画像処理特論

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 画像処理特論
科目番号 6322 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学コース 対象学年 専1
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 教科書:「これなら分かる応用数学教室」
参考書:画像処理、信号処理等に関する学術書
担当教員 當間 栄作

到達目標

- フーリエ変換の基本的な原理を理解できる。
- プログラミングによってフーリエ変換をもちいた画像処理を実践できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
最小二乗法について理解する.与えられたデータ点のみでなく,関数やベクトルに関しても最小二乗法を適用することができる.与えられたデータ点に対して最小二乗法を適用することができる.与えられたデータ点に対して最小二乗法を適用することができない.
直交関数系について理解する.右に加え,代表的な直交関数について説明することができる.直交関数系についてその概要が説明できる.直交関数系についてその概要が説明できない.
直交関数展開することができる.右に加えて,その応用を行うことができる.直交関数展開することができる.直交関数展開することができない.
フーリエ解析について直交関数の視点で理解する.右に加えて,具体的な計算を行うことができる.フーリエ級数について直交関数の視点から説明できる.フーリエ級数について直交関数の視点から説明できない.
離散フーリエ解析について理解する.右に加えて,具体的な計算を行うことができる.離散フーリエ変換について説明することができる.離散フーリエ変換について説明することができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
画像処理としての古典的手法(フィルタリング、2値化など)の理解を前提として、フーリエ変換を用いた画像処理について説明する。
授業の進め方・方法:
教科書にも基づいた資料を授業中に配布する。
成績評価のためレポート課題を課す。
注意点:

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 ガイダンスと線形代数のおさらい 線形結合,線形独立,ランクについて学ぶ.
2週 最小二乗法 データ点に対して最小二乗法を適用する.
3週 最小二乗法 関数やベクトルに対して最小二乗法を適用する.
4週 直交関数展開 関数の近似について学ぶ.
5週 直交関数展開 関数の近似について学ぶ.
6週 直交関数展開 計量空間について学ぶ.
7週 フーリエ解析 フーリエ級数と複素フーリエ級数について学び,フーリエ変換について学ぶ.
8週 フーリエ解析 フーリエ級数と複素フーリエ級数について学び,フーリエ変換について学ぶ.
4thQ
9週 フーリエ解析 パワースペクトルと自己相関関数について学ぶ.
10週 離散フーリエ解析 離散フーリエ変換について学ぶ.
11週 離散フーリエ解析 パワースペクトルと自己相関係数について学ぶ.
12週 画像処理 離散フーリエ変換を画像処理として適用する.
13週 画像処理 プログラミング
14週 画像処理 プログラミング
15週 画像処理 プログラミング
16週

評価割合

レポート合計
総合評価割合100100
基礎的能力7070
専門的能力2020
分野横断的能力1010