海事通信工学

科目基礎情報

学校 モデルコア高専5 開講年度 2018
授業科目 海事通信工学
科目番号 0111 科目区分 専門 / 選択
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 海事システム学専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 RFワールドNo.21 船舶と無線システム、CQ出版
担当教員

到達目標

国際電気通信条約および電波法など法令に遵守した運用ができるように、それらがどのようにして
制定されているのかを説明し学習する。
現在所持している無線従事者免許以外の海上無線または陸上無線技術士の国家試験受験を目標にして、知識の整理、技能の習得を行えること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1移動体の通信設備として新しい提案ができる。船舶用の通信機器のの取り扱いの指導が一人で行えること。3海通以上の資格を取得している。
評価項目2移動体の通信設備として工夫されている点について説明できる。船舶用通信機器の管理ができること。1海特以上の資格を取得している。
評価項目3船の通信設備、仕組みを他の移動体と比較して体系的に説明できない。船舶用通信機器が扱えない。 無線従事者の資格を所持していない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第3級海上通信士として必要な知識・技能を身につけるため、授業毎に指定したテーマについて
輪講形式で進めていく。授業の時に担当となった学生は、欠席することなく輪講を行うこと。
授業の進め方・方法:
輪講形式で授業を進行するので、事前に板書内容、講義内容を教員に見せ、確認を得ること。
国家試験にどのような分野がよく出題されているか、なぜそうなのかを解析して、輪講での説明に生かすこと。
国家試験の受験経験をもとに、理解できる授業を展開してほしい。
注意点:
関連する科目
本科「船舶通信概論」、「海技実務I」

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 船舶用の通信機器 通信機器の名称と形状を説明できる
2週 送信機 送信機の種類と構成を説明できる
3週 受信機 受信機の種類と構成を説明できる
4週 電源 電源の種類と平滑回路を説明できる
5週 測定 無線に関する測定法を説明できる
6週 アンテナ 海上通信で利用される種類を説明できる
7週 GMDSS機器 遭難警報を送信する機器を説明できる。
8週 遭難通信 遭難通信の扱いを説明できる
2ndQ
9週 重要通信 重要通信の定義とそれぞれの違いを説明できる
10週 データ通信 符号形式と誤り訂正を説明できる
11週 画像情報の伝送 ファクシミリ放送の仕組みを説明できる
12週 航行安全情報 ナブテックスとEGCの電文を読める
13週 無線電話 効率的な通信方法を説明できる
14週 DSC通信 利用方法と注意点を説明できる
15週 テスト これまでのまとめ
16週 まとめ 海上で通信を行うために配慮されている事項について説明できる

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合6035000095
基礎的能力205000025
専門的能力3025000055
分野横断的能力105000015