経済学

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 経済学
科目番号 0174 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 一般教育 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 八田幸二ほか『攻略‼日本経済改訂版』(2015・学文社)。参考書として、3年次に使用した現代社会の教科書(数研出版『高等学校現代社会』)も持参すると良い。
担当教員

到達目標

・現代社会における経済に関わる諸問題に関心を持ち、それに対する自身の考えを的確かつ論理的に表現できる。
・経済学の基本的な概念やメカニズムについて説明できる。
・経済学的な思考方法を身につける。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
現代社会における経済に関わる諸問題に関心を持ち、それに対する自身の考えを的確かつ論理的に表現できる。現代社会における経済に関わる諸問題について、自身の考えを論理的に記述できる。現代社会における経済に関わる諸問題について、自身の考えを持っている。現代社会における経済に関わる諸問題について考えようとしていない。
経済学の基本的な概念やメカニズムについて説明できる。経済学の基本的な概念やメカニズムについて説明できる。経済学の基本的な概念やメカニズムについて理解している。経済学の基本的な概念やメカニズムについて理解していない。
経済学的な思考方法を身につける。経済学的な思考方法を用いて、現代社会における経済の問題について考察できる。経済学的な思考方法が身についている。経済学的な思考方法が身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
経済学の基本的な事項について学ぶことで、社会における経済的問題について考えるための視座や思考力を身につけることを目指す。
授業の進め方・方法:
基本的には講義形式で行うが、回によっては、問題演習、グループワークや、個人での口頭発表などを取り入れる場合がありうる。学生の積極的な参加を期待する。
注意点:
・成績評価については、以下のとおりであるが、学年末の成績が60点未満の者について、別途課題等を与えるなどしたうえで、学習の成果が見られた場合は、単位取得を考えることがある。
・高専4年生=大学1年生である。高校から大学へ進む者のように、学校が変わるわけではないが、3年生までの延長のような気分では困る。高等教育機関の「学生」として振る舞うこと。
・問題演習等の課題には自力で取り組むこと。自分の頭で考えぬくこと。
・経済のメカニズムを(暗記ではなく)自分の頭で理屈を追いながら、「理解」すること。他人に分かるように説明できるようになることが、本当の意味での「理解」である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション この授業の到達目標、履修上の注意点、評価方法などについて把握する。
2週 経済主体 経済の定義、経済活動が3つの主体により行われていること、企業の役割について把握する。
3週 資本主義の確立と経済学の展開① 資本主義とはどのような概念か、社会主義と比較しながら説明できる。
これまでの経済学の歴史の概要を説明できる。
4週 資本主義の確立と経済学の展開② 資本主義とはどのような概念か、社会主義と比較しながら説明できる。
これまでの経済学の歴史の概要を説明できる。
5週 市場経済① 完全競争市場における価格メカニズムについて説明できる。
6週 市場経済② 完全競争市場における価格メカニズムについて理解し、演習問題を解くことができる。
7週 前半のまとめ これまでの学習事項を習得している。
8週 中間試験 合格点をとる。
4thQ
9週 答案返却
市場の限界
市場経済のがうまくいかない場合にはどのような場合があるか把握する。
10週 財政 財政政策のメカニズムを説明できる。
11週 金融 金融政策のメカニズムを説明できる。
12週 外国為替相場のしくみ 円高・円安になる要因や、なった場合の影響について、理屈立てて理解する。
13週 貿易 比較生産費説について理解し、演習問題を解ける。
14週 後半のまとめ これまでの学習事項を習得している。
15週 定期試験 合格点をとる。
16週 答案返却 試験の結果を踏まえ、自身の取り組みを振り返る。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオレポート小テスト合計
総合評価割合6000002020100
基礎的能力6000002020100
専門的能力00000000
分野横断的能力00000000