内燃機関学

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 内燃機関学
科目番号 0260 科目区分 専門 / コース必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 商船学科 対象学年 5
開設期 前期 週時間数 8
教科書/教材 長谷川静音、「舶用ディーゼル機関教範」、成山堂
担当教員

到達目標

熱力学特性、熱効率の算出ができ、運航に関わる基礎的知見が説明出来る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1出力、損失について理論的に説明出来る。内燃機関に関連する熱力学の基礎が説明できる。計算ができない。
評価項目2熱効率の評価ができる。性能評価に関わる基礎式を導出できる。計算ができない。
評価項目3運航に関わる注意事項が説明出来る。運航に関わる基礎計算が出来る。船の推進概要が理解できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・機関学概論やこれまで学んだ内燃機関だけでなく、関連機器との関係についても学習していきます。知識を積み重ね、総合的に考察できるように、復習しておくこと。
授業の進め方・方法:
・第3級海技士(機関)の内容理解を促進するため、5級程度の内容から1級の範囲も取り扱うことがあります。基本的事項をしっかりおさえ、授業で習う項目は文章で説明できるように整理すること。
・課題は期限を厳守すること。
・授業は積極的に参加し、傍聴者とならないよう努力すること。出席とともに評価します。
・定期的にノートを確認します。黒板だけでなく、コメントもノートにとること。
注意点:
計算や燃料に関する事項も取り扱うため、数学、化学の内容をしっかり復習し、わからないところは自ら解決しておくこと。また、再試験は行わないことがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 内燃機関の熱効率 サバテサイクルの熱効率が算出でき、他の熱サイクルと比較できる
2週 内燃機関の性能 平均有効圧、機械効率が理解でき、効率計算ができる
3週 内燃機関の性能 燃料消費量、燃料消費率が計算でき、性能曲線について説明できる
4週 内燃機関の性能 空気量、体積効率、充填効率について説明できる
5週 内燃機関の性能 燃料消費率、平均有効圧に及ぼす諸影響が説明できる
6週 内燃機関の故障及び損傷 代表的な損傷と損傷に伴う故障が理解でき、原因が推測できるとともに、対処方法が検討できる
7週 内燃機関の故障及び損傷 損傷・故障事例をもとに、現象が推測できる
8週 中間試験 7週までの説明ができる
2ndQ
9週 試験返却、船の運航 回転数、船速、燃料消費、出力の関係が計算できる
10週 船の運航 燃料切換、燃料消費量の計算ができる
11週 燃焼生成物と排気対策 燃焼生成物の種類と生成過程が説明できる
12週 燃焼生成物 排ガス規制と対策が説明できる
13週 内燃機関の歴史 内燃機関の発達について説明できる
14週 ディーゼル機関の主要目と開発動向 各種ディーゼル機関の概要が説明できる
15週 期末試験 14週までの説明ができる
16週 試験返却、解説 期間性能から運行関連事項が説明出来る

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合701505100100
基礎的能力205005030
専門的能力505005060
分野横断的能力05050010