熱機関工学

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 2017
授業科目 熱機関工学
科目番号 6115 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学コース 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 熱機関工学(コロナ社),配布資料
担当教員 眞喜志 治

到達目標

サイクルをT-s線図で表現できる。
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。
熱の有効エネルギーを説明できる。
【V-4-A】流体の性質、流体の静止状態および運動状態での力学、熱の基本法則、熱的諸量の求め方、伝熱現象などを理解し、熱流体機器を設計・製作・使用できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
ガスタービンの基本サイクルと効率改善方法を説明できる。ガスタービンの基本サイクル、再生サイクル、再熱サイクルを説明し、各サイクル性能を計算でき、エネルギーの有効利用方法を説明できる。ガスタービンの基本サイクル、再生サイクル、再熱サイクルを説明でき、各サイクル性能を計算できる。ガスタービンの基本サイクルを説明し、サイクル性能を計算できる。
コジェネレーションシステムの現状と将来性を説明できる。コジェネレーションシステムの活用意義を説明でき、システム全体の性能を計算できる。コジェネレーションシステムの導入目的を理解し、活用方法を説明できる。コジェネレーションシステムの概略図を描くことができ、その仕組みを説明できる。
スターリングエンジンの歴史や現状を説明でき、性能計算を行うことができる。スターリングエンジンの等温モデルについて説明でき、性能計算を行うことができる。スターリングエンジンの概要を説明でき、サイクルを描くとともに等温モデルについて説明できる。スターリングエンジンの概要を説明でき、サイクルを描くことができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業の進め方・方法:
ガスタービンの構造、基本サイクルおよびガスタービンを利用したコジェネレーションシステム等について学ぶ。さらに、スターリングエンジンの性能計算等について学ぶ。
注意点:
本講義は、本科5年生開講のエネルギー変換工学で学んだ知識を基礎としているため、受講前に十分な復習を求めるものとする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 熱機関の分類と歴史について学ぶ 熱機関の分類を説明でき,歴史について概略を説明できる
2週 ガスタービンの構成と構造について学ぶ ガスタービンの構成と構造について,概略を図示でき,説明できる
3週 ガスタービンの基本サイクルについて学ぶ ガスタービンの基本サイクルについて説明でき,理論熱効率等を求めることができる
4週 再生サイクルおよび再熱サイクルについて学ぶ 再生サイクル及び再熱サイクルについて説明でき,理論熱効率等を求めることができる
5週 ガスタービンによる熱併給発電について学ぶ ガスタービンを利用したコジェネレーションについて説明できる
6週 ガスタービンと蒸気プラントの複合発電について学ぶ ガスタービンと蒸気プラントの複合発電について説明できる
7週 複合発電プラントのエクセルギー解析について学ぶ 複合発電プラントにおけるエクセルギーを解析できる
8週 コジェネレーションシステムに関する調査発表 コジェネレーションシステムについて調査結果を簡潔にまとめ,プレゼンテーションを実行できる
2ndQ
9週 スターリングエンジンの概要について学ぶ スターリングエンジンの歴史や種類について説明できる
10週 スターリングサイクルについて学ぶ スターリングサイクルについて説明でき,理論熱効率等を求めることができる
11週 スターリングサイクルの等温モデルについて学ぶ スターリングサイクルの等温モデルについて説明できる
12週 α形スターリングエンジンの性能計算について学ぶ α形スターリングエンジンの性能計算を実行できる
13週 β形スターリングエンジンの性能計算について学ぶ β形スターリングエンジンの性能計算を実行できる
14週 γ形スターリングエンジンの性能計算について学ぶ γ形スターリングエンジンの性能計算を実行できるう
15週 スターリングエンジンの図示熱効率の計算法について学ぶ スターリングエンジンの図示熱効率を求めることができる
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力6000001070
専門的能力200000525
分野横断的能力0000055