工学リテラシ

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 工学リテラシ
科目番号 0005 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 1
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 かんたん合格 ITパスポート教科書 平成27年度 CBT対応 坂下夕里&ラーニング編集部 著 インプレス
担当教員

到達目標

1.技術者が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できる。
2.技術者を目指す者として、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことができる。
3.情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し活用できる。
4.高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを理解できる。
5.将来的に英文資料を読める技術者になるために、英語の絵本や文庫本を5万語以上読む。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1技術者が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を具体的な案件を自ら探し出し説明できる。技術者が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を学習した内容に基づいて説明できる。技術者が必要とされる社会的背景や重要性を理解し、社会における技術者の役割と責任を説明できない。
評価項目2技術者を目指す者として、自らのレベルに合わせた課題を実社会から取り入れ、力を合わせて取り組んでいくことができる。技術者を目指す者として、授業で取り上げた課題に力を合わせて取り組んでいくことができる。技術者を目指す者として、さまざまな課題に力を合わせて取り組んでいくことができない。
評価項目3情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し、オフィスソフトで表現力に富んだ成果物を作成することができる。情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し、一般的なオフィスソフトを活用することで表現できる。情報の意味と情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を理解し活用できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
技術者の初級教育として簡易的な実験を通じて、物理、化学、情報、工学の理論とのバランスを考え、実験的アプローチの重要性を理解する。
基本的な実験ノートの記述、及び実験レポートの作成の方法を理解させるほか、一般的なパソコン、ワープロ、表計算などの制御情報工学科に必修の操作方法を習得する。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+課題形式で行う.講義には積極的に参加し,分からないときはすぐに質問することを心がけること
・ レポートや発表の課題は、期限に遅れず準備または提出すること
・ タイピングは設定した基準をクリアできなければ,単位を認めないので注意すること
・ 図書館にある英語の絵本を積極的に活用すること
注意点:
・ すべての専門科目や実験に活用できる技術やスキルを学習する科目であるので,そのことを常に意識し取り組むこと
・ 演習(発表の準備,レポート作成作業など)は,授業時間内に完成しない場合も多いので,日ごろから空き時間等を活用し効率よく作業を行うこと
・ 発表内容に関して学内の先生に協力を頂く場合は礼儀やマナーを守ること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 コンピュータの基本操作 コンピュータの基本操作が行える.
2週 タイピング,Web検索,メール タイピング,Web検索の方法,メールの使い方を身に着ける.
3週 プレゼンテーションの作成(1) プレゼンテーションとは何か説明できる.
4週 プレゼンテーションの作成(2) パワーポイントを使用して自己紹介ができる.
5週 プレゼンテーションの作成(3) 技術者(エンジニア)とその仕事について知る.
6週 プレゼンテーションの作成(4) 技術者(エンジニア)とその仕事についてプレゼンテーションを作成する.
7週 メールとセキュリティ 個人情報とプライバシー保護の考え方について理解
し,正しく実践できる.
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ネットワークマナーと文書作成(1) 情報伝達システムの考え方について理解できる.
情報セキュリティの必要性とその対策について理解できる.
10週 ネットワークマナーと文書作成(2) インターネットの仕組みを理解し,実践的に使用できる.
相手方にメールを送り,情報交換ができる.
11週 実験ノートと表計算 実験ノートの取り方と,表計算ソフトの基礎的な使い方を知る.
12週 技術文書と技術者倫理 技術文書の書き方について知る.技術者に必要とされる倫理について説明できる.
13週 課題(1)の実践 工学において必須である基本的な物理実験を通して,与えられた課題を指示されながらこなすことが出来る.
14週 課題(1)のレポート作成 課題(1)で実践した実験のレポートを指示されながら作成することができる.
15週 課題(1)のレポートに対するフィードバック レポートの実験結果,考察から新たな問題解決法を指示されながら見出すことができる.
16週
後期
3rdQ
1週 物理量と単位系 工学で取り扱う物理量と単位系を説明できる.
2週 課題(2)の実践 工学において必須である基本的な物理実験を通して,与えられた課題を協力しながら指示を受け,こなすことが出来る.
3週 課題(2)のレポート作成 課題(2)で実践した実験のレポートを複数人と協力しながら指示を受け,作成することができる.
4週 課題(2)のレポートに対するフィードバック レポートの実験結果,考察から新たな問題解決法を複数人と協力しながら指示を受け、見出すことができる.
5週 課題(3)の実践 工学において必須である基本的な物理実験を通して,与えられた課題を複数人と協力しながら自分たちでこなすことが出来る.
6週 課題(3)のレポート作成 課題(3)で実践した実験のレポートを複数人と協力しながら自分たちで作成することができる.
7週 課題(3)のレポートに対するフィードバック レポートの実験結果,考察から新たな問題解決法を複数人と協力しながら自分たちで,見出すことができる.
8週 後期中間試験
4thQ
9週 有効数字,基数変換,論理式 有効数字,基数変換,論理式の概念を説明できる.
10週 課題(4)の実践 工学において必須である基本的な物理実験を通して,与えられた課題を自らこなすことが出来る.
11週 課題(4)のレポート作成 課題(4)で実践した実験のレポートを指示を受けずに自ら作成することができる.
12週 課題(4)のレポートに対するフィードバック レポートの実験結果,考察から新たな問題解決法を正誤に問わず,自ら見出すことができる.
13週 課題(5)の実践 工学において必須である基本的な物理実験を通して,与えられた課題を正確に自らこなすことが出来る.
14週 課題(5)のレポート作成 課題(5)で実践した実験のレポートを指示を受けずに自ら作成し,それを説明できる.
15週 課題(5)のレポートに対するフィードバック レポートの実験結果,考察から新たな問題解決法を正誤に問わず,自ら見出し,提案することができる.
16週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合5020100200100
基礎的能力20105010045
専門的能力205505035
分野横断的能力105005020