船舶工学

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 応用数学
科目番号 0193 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 航海造船学 海文堂
担当教員

到達目標

1. 船舶独特の測度法であるトン数や、主要寸法の決め方について説明することができる。
2. 鋼船構造について構造様式、構造部材名称を説明することができる。
3. 複雑な船体の構造がどのような荷重に対してどのように耐えうるように設計されているのか説明することができる。
4.  船舶の運用に当たって基本的な事項である復原性やトリムの各種計算法がどのような原理に基づいて導かれたものであるかを学習し、その前提や仮定、限界について理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1鋼船構造について構造様式、構造部材名称を十分に説明することができる。鋼船構造について構造様式、構造部材名称を説明することができる。鋼船構造について構造様式、構造部材名称を説明することがでない。
評価項目2船舶独特の測度法であるトン数や、主要寸法の決め方について十分に説明することができる。船舶独特の測度法であるトン数や、主要寸法の決め方について説明することができる。船舶独特の測度法であるトン数や、主要寸法の決め方について説明することができない。
評価項目3トン数・復原性やトリムの各種計算が十分にできる。トン数・復原性やトリムの各種計算ができる。トン数・復原性やトリムの各種計算ができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
船舶を運航する上で必要な船舶工学の基礎知識を学習し、船舶がどのような技術要素の上で設計・建造されているかを理解する。特に技術の背景と、その限界について正しい理解を持つようにする。
授業の進め方・方法:
講義形式の授業を行う。
注意点:
1単位で広範な船舶工学の基礎を学ぶので、少なくとも復習は欠かせない。
小テストはほぼ毎回実施する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 船の形 船型を分類することができる。
2週 トン数 総トン数を計算することができる。
3週 主要寸法 船の主要寸法を説明することができる。
4週 船体構造に関する規則 船主協会について説明することができる。
5週 船体用鋼材 船体用鋼材について説明することができる。
6週 鋼材の接合 鋼材の溶接法について説明することができる。
7週 船体強度 1 船体縦強度について説明できる。
8週 中間試験
2ndQ
9週 船体強度 2 船体横強度について説明できる。
10週 鋼材配置 1 船体強度材の名称を説明することができる。
11週 鋼材配置 2 船体構造様式を説明することができる。
12週 船体構造 1 船首材、船尾材について説明することができる。舵の分類ができる。
13週 船体構造 2 船底構造について説明することができる。
14週 船体構造 3 フレーム、ビームについて説明することができる。
15週 期末試験の解答解説
16週
後期
3rdQ
1週 理論船舶工学1 シンプソン法則により排水量を求めることができる。
2週 理論船舶工学2 ファイネンス係数を求めることができる。
3週 理論船舶工学3 水の密度が変化したときの喫水の変化量を求めることができる。
4週 理論船舶工学4 傾斜試験により船の重心を求めることができる。
5週 理論船舶工学5 復原力を計算することができる。
6週 理論船舶工学6 トリムを計算することができる。
7週 理論船舶工学7 船の横揺れ周期を求めることができる。
8週 中間試験
4thQ
9週 船舶の性能1 船体抵抗の分類ができる。
10週 船舶の性能2 摩擦抵抗を説明することができる。
11週 船舶の性能3 渦抵抗を説明することができる。
12週 船舶の性能4 造波抵抗を説明することができる。
13週 船舶の性能5 有効馬力を求めることができる。
14週 船舶の性能6 プロペラの性能について説明することができる。
15週 期末試験の解答解説
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合700010200100
基礎的能力0000000
専門的能力700010200100
分野横断的能力0000000