海技実習

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 2013
授業科目 海技実習
科目番号 0065 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実験・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 商船学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 3
教科書/教材 天気と気象、佐藤 公俊、学研
担当教員

到達目標

1.各種気象観測と気象情報の流れを説明できる。
2.各天気図の特徴と必要性を説明出来る。
3.主要な天気図記号を覚えるとともに等圧線型式を理解する。
4.地上天気図および高層天気図から必要な情報を読み取れる。
5.船舶向け気象情報について理解する。
6.各種天気予報の指針を理論的に理解し活用できる。
7.典型的な気圧配置とそれに伴う天気の特徴を説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1地上解析図で書かれていることを読み取り、その天気現象の理由を説明できる。地上解析図に書かれていることから、各地の天気現象を説明できる。地上解析図に書かれていることのうち6つ以上を説明できない。
評価項目2高層天気図で書かれていることを読み取り、その天気現象の理由を説明できる。高層天気図に書かれていることから、各地の天気現象を説明できる。高層天気図に書かれていることのうち6つ以上を説明できない。
評価項目3予想図に書かれていることを読み取り、その天気現象の理由を説明できる。予想図に書かれていることから、各地の天気現象を説明できる。予想図に書かれていることのうち6つ以上を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
学生個々人にテーマを与え、それに対して一人20分程度の板書を中心とした授業を行う形で進めていく。テーマに対してどのように授業を展開するのか事前に数回以上、担当教員と相談しながら授業の内容を学修し、自ら力をつけていく。
授業の進め方・方法:
試験は、海技試験を模擬した記述形式で行うので、学習内容を自ら文字にして説明できるように日頃から解答用紙を作成するようにすること
関連科目:鳥羽丸実習、気象通論(4年)船舶通信概論
注意点:
毎回、授業の始めに小テストを行うので、前回の講義または既に学んだことを復習しておくこと。 小テスト、その他(ノート提出等)がすべてなされていることを条件に評価するので忘れないこと
上記評価のうち、定期試験以外は授業回数によって異なり、最終的には小テストとレポート、その他(ノート提出)を4割、定期試験(6割)で評価する
1単位の学修単位科目なので実施時間数に注意してください。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
2ndQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週
後期
3rdQ
1週 天気図の種類と読み方と雲の形成 地上解析図と予想天気図の読み方と天気現象との関係を説明できる。
雲の生成要因と関連する気象現象について説明できる。
2週 天気図の種類と高層天気図 地上解析図と高層天気図以外の天気図と利用方法について具体例で
説明できる。
高層天気図の読み取りと、船舶運航への利用方法について説明できる。
3週 低気圧と高気圧 急速に発達する低気圧と台風の成因について説明し、天気図からの読み取りができる。
様々な高気圧の成因とその性質について説明し、船舶運航に影響を与える高気圧について説明できる。
4週 安定・不安定と霧の要因 大気の安定と不安定について、具体的な天気現象から説明ができる。
露点温度、霧と雲の区別、もやとの違いを説明できる。
5週 霧の種類と船舶運航、フェーン現象
船舶運航に関係する霧について、発生場所、その成因、
対応方法などを具体的に説明できる。潜熱を理解し、大気が熱を吸収する仕組みから現象を説明できる。

6週 気象用レーダと気象衛星 気象用のレーダが船舶用レーダとどのようにことなり、何に利用できるか
説明できること。
気象衛星とレーダとの区別ができ、どのように船舶運航に利用できるか説明できること。
7週 まとめ。当日の天気の天気図を使った解説 授業当日の天気現象を各種天気図(3つ以上)を用いて、船舶運航への
影響等について解説できること。
8週 定期テストとまとめ。 テストおよびまとめ
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6020001010100
基礎的能力200000020
専門的能力302000101070
分野横断的能力100000010