到達目標
環境の保全に関する基礎的な生態学関連の内容(多様性、水域・陸域環境等)及び熱帯・亜熱帯の生態系の特徴と保全について理解し説明できることを目標とする。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 最低限必要な
到達レベル(可) |
地球環境問題、生物多様性、保全を具体的に説明できる。 | 環境保全の目的を理解し、実問題に対して適切な定性的、定量的手法を選択して実践することができる。 | 環境保全の目的を理解し、適切な定量的手法を選択して実践することができる。 | 環境保全の目的を理解と手法を説明できる。 |
水域・陸域環境や沖縄周辺の生態系の現状を把握することができる。 | 身近な環境保全関連問題の要点を理解し、評価手法を柔軟に選択して実践することができる。 | 身近な環境保全関連問題の要点を理解し、評価手法を選択することができる。 | 身近な環境保全関連問題の要点を説明できる。 |
人為的な影響による生態系の撹乱や保全の手法について説明することができる。 | 環境保全関連データの意味を理解し、定性的、定量的解析を柔軟に実践することができる。 | 環境保全関連データの意味を理解し定量的解析を実践することができる。 | 環境保全関連データの意味を説明できる。 |
| | | |
| | | |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
本授業では、自然環境の現状について学び、保全するための実際の応用例について学ぶ。毎回講義形式で進めながら環境保全についての問題解決能力を養成する。
授業の進め方・方法:
各授業で課す課題レポートで100%評価し、60%以上を合格とする。
外部講師を招聘し、講義を行う場合がある。
注意点:
各授業における基本キーワードの確認と定着。各2時間×15回
授業における課題レポートの情報収集。各2時間×10回
授業における課題レポートの作成。各2時間×5回
この科目の主たる関連科目は、環境学(3年)、環境学実験(3年)、資源生物機能形態学(専1年)である。
(モデルコアカリキュラム)
・【II-E】
(学位審査基準の要件による分類・適用)
専門科目 ④ A-2群 生物工学の応用に関する科目
授業の属性・履修上の区分
授業計画
|
|
週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス.地球環境問題の現状 |
地球環境問題の種類とその特徴を学ぶ.
|
2週 |
生態工学の基礎 |
生物多様性,生態系の構造,生態系の機能について学ぶ.
|
3週 |
水環境とその保全 |
水域環境,富栄養化,自浄作用について学ぶ.
|
4週 |
土壌森林環境とその保全 |
土壌の機能と保全について学ぶ.
|
5週 |
化学物質の生態影響 |
影響評価,界面活性剤や農薬の影響について学ぶ.
|
6週 |
環境保全・浄化システムⅠ |
活性汚泥法などによる環境浄化について学ぶ.
|
7週 |
環境保全・浄化システムⅡ |
浄化槽見学を通して浄化の仕組みを学ぶ.
|
8週 |
中間試験と解説 |
中間試験の実施.
|
2ndQ |
9週 |
熱帯・亜熱帯の沿岸生態系 |
熱帯・亜熱帯の沿岸生態系について学ぶ.
|
10週 |
熱帯・亜熱帯の陸上生態系 |
熱帯・亜熱帯の陸上生態系について学ぶ.
|
11週 |
サンゴとサンゴ礁生態系 |
サンゴ礁生物の特性と保全について学ぶ.
|
12週 |
干潟・マングローブ生態系 |
干潟とマングローブの現状と保全について学ぶ.
|
13週 |
海草藻場生態系 |
海草藻場生態系について学ぶ.
|
14週 |
日本特有の自然との共生 |
里山・里海,棚田の役割について学ぶ.
|
15週 |
移入種問題 |
移入種による攪乱,絶滅危惧種の現状と保全について学ぶ.
|
16週 |
|
|
評価割合
| 定期試験 | 小テスト | レポート | その他(演習課題・発表・実技・成果物等) | 合計 |
総合評価割合 | 0 | 0 | 100 | 0 | 100 |
基礎的理解 | 0 | 0 | 40 | 0 | 40 |
応用力(実践・専門・融合) | 0 | 0 | 30 | 0 | 30 |
社会性(プレゼン・コミュニケーション・PBL) | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
主体的・継続的学習意欲 | 0 | 0 | 30 | 0 | 30 |