到達目標
次の4項目の習得を学習の目標とする。①工業経営における財務や、会計の基礎となる財務諸表と財務諸表分析を理解できる。②原価計算の基本手順、間接費の部門別配賦法や、製品別配分法を理解できる。③標準原価計算による原価管理を理解できる。④工業経営における需要供給連鎖(サプライチェーン)の管理の重要性と、サプライチェーンの基礎となる在庫管理、安全在庫配置問題の数理モデルを理解できる。
【Ⅳ】 工学基礎:工学リテラシーの1つとして上記知識を有し、自らの工学の分野に応用できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
工業経営における財務や会計の基礎となる財務諸表と財務諸表分析を理解できる。(機械:A-2,A-3,A-5,B-1,情報:A-2,A-3,B-1,B-2, B-3, メデ:A-1,A-2,B-1,B-2, 生物:A-2,B-1, B-2,B-3) | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、90%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、70%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、60%に到達しない。 |
評価項目2
原価計算の基本手順、間接費の部門別配賦法や製品別配分法を理解できる。(機械:A-2,A-5,B-1,情報:A-2,A-3,B-1,B-2,B-3,メデ:A-1,A-2,B-1,B-2, 生物:A-2,B-1,B-2,B-3) | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、90%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、70%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、60%に到達しない。 |
評価項目3
標準原価計算によるコストマネジメントを理解できる。(機械:A-2,A-5,B-1,情報:A-2,A-3,B-1,B-2, B-3, メデ:A-1,A-2, B-1,B-2, 生物:A-2,B-1, B-2,B-3) | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、90%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、70%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、60%に到達しない。 |
評価項目4
工業経営におけるサプライチェーンマネジメントの重要性と、サプライチェーンの基礎となる在庫管理、安全在庫配置問題の数理モデルを理解できる。(機械:A-2,A-4,A-5,B-1,情報:A-2,A-3,B-1,B-2,B-3, メデ:A-1,A-2,B-1, 生物:A-2,B-1,B-2) | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、90%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、70%の得点をあげることができる。 | 左記項目に関する課題レポートの設問に対して、60%に到達しない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育目標 (1)
説明
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教育目標 (4)
説明
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教育方法等
概要:
授業では経営財務や工業簿記の基礎として財務諸表の読み方、原価計算、損益分岐点の求め方を学習する。また、工業経営の要となるサプライチェーンの基礎として基本的な在庫管理の数理モデルと安全在庫配置問題を学習する。授業は講義形式で進める。課題や演習では計算問題を出題し、講義内容に対する理解を深める。
授業の進め方・方法:
授業は講義形式で進める。定期試験や課題レポートから講義内容に対する理解度を評価する。課題レポートの得点を50%、期末試験を50%として成績を評価し、満点の60%以上の得点で単位を認定する。
注意点:
(JABEE関連共通記述)
・ この科目はJABEE対応科目である。その他必要事項は各コースで定める。
(各科目個別記述)
・ この科目の主たる関連科目は産業創造セミナー(本科3年)、生産工学(機械本科5年)、生産工学特論(機械専攻科1年)である。
・ この科目の自学自習時間は42時間である。
(モデルコアカリキュラム)
・ 対応するモデルコアカリキュラム(MCC)の学習到達目標、学習内容およびその到達目標を【】内の記号・番号で示す。
(学位審査基準の要件による分類・適用)
科目区分 専門科目③ 関連 工学及び周辺技術等に関する科目
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
企業経営における財務と会計 |
ガイダンス、企業活動における財務と会計
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2週 |
企業会計と財務諸表 |
企業会計の役割と財務諸表の体系、貸借対照表
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3週 |
連結財務諸表 |
損益計算書、包括利益計算書、キャッシュフロー計算書
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4週 |
財務諸表と財務諸表分析 |
セグメント情報と、財務諸表分析における横断分析、時系列分析
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5週 |
原価計算 |
原価計算の概要と基本手続き
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6週 |
個別原価計算 |
原価の費目別計算と部門別計算
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7週 |
総合原価計算 |
仕掛品原価と完成品原価の計算
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8週 |
短期利益計画 |
損益分岐(CVP)分析
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2ndQ |
9週 |
予算管理と原価管理 |
予算管理と標準原価計算
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10週 |
原価管理と原価企画 |
標準原価計算とVE
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11週 |
SCMと在庫の確定的モデル |
SCMの基礎と、在庫量の確定的モデル
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12週 |
1段階在庫の確率的モデル(1) |
需要量の確率過程モデルと1段階在庫点の需要量モデル
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13週 |
1段階在庫の確率的モデル(2) |
1段階在庫点からなるサプライチェーンの在庫量の確率的モデル
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14週 |
多段階在庫の確率的モデル(1) |
多段階在庫点からなるサプライチェーンの在庫量の確率的モデル
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15週 |
多段階在庫の確率的モデル(2) |
多段階在庫の在庫量と安全在庫水準
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 小テスト | レポート | 態度 | | | 合計 |
総合評価割合 | 50 | 0 | 50 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 30 | 0 | 0 | 0 | 60 |
専門的能力 | 20 | 0 | 20 | 0 | 0 | 0 | 40 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |