国語(3年)

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 国語(3年)
科目番号 0211 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 商船学科 対象学年 3
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 『国語要覧』『現代文学名作選』
担当教員

到達目標

1.国語常識を養い、語彙能力を向上させる。
2.文学史を学習し、文化的な知見を増やす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1国語常識問題に対して、発展的な初出問題に対応できる。国語常識問題に対して、授業で学習した範囲については対応できる。国語常識問題に対して、授業で学習した内容について答えられない。
評価項目2近現代文学史の作家と作品について特徴を捉え、説明できる。近現代文学の作家と作品について、特徴を捉えることができるる近現代文学の作家と作品について、正しく特徴を捉えることができない。
評価項目3中古の文学作品について特徴を捉え、説明できる。中古の文学作品について特徴を捉えることができる。中古の文学作品について特徴を捉えることができない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
国語常識問題は、年間を通じて、対義語・類義語・語句の関係性・語句の意味・故事成語・ことわざ・慣用句・文章整序等の練習問題に取り組む。これは、社会人として必要な基礎学力につなげることを目標とする。また、文学史を学ぶことにより、今後多くの文学作品に触れたとき、鑑賞力を高める一助となることを目指す。
授業の進め方・方法:
①授業は基本的に、授業時間の前半を国語常識問題、後半を文学史の講義、という二部構成で行う。
②毎回の授業開始時に、国語常識問題に取り組む。このプリントは、テストでも提出物でもないが、定期試験・確認テストの範囲となる。まじめに取り組むこと。また、配布したプリントは自分で管理すること。
③前項②の確認テストは、前期・後期にそれぞれ1回ずつ実施する。国語常識問題のプリントにある語句は正しく読めるようにしておくこと。
④授業の後半は、文学史の講義となる。ノートを取るのは当然のことであるので、ノート提出やノート点検は加点材料とはならない。
注意点:
①前期・後期ともに、「中間試験」「期末試験」「確認テスト」の3つをほぼ同等とみなして成績を算出する。
②評価割合の「その他」の40は、基本的に、確認テストの割合30と、定期試験後の授業内で作成する課題プリントの10を足した数値とする。
③評価割合で、「態度」に数値を記入していないが、テストに反映するとみなしているからである。著しく注意喚起を促される状態では、おそらくテストに対応できない。また、問題があれば、「その他」の項目で対応する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス
国語常識模擬問題
年間の授業計画と授業の進め方についての説明を聞く。
国語常識問題の模擬問題に挑戦し、現時点での自分のランクを把握する。
2週 国語常識問題〈対義語と類義語〉①
近現代文学史①
・国語常識問題〈対義語と類義語〉に取り組む。
・近現代文学史の全体の流れを復習し、それぞ
れの特徴を確認する。
3週 国語常識問題〈対義語と類義語〉②
近現代文学史②
・国語常識問題〈対義語と類義語〉に取り組む。
・写実主義から自b然主義までの作家と作品について復習する。
4週 国語常識問題〈対義語と類義語〉③
近現代文学史③
・国語常識問題〈対義語と類義語〉に取り組む。
・反自然主義から新心理主義までの流れと特徴を学ぶ。
5週 国語常識問題〈対義語と類義語〉④
近現代文学史④(森鴎外と夏目漱石)
・国語常識問題〈対義語と類義語〉に取り組む。
・反自然主義余裕派の作家について学ぶ。
6週 国語常識問題〈対義語と類義語〉⑤
近現代文学史⑤(森の作品)
・国語常識問題〈対義語と類義語〉に取り組む。
・反自然主義余裕派の作品について学ぶ。
7週 近現代文学史⑥(夏目の作品) ・反自然主義余裕派の作品について学び、その代表的な作品を鑑賞し、その特徴をつかむ。
8週 前期中間試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
2ndQ
9週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
10週 国語常識問題〈2語の関係〉①
近現代文学史⑦
・国語常識問題〈2語の関係〉に取り組む。
・反自然主義耽美派の作家について学ぶ。
11週 国語常識問題〈2語の関係〉②
近現代文学史⑧
・国語常識問題〈2語の関係〉に取り組む。
・反自然主義耽美派の作品について学ぶ。
12週 国語常識問題〈2語の関係〉③
近現代文学史⑨
・国語常識問題〈2語の関係〉に取り組む。
・反自然主義白樺派の作家について学ぶ。
13週 国語常識問題〈2語の関係〉④
近現代文学史⑩

・国語常識問題〈2語の関係〉に取り組む。
・反自然主義白樺派の作品について学ぶ。
14週 国語常識問題の確認テスト
近現代文学史⑪
・今までの国語常識問題の範囲で確認テストに取り組む。
・反自然主義耽美派、白樺派の代表的な作品を鑑賞し、その特徴をつかむ。
15週 前期定期試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
後期
3rdQ
1週 国語常識問題〈語句の意味〉①
近現代文学史⑫
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の作家と作品について学ぶ。(菊池寛)
2週 国語常識問題〈語句の意味〉②
近現代文学史⑬
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の作家とについて学ぶ。(芥川龍之介その1)
3週 国語常識問題〈語句の意味〉③
近現代文学史⑭
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の作家について学ぶ。(芥川龍之介その2)
4週 国語常識問題〈語句の意味〉④
近現代文学史⑮
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の作品について学ぶ。(芥川龍之介その3)
5週 国語常識問題〈語句の意味〉⑤
近現代文学史⑯
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の作品について学ぶ。(芥川龍之介その4)
6週 国語常識問題〈語句の意味〉⑥
近現代文学史⑰
・国語常識問題〈語句の意味〉に取り組む。
・新現実主義の代表的な作品を鑑賞し、その特徴をつかむ。
7週 近現代文学史⑱


近現代文学史⑱
・新現実主義のまとめとその後の作品について学ぶ。
8週 後期中間試験 今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
4thQ
9週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。
10週 国語常識問題〈文章整序・その他〉①
古典文学史①(中古の文学概観)
・国語常識問題〈文章整序・その他〉にとりくむ。
・中古文学について、時代背景と作品の全体的な特徴を学ぶ。
11週 国語常識問題〈文章整序・その他〉②
古典文学史②(中古の物語)
・国語常識問題〈文章整序・その他〉にとりくむ。
・中古文学について、代表的な物語の特徴を学ぶ。
12週 国語常識問題〈文章整序・その他〉③
古典文学史③(中古の歌集)
・国語常識問題〈文章整序・その他〉にとりくむ。
・中古文学について、八代集を中心に作品の特徴を学ぶ。
13週 国語常識問題〈文章整序・その他〉④
近現代文学史④(中古の日記)
・国語常識問題〈文章整序・その他〉にとりくむ。
・中古文学について、日記の筆者と作品の特徴を学ぶ。
14週 国語常識問題の確認テスト
近現代文学史⑤(中古まとめ)
・今までの国語常識問題の確認テストにとりくむ。
・中古文学の総まとめとして、全体的な特徴を確認する。
15週 後期定期試験
今までの授業をふまえ、設問に対して正しく解答する。
16週 試験の解答と解説 試験問題について、正しい解答の導き方を確認する。

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力600000400
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000