し、適切かつ十分に説明できる。都市計画の歴史、都市計画の考え方、都市計画の制度、都市の諸問題等を理解し、概ね説明できる。都市計画の歴史、都市計画の考え方、都市計画の制度、都市の諸問題等を理解している。
都市データを調査できる。情報技術を活用した都市データの可視化や都市データの収集、解析方法を理解し、適切かつ十分な調査・考察ができる。情報技術を活用した都市データの可視化や都市データの収集、解析方法を理解し、調査・考察が一定程度できる。情報技術を活用した都市データの可視化や都市データの収集、解析方法を理解している。
観光や都市施設のファシリティマネジメントについて説明できる。観光や都市施設のファシリティマネジメントに関する基本的事項を理解し、適切かつ十分に説明できる。観光や都市施設のファシリティマネジメントに関する基本的事項を理解し、概ね説明できる。観光や都市施設のファシリティマネジメントに関する基本的事項を理解している。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
都市や観光地の計画に関する基礎的事項についての理解を目的とする。都市や観光地域の最終的な目的は、「住んでより、訪れてよし、受け入れてよし」の三方よしの社会であるが、どのようなまちが三方よしのまちだろうか?本講義では、そのような視点から、まず都市計画の歴史、都市計画の考え方、都市計画の制度、都市の諸問題等について学ぶ。また、都市の現状を客観的に分析する能力として、情報技術を活用した都市データの可視化や都市データの収集、解析方法について学ぶ。それらの情報を戦略的に活用する方法の1つであるファシリティマネジメントについて学ぶ。そして、沖縄県の観光政策と前述した都市計画との関係について学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義においては、板書やプロジェクターを用いて説明する他、パソコンを使った演習を通して、理解を深める。レポート20%、中間試験40%、期末試験40%で評価し、総合評価60点以上を合格とする。
注意点:
学生自身が住んでいる地域も「都市や観光地の一部」として捉えてみましょう。日頃から身近なまち(寮や学校でも可)の様子を観察し、「住みやすい(寮や学校なら学習しやすい、楽しめるなど)」、要因や「ここは改善したい、するべき」要因を考える習慣を身につけましょう。【観光・地域共生デザインコース対応科目】

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 ガイダンス・都市計画の歴 この科目を学ぶ意義を理解し、古代~近代の都市の移り変わりについて説明できる。
2週 都市計画理論 田園都市、工業都市、ゾーニング、近隣住区理論について説明できる。
3週 都市計画法と関連法の概要 都市計画法の理念や関連する法について説明できる。
4週 土地利用計画と区域区分 日本の土地利用計画の仕組みについて説明できる。区域区分と用途地域について説明できる。
5週 観光まちづくりの交通計画 観光交通の特性と課題について説明できる。観光まちづくりの交通計画の基本について説明できる。
6週 都市と観光地の景観計画 景観形成・風景計画、用途・形態規制の仕組みについて説明できる。
7週 都市防災と復興 過去の災害による都市への影響、都市のリスクマネジメント及び都市防災計画について説明できる。
8週 中間試験
4thQ
9週 都市・観光地モデル 情報技術を活用した都市データの可視化とその活用方法について説明できる。
10週 都市と統計解析 情報技術を活用した統計解析による都市の現状について説明できる。
11週 都市施設マネジメント1 ファシリティマネジメント(FM)の基本的な考え方ついて説明できる。
12週 観光施設マネジメント2 観光施設におけるFM戦略について説明できる。
13週 持続可能なまちづくり 人口減少社会という局面において都市が抱える課題について説明できる。また、それらの課題持続可能なまちづくり計画について説明できる。
14週 沖縄のこれまでの観光まちづくり 沖縄に関するこれまでの観光政策について説明できる。
15週 沖縄の観光まちづくり 沖縄県観光振興基本計画の都市計画に関係する部分について説明できる。
16週 期末試験

評価割合

定期試験発表レポート合計
総合評価割合80020100
基礎的能力4002060
専門的能力400040
分野横断的能力0000