オブジェクト指向言語1

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 オブジェクト指向言語1
科目番号 0064 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 スッキリわかるJava入門 第2版
担当教員

到達目標

・プログラムの実行効率を考慮して、実用的なソフトウェアを標準的な手法に則って設計できる。
・オブジェクト指向言語についての基本概念を理解し、オブジェクト指向的なプログラムを作成できる。
・コンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
プログラミングの基礎プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を十分に身に着けている。プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を身に着けている。プログラムの書き方、書かれたプログラムの読み方、ソフトウェア生成に必要なツール類の仕組みと使い方を身に着けていない。
オブジェクト指向言語オブジェクト指向の概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解し実践できる。オブジェクト指向の基礎的な概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解し実践できる。オブジェクト指向の基礎的な概念や、ソフトウェアを実際に作成する標準的なプロセスについて理解していない。
コンピュータネットワークコンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。コンピュータネットワークにおいて単純なデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識を身につけ、サーバ・クライアント型の通信プログラムを作成できる。コンピュータネットワークにおいてデータの送受信を行うために必要なソケットプログラミングの知識が身についていない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
オブジェクト指向言語を用いて、プログラミングに関する基礎的な内容から、実践的内容までをカバーする。特にオブジェクト指向に関する概念を理解し講義で使用するオブジェクト指向言語以外にも通用する知識と理解レベルを育成する。
授業の進め方・方法:
・ 授業は講義+演習形式で行う、講義中は集中して聴講し、演習中は演習に集中すること
・ 毎週レポート課題を課すので、期限に遅れず提出すること
注意点:
・ 予習復習を実施しなければ十分に理解できないため、自宅のパソコンにも統合開発環境を導入すること
・ 電子メールやLMS(Moodle)を用いた連絡を適宜行うため、スマートフォンやタブレットの操作に慣れること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 統合開発環境の基礎 実行 eclipseを用いてのプログラム実行ができる。
2週 統合開発環境の基礎 デバッグ eclipseを用いて簡単なデバッグができる。
3週 Java言語の基礎 式と演算子 式と演算子を使用できる。
4週 Java言語の基礎 条件分岐と繰り返し 制御文を用いたプログラムを作成できる。
5週 Java言語の基礎 動的配列 静的配列と動的配列を使用できる。
6週 Java言語の基礎 リスト1 リストを用いたプログラムを作成できる。
7週 Java言語の基礎 リスト2 リストの使い分けができる。
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 オブジェクト指向の基礎 クラス クラスからインスタンスを生成し使用することができる。
10週 フィールド、メソッド フィールドとメソッドを理解し使用できる。
11週 コンストラクタ コンストラクタをを理解し使用できる。
12週 継承 継承をを理解し使用できる。
13週 インターフェース インターフェースをを理解し使用できる。
14週 オブジェクト指向言語の応用 オブジェクト指向を理解し説明できる。
15週 ネットワークに関する基礎知識 通信を行うためのネットワーク設定ができる
16週
後期
3rdQ
1週 バイトデータの送受信(TCP通信) TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
2週 文字データの送受信(TCP通信) TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
3週 クライアント要求への返信(TCP通信) TCP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
4週 バイトデータの送受信(UDP通信) UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
5週 文字データの送受信(UDP通信) UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
6週 クライアント要求への返信(UDP通信) UDP通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
7週 ネットワークプログラミングの応用 マルチキャスト通信を用いてバイトデータの送受信を行える。
8週 後期中間試験
4thQ
9週 GUIアプリケーションの基礎1 グラフィックの描画を伴うプログラムを作成できる
10週 GUIアプリケーションの基礎2 イベントドリブンなプログラムを作成できる
11週 GUIアプリケーションの基礎3 GUIのレイアウトを適切に行える
12週 応用GUIアプリケーション1 システム設計には、要求される機能をハードウェアとソフトウェアでどのように実現するかなどの要求の振り分けやシステム構成の決定が含まれることを理解している。
13週 応用GUIアプリケーション2 ユーザの要求に従ってシステム設計を行うプロセスを説明することができる。
14週 応用GUIアプリケーション3 プロジェクト管理の必要性について説明することができる。
15週 後期定期試験
16週 試験返却 間違えた問題を正しく解くことができる

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ課題合計
総合評価割合60550030100
基礎的能力3000001545
専門的能力3000001545
分野横断的能力05500010