機械設計工学

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 平成27年度 (2015年度)
授業科目 機械設計工学
科目番号 0069 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 制御情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自作講義ノート
担当教員

到達目標

1.ねじ、ボルト・ナットの種類、特徴、用途を説明できる。
2.軸、軸継ぎ手と軸受の種類と用途が説明できる。
3.歯車、カムとプーリーの種類と用途が説明できる。
4.機械材料や機械工作法について説明できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1機械の特徴を深く理解し、説明できる。機械の特徴を理解し、説明できる。機械の特徴を説明できない。
評価項目2金属材材料や合金について理解し、説明できる。金属材材料や合金について説明できる。金属材材料や合金について説明できない。
評価項目3機械要素や機構について理解し、説明できる。機械要素や機構について説明できる。機械要素や機構について説明できない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械設計工学は、本来は基本的な機械要素(部品)に関する強度計算や設計の能力を習得する学問である。しかし、本学科のカリキュラムには機械工学に関する科目が少なく、機械について知る機会がほとんどない。そこでこの授業では、機械の基礎知識について浅く広く講義を行う。
授業の進め方・方法:
・授業方法は講義を中心とし、特に教科書は指定しないので、ノートやメモをとり整理しておくこと。
・調べ事をするときは、学校の図書館や自宅学習でのインターネット等を有効に活用すること。
注意点:
・機械工学の基礎に関して、浅く広く講義を行うのでしっかりと習得すること。
・必要に応じてレポート(調べ事等)を課すので、期限を守り提出すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 機械と機械設計について 機械設計工学のガイダンス
2週 大力機械について 大力機械の構造と原理を説明できる
3週 輸送機械について 輸送機械とその特徴を説明できる
4週 切削破砕機械と流体機械について 切削破砕機械と流体機械の特徴を説明できる
5週 熱関係機械について(1) 熱力学の法則とガソリンエンジンの構造を説明できる
6週 熱関係機械について(2) ガソリンエンジンの作動を説明できる
7週 熱関係機械について(3) エアコン等の作動を説明できる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 計測機械と精巧作業機械について(1) 各種のメーターと温度について説明できる
10週 計測機械と精巧作業機械について(2) 計測機械と精巧作業機械の特徴を説明できる
11週 機械材料について 機械に用いられる材料と求められる条件を説明できる
12週 金属材料について 金属材料の特徴を説明できる
13週 合金について 金属材料の特徴を説明できる
14週 金属材料の機械的性質(1) 各種の材料試験について説明できる
15週 前期定期試験
16週 答案返却・解答 金属材料の機械的性質(2) 金属の熱処理について説明できる
後期
3rdQ
1週 機械工作について 材料の加工方法を簡単に説明できる
2週 機械の成り立ちについて 機構と対偶について説明できる
3週 機械要素について 機械部品の分類について説明できる
4週 結合部品について 機械部品の組み立てについて説明できる
5週 運動部品(1) 軸と軸継ぎ手について説明できる
6週 運動部品(2) クラッチと軸受の種類を説明できる
7週 運動部品(3) 歯車の種類とその特徴を説明できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 運動部品(4) カムの種類とその特徴を説明できる
10週 運動部品(5) リンク装置のメカニズムを理解し説明できる
11週 運動部品(6) 巻掛伝達装置の種類とその特徴を説明できる
12週 運動制御装置について ブレーキ、つめ車とバネの種類と特徴を説明できる
13週 流体用部品について パイプ、バルブとパッキンについて簡単に説明できる
14週 機械部品の設計 簡単な機械部品の設計計算ができる
15週 後期定期試験
16週 試験返却・解答 間違えを訂正し説明できる

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオ出席・取組状況合計
総合評価割合700001020100
基礎的能力0000000
専門的能力700001020100
分野横断的能力0000000