到達目標
・プログラムの実行効率を考慮して、実用的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。
・オブジェクト指向言語についての基本概念を理解し、オブジェクト指向的なプログラムを作成できる。
・コンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
プログラミングの基礎 | プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を十分に身に着けている。 | プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を身に着けている。 | プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を身に着けていない。 |
オブジェクト指向言語 | オブジェクト指向の概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解し実践できる。 | オブジェクト指向の基礎的な概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解し実践できる。 | オブジェクト指向の基礎的な概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解していない。 |
コンピュータネットワーク | コンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。 | コンピュータネットワークにおいて単純なデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。 | コンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識が身についていない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
オブジェクト指向言語を用いて、プログラミングに関する基礎的な内容から、実践的内容までをカバーする。特にオブジェクト指向に関する概念を理解し講義で使用するオブジェクト指向言語以外にも通用する知識と理解レベルを育成する。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は演習に集中すること
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅のパソコンにも統合開発環境を導入すること
・ 電子メールやLMS(Moodle)を用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
統合開発環境の基礎 実行 |
eclipseを用いてのプログラム実行ができる。
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2週 |
統合開発環境の基礎 デバッグ |
eclipseを用いて簡単なデバッグができる。
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3週 |
Java言語の基礎 式と演算子 |
式と演算子を使用できる。
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4週 |
Java言語の基礎 条件分岐と繰り返し |
制御文を用いたプログラムを作成できる。
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5週 |
Java言語の基礎 動的配列 |
静的配列と動的配列を使用できる。
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6週 |
Java言語の基礎 リスト1 |
リストを用いたプログラムを作成できる。
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7週 |
Java言語の基礎 リスト2 |
リストの使い分けができる。
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8週 |
前期中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
オブジェクト指向の基礎 クラス |
クラスからインスタンスを生成し使用することができる。
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10週 |
フィールド、メソッド |
フィールドとメソッドを理解し使用できる。
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11週 |
コンストラクタ |
コンストラクタをを理解し使用できる。
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12週 |
継承 |
継承をを理解し使用できる。
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13週 |
インターフェース |
インターフェースをを理解し使用できる。
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14週 |
オブジェクト指向言語の応用 |
オブジェクト指向を理解し説明できる。
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15週 |
ネットワークに関する基礎知識 |
通信を行うためのネットワーク設定ができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
バイトデータの送受信(TCP通信) |
TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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2週 |
文字データの送受信(TCP通信) |
TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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3週 |
クライアント要求への返信(TCP通信) |
TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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4週 |
バイトデータの送受信(UDP通信) |
UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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5週 |
文字データの送受信(UDP通信) |
UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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6週 |
クライアント要求への返信(UDP通信) |
UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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7週 |
ネットワークプログラミングの応用 |
マルチキャスト通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
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8週 |
後期中間試験 |
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4thQ |
9週 |
GUIアプリケーションの基礎1 |
グラフィックの描画を伴うプログラムを作成できる
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10週 |
GUIアプリケーションの基礎2 |
イベントドリブンなプログラムを作成できる
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11週 |
GUIアプリケーションの基礎3 |
GUIのレイアウトを適切に行える
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12週 |
応用GUIアプリケーション1 |
システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを理解している。
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13週 |
応用GUIアプリケーション2 |
ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。
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14週 |
応用GUIアプリケーション3 |
プロジェクト管理の必要性について説明することができる。
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15週 |
後期定期試験 |
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16週 |
試験返却 |
間違えた問題を正しく解くことができる
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評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 60 | 5 | 5 | 0 | 0 | 30 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 45 |
専門的能力 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 15 | 45 |
分野横断的能力 | 0 | 5 | 5 | 0 | 0 | 0 | 10 |